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紹興酒の伝道師が織りなすアジア料理が300円から! 中国茶やアジアンスイーツファンにもじわじわ噂が広まっている【福岡・別府】

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こんなピータン、見たことない!

こんにちは、メシ通レポーターのあずま梓です。

紹興酒が好きな人は多いし、「かめ仕込みが最高」なんて言う通もいるけれど、銘柄やメーカーにまで詳しい人は珍しい。私自身、ここのマスターと話すまでは、紹興が地名だと言うことすら知らなかったわけで。

中国では蒸留酒を「白酒(バイチュウ)」、醸造酒を「黄酒(ホワンチュウ)」と言い、後者の中でもかめで長期熟成したものを「老酒(ラオチュウ)」と呼びます。そして、老酒の中でも浙江省紹興市で作られるものを、特に「紹興酒」と呼ぶのだそうです(シャンパーニュ地方で作られるスパークリングワインを、「シャンパン」と呼ぶのに似ていますね)。

無知極まりなかったわたしですが、紹興酒は大好きだし、「紹興酒に合う料理」をコンセプトにしたお店があると聞けば、行かないわけはありません。しかも、中華料理店ではないというではありませんか。

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そのお店は、別府橋のそば。地下鉄七隈線別府駅からすぐです。オープンから2年のまだ新しいきれいなお店。

学生時代、かつて済生会病院のそばの地下にあった有名店「上海文藝復興(しゃんはいルネッサンス)」でアルバイトとして中華料理と紹興酒に出合い、以来「いつか自分でお店をしたい」と夢を抱いたオーナーの冷川さん。広告代理店で営業の仕事をしたり、そこでのご縁で上海のガイドブックを発行したり、中国式リラクゼーションサロンの統括を務めたり、常に中国・上海と関わる仕事をしながら独立準備をして来られ、ついに2015年、別府の街に「マグノリアン カフェ」をオープンしました。

紹興酒の飲み比べもでき、それぞれに合わせて料理も紹介してくれ、中国茶やアジアンスイーツも豊富。リーズナブルなランチも人気、夜はちょい飲みからコース料理まで楽しみ方さまざま、という理想的なお店です。

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▲オーナーシェフの冷川さん

ここへ来て、わたしが真っ先に注文するのは、絶対これ!

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▲殻ごとピータン(300円)

この供し方、他で見たことありますか?

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専用の道具で、頭をパチンと切り取ります。カリメロの逆バージョン……。

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すくって、一口目は特製のタレをかけて。あとはスプーンで開いた穴にタレを注ぎ、プリプリの白身とトロトロの黄身とタレとを好みで絡めながら、じっくり味わいます。

ピータンは、どこへ行ってもメニューに載っていたら必ず頼みますが、ここが最高!

卵そのもののおいしさも当然ですが、スライスでは味わえないふくよかさに大満足です。これが、紹興酒に合うの何の。ビール党のわたしが、これのために一杯目から紹興酒でスタートすることもあるくらいです。

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常時5種類以上揃う紹興酒。その製法によって元紅酒、加飯酒、善醸酒、香雪酒に分かれ、日本でよく飲まれているのは加飯酒ですが、よく見るとラベルに「善醸」と書かれたものもあります。熟成年数の違いを飲み比べることもできて、自分の好みを探るのも楽しみです。

口いっぱいに頬ばるシアワセ、「ももいろ鶏」

このお店のウリは何と言っても、「ももいろ鶏」(500円)。中国で「白斬鶏(バイジャンジー)」と呼ばれる調理法で、分かりやすいよう冷川さんが日本語で名づけたそう。国産若鶏の胸肉を、徹底した温度管理でふわっふわに仕上げています。しっとり甘くて絶品! 家庭ではまねできない仕上がりに、リピート必至です。

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