アパホテルに「歴史修正主義で陰謀史観」「トンデモ歴史観で妄想を垂れ流している」 宇野常寛さんの発言が物議
1月19日に放送された日本テレビ『スッキリ!!』での、番組コメンテーターである評論家・宇野常寛さんの発言が物議を醸している。番組では、冒頭で「アパホテル客室の本に中国が反発」「”南京事件は虚構”アパホテル客室の本が波紋」というニュースをとりあげた。問題とされる書籍の内容の紹介や中国の反応、中国人旅行客へのアンケート、アパホテル側の対応などについて紹介する。
その後、司会の加藤浩次さんに、そちらについての感想を求められた経営コンサルタントの坂口孝則さんは
「商売人の基本というのは、プロ野球や政治観や歴史といった話をしないというのが僕は前提なんですね。なんだけれども、民間企業のトップが言うのは自由ですし。これはちょっと報道の仕方によると思うんですけど、今のアンケートの結果を見ても中国人がそこまでヒステリックにとらえているかというと、冷静にとらえている人も半分くらいいるわけですから。あまりこう騒ぎすぎるのもどうかという気がしますけどね」
と語る。加藤さんが
「なるほどね。自分で本を作ってて、自分で置いているという……」
と相づちを打ち、坂口さんが
「しかも、一貫していますからね、主張がずっと」
と続けた。
歴史修正主義で陰謀史観?
次に加藤さんからコメントを求められた宇野さんは
「まあ僕もたまに出張でアパホテル使いますけどね。まあ、こういうことさえしなければな、といつも思ってますよ。
僕個人としてはね、この人の歴史観てのはもう話になんないと思いますよ。”歴史修正主義”だし、”陰謀史観”だし。何やってんだともう呆れるしかないと。
まあ、あれですからね、この人たちが損するだけなんでっていう見方も出来ますよね、少なからず影響あると思いますよ。
ただまあ、ここから少しは一般的に意味のあるような教訓を引き出すんだったら、例えば中韓の、ある種の反日ナショナリズムみたいなものは現実に存在すると。ああいったものに対して、どうしたもんかなと思っている日本人がとるべきは、こういった”歴史修正主義”で対抗するんではなくて、こういった”トンデモ歴史観”をね、妄想を垂れ流して対抗するんではなくて。
やはり、こう地道な”外交努力”だったりとか”文化交流”だったりとか、まあそういったことによって信頼関係を築き上げていくことだけが唯一の解決方なんで。
こういうことやっても、ちょっとガス抜きでスッキリするだけなんでね。東アジアの歴史問題はすごくデリケートな問題なんですけど、ちょっとアプローチを間違えないで欲しいですね」
と語った。加藤さんはそれを受けて、
「そうですね、悪い形で広がらないようにして欲しいですね」
と締めくくっていた。
昨年2016年8月には、天皇陛下を「平成天皇」と書いて大炎上した宇野さん。
参考記事:【大炎上】ネットで天皇を「平成天皇」と書いて炎上 (バズプラスニュース)
https://getnews.jp/archives/1503345[リンク]
今回の発言も、ネット上ではかなり反発を買っている模様である。
※画像は『PLANETS』(http://wakusei2nd.com/)より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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