“パラパラ”なんて家では無理! しっとりベタベタの美味しいチャーハンを作る
レシピはものすごく簡単なのに、なぜか美味しく作れない。そんな料理ってないだろうか。私のなかでそんな不思議料理のNo.1に輝いているのが、チャーハンなのである。冷蔵庫の残りものでパパッと作れるのに、パラパラのおいしいチャーハンを作るためにあれやこれやと試行錯誤している人が多すぎやしないだろうか。
おいしく作るには「炒める前に、先にご飯を溶き卵に混ぜておく」「マヨネーズも混ぜておく」とか「そもそも家庭の火力じゃ無理」とかいろいろ聞くけど……。
そもそも、なんでそんなにパラパラがいいの?
個人的には、パラパラのチャーハンって少し油っこいから、しっとりしたベチャベチャのチャーハンのほうが好きだ。最近では、そんなしっとりチャーハンを出すお店も見かけるので、なんとなく市民権を得てきている気もする。
そこでここは家メシならではの、しっとりベタベタだけどおいしいチャーハンを作ってみようと思う。
材料
ご飯
玉ねぎ 1/2個
卵 1個
塩 少々
こしょう 少々
しょうゆ 大さじ1
日本酒 小さじ1
鶏がらスープの素 大さじ1
焼豚 適量
ごま油 大さじ1
サラダ油 大さじ1
家にあるものだけでできるのがチャーハンの魅力だ。
作り方
フライパンにサラダ油とごま油をひき、みじん切りしたタマネギを炒める。
そこに溶き卵を入れ、すぐにご飯を入れて炒める。
卵が全体にまわったら具材を入れて、塩、こしょう、鶏ガラスープの素を入れて全体を炒め、しょうゆと日本酒をまわし入れる。
しっとりさせるにはある程度の水分を残しておく必要があるので、あまり炒めすぎないことがポイントだろう。
お皿に盛りつければ完成。
……見た目はめっちゃ普通! ものすごくおいしそう、というわけでもなく、一般的な家庭のチャーハンという感じがあふれ出ている。
実食
それではいただいてみます。
パラパラの本格的なチャーハンと違って、ごはんが柔らかくてお米の味がしっかり感じられる。しっとりした食感に、ガツンと調味料の味が効いていておいしい。この普通さが家庭の味という感じで落ち着く。
まとめ
しっとりベタベタのチャーハンがおいしくなるためのコツは、コク。味にコクがあることによって、うま味のあるチャーハンに感じられる。少し味付けは濃い目にしたほうが相性もよさそう。もし失敗して“しっとり”ではなく、単純にごはんがくっついてベッチャベチャになってしまったときは、あんかけチャーハンにしてしまえば問題ない。
ご飯が余ったときの鉄板メニューであるチャーハン。パラパラにチャレンジするのもいいけど、家庭ならではのベッチャベチャな味わいを楽しんでみてはいかがだろうか。
書いた人:成瀬瑛理子
神奈川県横浜市出身。編集プロダクション・プレスラボ所属の編集・ライター。お酒を飲んだら「葉っぱ1枚しか食べない」と言われるほど、アルコールが入ると少食になります。
Twitter:@naruse_e
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