米ソング・チャート2位に急上昇! 中毒性抜群のミーゴズ「バッド・アンド・ブージー」(Song Review)

米ニュージャージー州ローレンスビル出身の3人組ヒップホップ・ユニット、ミーゴスの「バッド・アンド・ブージー」が、最新の米ビルボード・ソング・チャート(2017年1月14日付)で、前週の13位から2位へジャンプアップし、自身初のTOP10入りを果たした。
ミーゴズは、オフセット、クエヴォ、テイク・オフの3人で結成された、新星ヒップホップ・トリオで、2017年注目アーティストの1組。メンバーのクエヴォは、2016年12月9日にリリースされた、ポスト・マローンのデビュー・アルバム『ストーニー』にも参加した。ドレッド・ヘアに金のネックレス、両腕に入れたタトゥーなど、いかにもなビジュアルも、若者を中心に人気を博している。
独特なリズムの刻み方、吐息や叫声を交えた彼らのラップは、中毒性抜群。サウンドは、2016年に大ヒットした、デザイナーの「パンダ」や、D.R.A.M.の「ブロッコリー」、現在チャートを急上昇中の、アミーネの「キャロライン」でも人気を集めている、トラップ・ミュージックが使われている。
ミーゴズは、2011年8月にリリースした、ミックステープ『ジャグ・シーズン』でシーンに登場、3作目のミックステープ『Y.R.N』がラップ・チャートで74位をマークし、注目を浴びた。その後、計15作のミックステープと、シングルを14曲リリースし、2015年7月に発売された、待望のデビュー作『ユング・リッチ・ネイション』は、R&Bチャート5位、ラップ・チャートでは3位まで上昇するヒットを記録した。
そして、2017年1月27日には、2ndアルバム『カルチャー』が発売される予定で、「バッド・アンド・ブージー」は、本作からの先行シングルということになる。シングル曲としては、2014年の「ファイト・ナイト」で記録した69位が最高位だったが、この曲で一気に記録を更新、彼らのブレイク曲になったということは、言うまでもない。
フィーチャリング・ゲストとしてクレジットされているラッパー、リル・ウージー・ヴァートにとっても、初のランクインとなり、自身のソロ・ナンバー「ユー・ワズ・ライト」もヒット中。この曲も、「バッド・アンド・ブージー」に通ずるトラップ・ミュージックだ。「バッド・アンド・ブージー」の大ヒットを機に、2017年は両者の大活躍が期待されている。
Text: 本家 一成
◎「バッド・アンド・ブージー feat.リル・ウージー・ヴァート」MV
https://youtu.be/S-sJp1FfG7Q
◎リリース情報
「バッド・アンド・ブージー feat.リル・ウージー・ヴァート」
ミーゴズ
2016/10/28 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/iarIkp
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