台湾の「夜市」って、何があるの?3つの夜市で食べ歩きに挑戦してみた結果

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台湾の「夜市」って、何があるの?3つの夜市で食べ歩きに挑戦してみた結果

最近お酒、足りてますか?こんにちは、ミカエルです。先日、スペインのサンミゲル市場でただひたすらベロベロに酔っ払うだけの記事を書き、なんとなく好評だったので、ミカエルの酒場巡り第二弾を勝手に企画しました。

今回は、酒好きの聖地「台湾の夜市」です!絶対楽しいじゃん!ビール、絶対おいしいじゃん!

というわけで、本日もお酒好きな皆さまのおつまみになるような記事をお届けできるよう、頑張ってリポートいたします。

ちなみに訪れたのは台北の「士林夜市」と「饒河街夜市」と、台中の「逢甲夜市」。夜市の屋台すべて食べ倒すつもりで、ご紹介します。飲むぞ〜!じゃなくて、食べるぞ〜!オー!

 

の前に、相方をご紹介

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今回の旅のお供は、肉まんの薄皮が前歯にはりついて気になっているこの人。神奈川県出身の林田さん(26歳)です。わたしの台湾弾丸旅に文句一つ言わずについてきてくれた、現代のブッダです。

それより、この「肉まんの薄皮が前歯に張り付く」現象、わかる人います?めっちゃわかってほしい。わかんない人はコンビニで肉まん買って食べてみてください。「これかwww」って絶対なる。

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ほら。絶対みんななるから。絶対。

今回は、この「肉まんの薄皮が前歯にくっつきやすいコンビ」でお送りしていきます。

 

士林夜市

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最初に訪れるのは、夜市の代名詞「士林夜市」。何がすごいって、その規模です。とにかく広範囲に渡って屋台が並んでいるので、きっと何回訪れても毎回新しい発見が見つかるはず。最寄駅は、MRT淡水信義線(レッドライン)の「劍潭」駅。みんなゾロゾロと夜市に向かっていくので、人ごみについていけば着きます。

 

探索スタート

1.美食なんちゃらって文字を発見

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この上の文字「美食なんちゃら」って書いてある看板が、世界で唯一「地下にある天国」への入り口です。市場の一階部分は、雑貨やフルーツなどが売っているお土産コーナーなので、買い物も楽しみたい方はぜひ。

2.やっぱりまずは1周回ってみる

この天国は1周ぐるっと回れるようになってます。士林先生は夜市ビギナーに優しい。サンミゲル市場同様、まずは酔っ払う前にお店の様子を伺いましょう。

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この店の数、思わずサンミゲル先生もひれ伏すレベル。

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メニューも、とにかくバラエティに富んでます。日本語で書いてあるのはかなり有難い。日本人もかなり見かけたので、流石の士林先生。知名度がピカイチ。

3.とにかくメニューが多くてめっちゃ悩む

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ちょっと得体の知れないものも多いけど、全部美味しそう。とにかくメニューが多いし、あちらこちらに美味しそうな料理が並んでるしで、士林先生は全く休む暇を与えてくれません。とにかくキョロキョロキョロキョロ…

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と、そこでお好み焼きみたいなやつを発見。何がすごいって、お好み焼き的存在を次々と作り上げていく、その手捌き。俊敏に、且つ力強く、しかし美しく、まるでその動作が生まれた時から授かっていたかのような貫禄です。見とれた。

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牡蠣オムレツというらしい。あんた、めっちゃ美味しそうやん。

5.入店

というわけで、牡蠣オムレツに一目惚れして早速入店。

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の前に、ちょっと言いたいことが。…いや、いいんだけど、全然いいんだけど、期待した私が悪いんだけど、さっきの牡蠣オムレツの写真との差、すごくない?あの写真の盛れ様は、女子高生が自分の本当の顔はこっちなんだだと錯覚したくなる近年のプリクラ機、もしくは読者モデルたちが無言で口をパクパクさせてる動画「snow」と互角やん。盛れた写真を見て、期待に胸を膨らませていた男性陣が実物を見て愕然とする気持ちも、さすがにわかるレベル。

6.いざ、実食

さてさて、大好物の牡蠣とエビが入ったオムレツをいよいよ実食。

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ドキドキ。

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ぱくっ

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「・・・・・・・」

あまり士林先生のこと、傷つけたくはない。だけど、言わねばならん、それが私の仕事だから。

あんまり(タレが)美味しくなかった。

(会社が出した公式的な「牡蠣オムレツに対する見解」ではなく、あくまで「個人の意見」です。育ちと生まれによって個人差があります。美味しい牡蠣オムレツを見つけたら教えてください。)

