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私の辛さも持って行ってくれたの…? 15年間一緒に生きてきたパートナーとのお別れ

私は今妊娠9ヶ月の初マタです。昨日、彼が久しぶりに夢に出てきたので、書かせてください。

これは妊娠6ヶ月頃のお話です。

私には中学生の頃から飼っていた15歳のオスの犬がいました。

老犬ですが、これまで大きな病気をしたこともなく、足腰は弱ってきていましたが、ボケるなんてこともなく、元気でした。

私が飼いたいといって飼った犬でしたので、一番私になついていたし、言うこともきいてくれました。

私が結婚して実家を出ると毎日会うことはなくなりましたが、できるかぎり実家に顔を出して会いに行っていました。

そして、私の妊娠が発覚。つわりがひどく、旦那も仕事が忙しくて家を空ける時間が多かったので、実家にお世話になることに。

両親は共働きで、昼間は愛犬と二人きり。私の体調が悪いのが分かっているかのように寄り添ってくれました。 関連記事:心の支えは愛犬!? つわりを一緒に乗り越えたペットとの絆

2、3年前、私は病気をしました。身も心もボロボロになっていました。そんなときも、いつも一緒にいてくれて、寄り添ってくれて、元気づけてくれたのは彼でした。約2年の治療のおかげで完治することができ、今に至ります。

逆に、大きな病気したことがない彼が体調を崩したことがありました。それは私が結婚して実家を出てすぐのことです。精神的なものもあったかもしれません。

その時はすぐに実家にかけつけ、病院に連れていき、なんとか大事にならずに済みました。

こうやってお互いに支え合って生きてきました。遊んでいるときは兄弟のように、時には甘えてくる彼を子供のように思っていました。

しかし、別れは突然やってきました。

妊娠22週。つわりも落ち着き、自分の家に戻っていつも通りの生活をしていたある日。

朝から体調が優れない。しかし、その日は最後の母親教室があり、どうしても行きたかったので少し無理をして行きました。

母親教室の最中も体調は悪化する一方。なんとか終え、家に着いたときには座っていられないほどフラフラで寝込んでしまいました。すると寒気が…。

一時間ほどして熱を測ってみると38.7℃。パニックになりながらも旦那と病院に連絡。

すぐにくるようにとのことだったので急いで病院へ。

その間も寒気は止まらず、超音波検査や血液検査をしてもう一度熱を測ると、なんと39.1℃!

赤ちゃんは元気でしたが、お腹が張って、切迫早産ということでそのまま緊急入院となりました。

絶対安静で車椅子移動、そしてなんらかの感染症の疑いがあるとのことで個室に隔離されました。

旦那と両親に急いで入院の準備をしてもらったりして、3人が帰った頃には時間は22時。

食事も取れず、張り止めの点滴の副作用で動悸は激しく、高熱もあって全く寝れず。

お腹の子も暑くて辛いだろうとか、ごめんね、とか何か障害が残ったらとか、色々考えて涙が…。

入院生活は地獄でした。原因を探るため検査、検査、また検査…。

一日に4回も血液を採られることもあり、腕はアザだらけ。それだけ検査をしても何の感染症なのか、原因は全くわかりませんでした。

症状が落ち着き、母親が見舞いに来ているときのことでした。「○○(犬の名前)は元気?」と何気なく聞くと、母親の顔が一瞬曇りました。

「落ち着いて聞いてね。○○ね、今入院してるの。あんたが入院した日ね、病院から帰ってきていつも通り寝てたら、急に発作起こしてね、夜中病院連れてってそのまま入院しちゃったの。でも先生曰く、死ぬほどのものじゃないし、必ず退院できるから大丈夫。でも介護になることは覚悟してくださいって」

それを聞いた私はびっくりして泣き出してしまいました。

「○○も同じように点滴して頑張ってるよ。ほんと、一心同体だね」と母。

今すぐ飛んで行きたかったけど、行けない。早く退院して撫でてあげたい。

その後の入院生活も辛かったけど、彼も頑張ってると思うとなんとか頑張れました。これを乗り越えれば会える、もうすぐ会えると…。

しかし、願いは叶いませんでした。

入院して一週間後、私は張り止めの点滴がはずれ、あと一日二日で退院かという日の朝、突然彼の容態が悪化し、そのまま天国へいってしまいました。

いつか来る最期の時は、看取ってあげたい。15年間ずっとそう思ってきました。

あと一度でいいから抱きしめてあげたかった。

どうして会いに来てくれないのか恨んでいるんじゃないのかって思いました。

病院で泣き崩れる私。あと少しだったのに。

看護師さんも一緒に泣いてくれました。そして、先生に頼んでくれて、その日の午後、退院できることになったんです。

その日はたまたま旦那が休みだったので、動物病院まで彼を引き取りにいってくれました。

私が会えたのは箱に入った冷たくなった彼でした。本当にただ寝ているだけなんじゃないかと思うような幸せそうな顔で眠っていました。

会いに行けなくてごめんね、よく頑張ったねとたくさん撫でてあげました。

泣き崩れる家族。誰もがこんなにあっさり行ってしまうとは思っていなかったんです。

病院の先生には死ぬほどのものではないって言われていたし、何より発作を起こす直前まで元気だったから…。

あとで母に聞いた話ですが、発作を起こした日の夜(私が入院した日)、母が何度も彼を寝床に連れていってあげても、母のところに来て顔をじーっと見てくるそうなんです。

どうしたの?寝ないの?といってまた母は抱っこして寝床に連れていってあげるけど、また戻ってきて母の顔を見ては何か言いたげにしていたそうです。

もしかしたら、その時、母に「もういくね」と言っていたのか、私の身に何かあったことを察していたのかわかりません。

ただ、同じ日に入院したこと、私の熱の原因が未だに不明なこと、私が思うに、彼が全部悪いところ持っていってくれたんじゃないかと思います。

そして、私に弱っているところを見せたくなかったんじゃないかと思うんです。食が細くなり、足腰が弱っていても、家族の前では走って見せたり、元気なふりをしていたから。

お腹の子は彼の生まれ変わりだねと先生。

最初は寂しくて辛かったのですが、彼がいなくなって2ヶ月、今は不思議なくらい穏やかな気持ちで過ごしています。

またいつかどこかで会えるような気がしています…。

あれだけの高熱を出しても、赤ちゃんは今とても順調に元気に育っています。

本当に生まれ変わりだったりして…なんて思いもあったりなかったり。

あと2ヶ月後、赤ちゃんに会えるのを楽しみに、残りの妊娠生活を楽しみたいと思います。 関連記事:里帰り先で「夫に会いたい」と涙…。3週も早い出産日に立ち会えたのは、亡き父のおかげ

著者:Eri

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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