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「スティック型パソコン」ってどうなの? 使い勝手を試してみた!

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「スティック型パソコン」が世に出てから、はや数年。手のひらサイズで、しかも1万円程度のものまである、超のつくほどお値打ち感がある、いわば“プチパソコン”です。

…がしかし、新しいガジェット好きでもなければ、興味があってもスペック面に不安があったりして、「実際に使ってる」という人は意外と少ないかもしれません。かくいう筆者もそんなひとり。でも、スティック型パソコンひとつで、最低限のパソコン作業ができてしまうなら便利かも…。というわけで、実際に実機を購入して使ってみました。

メールやネットサーフィン、さらには文書や表計算ソフトなどをサクサク使えるならば、仕事道具としても充分。出張先に持っていって、ホテルのテレビに繋いで使えば、荷物を減らすことにもなりそうです! 果たしてスティック型パソコン、使えるシロモノなのか…?

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購入したのは、某社製の1万円未満で購入できるタイプ。CPUはインテル Atom Z3735F、メモリは2GBでハードディスクも32GBと、パソコンで考えると低スペックの部類です。最近では、ファンが内蔵されていたり、ややハイグレードのCPUを搭載している4〜5万円クラスのモデルも販売されています。ただ、スティック型パソコンの最大の魅力はやはり“安さ”。ということで、1万円未満にこだわりました。

手のひらサイズのパソコンとケーブル類がセット

ネットで注文して届いた商品がこちら。スマホが入っていそうなサイズの箱の中に、スティック型パソコン本体とACアダプタやケーブル類が収められています。「これがパソコン?」と言いたくなるほどコンパクト。

早速、テレビに接続します。まずスティック型パソコン本体にマウスとキーボードをつなぎ、ACアダプタをコンセントにブスリ。その後、満を持してHDMI端子をテレビに差し込みます。そして電源ボタンを押してみると…。

ご覧のように、Windows10がちゃんと起動しました(パソコンなので当たり前だけど)。そしてスティックだろうがデスクトップだろうが変わらない初期設定を終えて無線LANに接続すれば、もう普通のパソコンとして使用できそうな雰囲気です。

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ネット閲覧もメールもサクサク!

いざ使用感をチェック!…というわけで、まずはブラウザを起動してネットサーフィンをしてみます。「低スペックだし起動に時間がかかるかな…」と思いましたが、特にストレスなく普通にブラウザが開いて、あとは普通にネットが楽しめます。Yahoo!のトップページからひと通りニュースをチェックしてみましたが、何も問題ナシ。メールももちろん普通に使うことができました。

ただ、複数のタブを立ち上げてブラウジングすると、しばしば動作が停止してしまうのが玉にキズ。低スペックゆえの現象ですが、その安さを考えればやむを得ないところでしょう。

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動画を再生しても問題なし、むしろテレビの大画面が嬉しい!

では、動画再生はどうでしょうか。手軽なところでYouTube。もちろんこちらも一切のストレスなく、サクサクと再生されました。画質を最大まであげても特に問題はありません。ピコ太郎の「アッポーペン!」もテレビのスピーカーから高らかに響きます。

このスティック型パソコンの良さのひとつは、テレビに接続してしようするので大画面で動画が楽しめるということ。さらに高画質でも問題ないとなれば、本格的なドラマや映画もいいじゃない!というわけで、筆者が会員になっているNHKオンデマンドにアクセス。大河ドラマ『真田丸』をHD画質で再生してみました。テレビの大画面を活かすべく、もちろん全画面表示です!

結論から言うと、こちらもなんなく『真田丸』を見ることができました。テレビの大画面で高画質なので、パソコンで見ているというよりはテレビ放送そのものを見ているのとほぼ同じ感覚。低画質の動画を見ると逆にストレスに感じるかもしれませんが、Huluなどの動画サイトで映画やドラマを楽しむ分には何の不都合もありません。

ただ、45分にわたって『真田丸』を見た結果、少し気になったのがスティック型パソコン本体の“熱”。ファンが内蔵されていないため、本体が熱を持ってやや熱くなってしまいます。こればかりは防ぎようがありませんが、長時間の使用はなるべく避けたほうがいいかもしれません。

さて、ネットや動画ができるなら、あとは文書作成や表計算ソフトの使用です。1万円未満の激安パソコンでワードやエクセルを使うのもなんだか馬鹿らしいので、無料で使えるOpenOfficeをインストール。原稿を書いたり取材先のデータを整理したり…という作業をしてみました。

文書作成や表計算ソフトも使えるが、マルチタスクに弱点

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こちらも普通に使っている限りでは、特に大きなストレスはありません。ただ、表計算ソフトでは表組みの範囲が大きくなると少し動作が遅くなったり、文書作成でも画像を貼り付けたりすると「反応していません」の表示が出たり…というマイナス面も。またネットで調べ物をしながらの“マルチタスク”でもスピード低下が感じられました。さらに、10MBを超えるような大きな画像データを扱おうとすると、画像が表示されるまでのスピードがかなりダウン。こうした作業はあまり向いていないようです。

ちなみに、今回は有線のマウスやキーボードを使いましたが、一度有線で接続して設定をしておけば、Bluetooth機器も使用可能。USBハブを使えば外付けのUSBメモリやハードディスクも接続できます。そもそも、スティック型パソコンのHDD容量は32GBとかなり小さいので、最初からファイル保存はUSBメモリなどを使うことを前提にし、ブラウザのキャッシュなどもこまめに削除するよう心がけたほうが良さそうです。

で、筆者が実は一番気にしていた“出張先でも使えるか”というポイント。もちろん使えないことはないのですが、そもそもキーボードとマウスがなければスティック型パソコンはただの小箱。つまり、出張先でスティック型パソコンを使うためには、キーボードとマウスも持ち運ぶ必要があります。それでもノートパソコンを持ち歩くことに比べればかなり軽いので、出張先ではメール程度の簡単な作業しかしないという人ならば充分でしょう。スマホの小さな画面で我慢していたネット動画の閲覧などが、そこそこ大きいテレビ画面で楽しめるのは大きなメリットになりそうです。

ですが、筆者の場合は出張先で撮影した写真を整理したり、夜なべをして原稿を書いたりすることもしばしば。そうなると、パソコンにかなりの負担がかかることになり、ファンなしタイプでは熱問題も気になるところです。

というわけで、スティック型パソコン、使ってみてわかったのは次の通り!

・メールやネット、動画再生はストレスなし

・文書作成などもできるが、マルチタスクには弱め

・テレビの大画面で動画を楽しめるのは意外と嬉しい(テレビ見ればいいじゃんというツッコミはなしで…)

仕事で使うには少々心もとないですが、サブ機くらいの感覚ならば、充分“買って損はなし”と言えそうです。「自宅にパソコンがなく、ネットはほとんどスマホで済ます」というような人にもぴったりでしょう。1万円以下という超低価格も魅力的なスティック型パソコン、おもちゃ感覚で買ってみるのも悪くありませんよ!

(今回紹介した商品)

・スティック型パソコン

在庫をチェックする⇒

取材・文/鼠入昌史

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