7.市場の外は食べ歩きが楽しい

こんな終わり方じゃ、士林先生に申し訳なさすぎる。しかも人生初の夜市、これで終わらせるわけにはいかない。というわけで、次は市場の外に出てみることに。

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もし食べ歩きが楽しみたいのであれば、屋外での屋台巡りがおすすめ。先ほど訪れた市場の地下街は、ゆっくり腰を下ろして食事がしたい人におすすめです。

市場の外は、とにかく様々な屋台がずらーっと軒を連ねる、「屋台の大名行列」。ちょっとカッコイイ言い方したかっただけなので、「屋台は移動しねえ」とかいうツッコミは控えてください。あと写真の下手さについても。

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日本のお祭りのように、射的などの屋台もたくさんあります。地元の子たちは年中お祭り気分が味わえるんだから羨ましい限り。

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青年たちが的に当たって抱き合いながら大喜びしてる瞬間。微笑ましい。微笑ましすぎる。私にだってお祭りでヨーヨーすくいして喜んでたときはあったんだけどなあ…

8.胡椒餅に挑戦

台湾へ訪れる前に、デザイナーななからおすすめされていた「胡椒餅」をついに発見。

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釜の壁面に具材を入れて丸めた生地をペタペタと貼り付けて焼きます。釜焼き版肉まん、といったところでしょうか。これは期待を裏切らないはず…

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熱すぎてびっくり、の図。

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なるほど、胡椒餅という名の通り、めちゃくちゃ胡椒が効いてます。豚肉の餡がジューシーですごく美味しい。あかん、これは危険。これはビールが止まらないやつ。市場でてから速攻セブンにてビールを調達した自分、まじ褒めたい。

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尋常じゃない熱さの肉汁。戦闘力は、小学生の頃ハマっていたゲーム『ポケモン金』で、友達からもらった99レベルのホウオウよりも遥かに上です。

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※やけどには、くれぐれも気をつけて下さい。

9.買い物も楽しい士林夜市

市場の周りには、若い女性向けの洋服屋さんがたくさんありました。日本でいうと竹下通り的な存在でしょうか。女子同士でいけば、間違いなくショッピングも楽しい。

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士林夜市で見つけた、犬服屋さん。可愛すぎません?まじで可愛い本当に可愛い。日本でわたしの帰りを待つ愛犬に着せてあげたかったんですが、初日に訪れたので「他の夜市にもあるっしょ〜」って思って買わなかったら、二度と巡り会えませんでした。

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このゼニガメとアライグマとか、可愛くないですか?え、やばくないですか?可愛すぎてもう世界征服できちゃうんじゃないかってくらい絶対可愛い、やばい。台湾に今度行かれる方、お願いなので代行で買ってきてください。死ぬ気でお礼します。本当に待ってます。

 

逢甲夜市

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お次は、台中のなかで最大規模といわれている「逢甲夜市」。

6日間の滞在中、彩虹眷村という超フォトジェニックな場所に行きたい、という相方からの女子力高めなご要望に応えるべく、台中に日帰りで行きました。

探索スタート

1.ビールを買う

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完全に現地人に紛れ込んでいてわかりにくいですが、早速ビール飲んでます。

ありがたいことに台湾はセブン、ファミリーマートなどのコンビニが日本と同じくらい多いので、みつけたらビール補給地と言わんばかりに毎回買ってました。しかも500mlが大体40元なので、150円しない。そりゃ飲むわ。

2.人多すぎ問題が深刻

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いつもなら酔っ払う前にカメラを構えるところ。ですが、この日の逢甲夜市は激混みMAX…。人が多すぎると、周りの屋台に気を取られているうちに危うく大事なビールをかけそうになるので、撮影も一苦労。

(決して、屋台の写真を撮ってなかった自分への言い訳じゃありません)

ビール片手に歩いてたら、フライドチキン屋台に並ぶ行列を発見。ビール持って歩いてるだけで、どんなおつまみでも手に入る夜市、最高すぎやしませんか?

