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若い人も知っておこう「デジタル遺品」、残しておこう「デジタル遺言」

1年のうちで12月~2月の期間は最も人の死亡率が上がり、6月~9月との差は死亡者数で約7万人以上も違うそうです。理由は、一概には言えませんが、気温が下がると風邪やインフルエンザ、呼吸器疾患が増えたり、また、寒さから血圧が高くなって心臓への負担が増えるといった理由が挙げられるとのこと…。

 

知っておこう「デジタル遺品」

 

縁起でもない前フリから本題に入りますが、あなたは「デジタル遺品」って知っていますか? 実は今、デジタル遺品に関するトラブルが急増しているそうです。そこで、今回は誰にでも分かるような初歩的なポイントをご説明します。若い人も、ぜひ、知っておくだけでも損はありません。

 

デジタル遺品とは何か?

亡くなった方が所有していた、パソコン、タブレット、スマホ・携帯電話といったデジタル機器のことです。まあ、それはわかりますよね。実は、これらは「動産」として相続対象となるんです。これを知らない人は案外多いです。親族が亡くなった際は、誰に相続させるといった遺言がない場合、協議して相続者を決めることになります。

 

では、もしもあなたのご親族が突然亡くなったと想定し、また遺言にデジタル機器に関する事柄が何も明記されていなかった場合、デジタル遺品を受けたらどんなことに困るのか?!大きなポイントは2つです。

 

1.パスワードやIDがわからない!

例えば、故人がインターネット有料サイトと契約していた場合、解約しなければ料金を支払い続けることになりますよね? 口座の履歴を見れば引き落とし先が分かることもあります。

 

ただし、サイトのID、パスワードがわからなければ解約は困難を極めます。いや、その前にPCの電源を入れて最初の画面のパスワードが分からい場合も多いんです。とにかく困りますよね。

 

 

2.最も怖い投信・FXのデータ!

今、最も厄介でトラブルになっているのは、故人が生前にインターネット上で行っていた投資信託取引や外国為替証拠金取引(FX)です。故人がこっそりやっていたら遺族は知る由もありません。これが、放置するカタチになっていると大変! どんなことになるかというと?

 

『口座に金額が残ったまま毎月資金が減って行く』とんでもない金額に儲かっている場合もありますが、減るリスクの方が高いです。追加保証金というものを求められ負債の責任を求められる最悪のケースもあります。先日、何も知らず200万円失った親族のニュースを見ました。

 

こういったデジタル遺品に関する問題は深刻化しています。知らないでは済まされず、多額の出費を背負う恐れも多分にあります。逆に、早く判れば口座に残っていたお金は遺産にもなるので、思わぬお金が舞い込んでくる可能性だってあるわけです

 

このトラブルに遭うのは「まさか夫が?」「まさか爺ちゃんが?」と驚かれるケースが多いそう。例えば、部屋にそのような類の雑誌を購読して置いてある。PCやスマホのお気に入りHPにその類の閲覧履歴が沢山ある、という場合は可能性が高いです。とにかく、一度は必ず疑って【投資・FX】に関連するデータが残っていないか調べてみてください。

 

「相続手続支援センター」へ

日経ビジネスアソシエ 2016-12-14 発売号
Fujisan.co.jpより

 

そう言われても何をどうすればいいのかわからない。という人のために、相続手続支援センターという所が全国にあって、遺産相続に関するあらゆる相談ができます。

 

地方によって機関がイロイロあるのでネットで検索するとヒットするでしょう。だいたい無料相談を受付けてくれますので、まずどんなことをすればいいか? という初歩的なことを伺ってみるには良いと思います。(※抱えた案件が難解な場合は費用がかかるようです)

 

残しておこう「デジタル(に関する)遺言」

 

それこそ、墓場まで持っていきたいくらい絶対に見られたくないものだってあるでしょう。ただし、お金が絡むものは別です。亡くなってから遺族に迷惑をかけるようなことはしたくありませんよね。

 

そこで、「デジタル遺言」というものを残しておいてはどうでしょう?

 

デジタル遺言という言葉があるかわかりませんけど、要するに、もし突然亡くなった時のことを想定し、PC、スマホのパスワード、ネット上でお金が絡む件の内容、パスワードなどを書面に残しておくんです。(※PCのWordなどに書いて残してはダメですよ、ウィルスにかかったりハッキングされたら悪用される危険があります)

 

若い人も、定期購読しているマンガサイトや、年会費を納めているショッピングサイトなど、1つや2つは自動的に口座から引き落としになっているものってあるでしょう。他人事ではありません

 

もちろん正式な遺言に残すのが最善です。ただ、そこまで正式じゃなくても、せめてメモ程度でも記してきれいな封筒に入れておくだけでも違います。何もないよりはマシですから。きっと見つけた遺族は開けてみたくなるでしょう。立つ鳥あとを濁さずとはこのことです。

 

以上を読んで頂くと、「こういうことってあるんだな」程度の知識は備わったと思います。

 

デジタル遺品関連をもっと詳しく知りたい人はネットなどで調べてみてください。今、このデジタル遺品に関する遺言を管理するソフトや、無料でそれを行うクラウドサービスも存在します。

 

お金に関連したこと以外でも、例えば、TwitterやFacebookに投稿した文章や画像などは死んでも残り続けます。家主がいないホームページだけが残って、それを見た人が連絡してきたりもします。メールアドレスだって無くした方がいいでしょう。

 

デジタルな物って便利ですけど、覚えるのと無くすのって凄く面倒です。

 

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