しかもフライドチキンを待ってたら、その屋台の目の前にはエビ焼きの屋台が。はい、ちょうどシーフード、欲してました。購入。

3.人多すぎ問題が深刻

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いっつも料理の写真は欠かさないのに店構えを撮り忘れる自分の仕事力のなさ、どうにかしたい2017。

エビの方は、屋台に生のエビがいっぱい並んでいて、横にあるメニューから好きな味付けを選びました。私たちはスパイシーなレモン味をチョイス。

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最高のおつまみを目の前に、悦に浸る私。食べる前にビール2本空けてます。一体、この日何本飲んだんだろう…

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※くれぐれも、エビの触覚には気をつけましょう。

4.探索も楽しい

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逢甲夜市は、学生の街と言われているだけあって街全体が賑やかな印象。なので、夜市だけではなく周辺探索も楽しいです。

ちなみに、訪れたのが12月24日のクリスマスイヴだったからなのか、とにかく台中駅からの道路が混んでいて、通常なら10分で着くらしい道のりが行きも帰りも30分以上かかりました。台湾人はクリスマスを夜市デートするのが鉄板なのかな…

バスもあるんですが、住宅街を通る迂回経路らしく、そちらもかなり時間がかかるそう。今回の中でアクセス難易度は一番高かった…

 

饒河街夜市

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最後は、士林と並んで台北の二大夜市と言われている「饒河街夜市」です。士林と並んで台北の二大夜市と言われています。この夜市の特徴は、長くて広い一本道の真ん中にずらぁぁぁぁぁっと屋台が並んでいること。

大体ほかの夜市は逆方向に進む人とごっちゃになっているので少し歩きづらい一方、饒河街夜市は一方通行なので人とぶつかる心配はいりません。

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場所は、台鉄「松山」駅の近く。入り口のすぐ横には煌びやかな「松山慈祐宮」がどどーんと建っているので入り口を見つけるのがめっちゃ簡単。

探索スタート

1.速攻胡椒餅に並ぶ

早速、夜市の探索開始!と言いたいところですが、腹が減っては戦はできぬ。ビールのつまみがなくても戦はできません。

というわけで、入り口のすぐ下に、胡椒餅屋台に並ぶ行列を発見したので半ば反射的に並びます。

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これ行列。

後から知ったことですが、饒河街夜市名物の「福州世祖胡椒餅」だったそう。道理であんなに並んでたわけだ。

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並んでいる間に、店員さんたちがせっせと作る様子を観察できるのが楽しいです。

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ゲットできて嬉しそうな人。

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具材がぎっしり!

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ちゃんとフーフーしてます。えらい。学習能力あってよかった!

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※やっぱりやけどには注意しましょう

2.ひたすら歩く

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一本道をひたすら歩きます。ゲテモノから定番の台湾料理、はたまたアクセサリーや洋服やさんまで屋台の種類は様々。いろんなお店でついつい立ち止まりたくなるので、片道400mの道が長いこと長いこと…

でもおじいちゃんおばあちゃんの皆様、安心してください。ちゃんと席があるお店もたくさんあるので、疲れたら腰を下ろしてゆっくり食事もできます。

3.疲れる

というわけでおじいちゃんとおばあちゃんの私たちは速攻で疲労。最後の夜市なのに、食堂入っちゃいました。完全にリポーターとして失格…

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台湾料理の定番「ルーロー飯」と、唐揚げが入った麺(名前…)。このルーロー飯は完全に日本人の口に合う味付けで、めっちゃ美味しかった。右の麺は油がしつこいかと思いきや、スープが優しい味であっさりしているので食べやすかったです。

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ちなみに、日本のようにお店でおしぼりは出ないので、台湾旅行はウェットティッシュがあると便利です。というか、台湾に限らずウェットティッシュは旅に持っていくとかなり重宝します。

キレイに完食!ごちそうさまでした。台湾料理は(ほとんど)外れがないので、メニューが難解な漢字で書かれてても適当に頼めばおいしいものにありつけます。しかも全部ビールに合うから、ビールが進むこと進むこと…

 

まとめ

というわけで、気温が暑いことも手伝って、ビール飲みすぎて全然食べ歩き出来ませんでした。食い倒れじゃなくてただの飲み倒れ。後悔は…ちょっとしてます。でも、酒好きの名に恥じない行動は出来たので、めっちゃ満足です。

真面目に食レポとかしちゃったら、酒好きな読者の皆さんに申し訳ないじゃないですか。わたしは、大好きな皆さんの期待を裏切れない。だから、頑張って頑張ってビール飲み続けたんです。褒めてください。

でも、今後編集長との関係性を良好に保つことも会社の一員としては大事なことなので、もしまた訪れることがあったら、せめて各夜市の名物は流石に調べておこうと反省してます。すみません。

ちなみに、小籠包とか火鍋とかもがっつり美味しいお店で食べたんですが、今回は夜市をご紹介したので割愛しました。夜市でも結構食べたつもりだったんだけどなあ…

 

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