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ほんとうは双子だった初めての妊娠。託された一人を倍のパワーで育てると決めた

初めて妊娠した時のことです。

妊娠検査薬で陽性反応。嬉しい反面、心拍は確認できるのか、本当に妊娠しているのかと不安もありました。

色んな気持ちを抱いたまま、旦那と行った初めての病院。

「おめでとうございます、袋が見えますね」まだ心拍は確認できなかったものの、すごく嬉しくて。

「…あれ?袋が二つ見えます」

言われた瞬間は何を言われているのか理解できなくて。

「双子ですね」

予想もしていなかった事に旦那と顔を見合わせて笑い合ったことを覚えています。

家に帰ってからは子供の話題で持ちきり。

「双子やって!子供を産むって未知の世界やけど、双子って更に未知やね」って。

その日以降、自分の気持ちがガラッと変わったかのようにお腹の子のことばかりを考えていました。

微量の出血が妊娠初期からあったこともあり、一般的には1ヶ月に一回のエコーも、私は二週間に一回。

双子やからかなとそれほど気にすることもなく、ただ重いものを持つことや無理をしないことを心がけていました。

4ヶ月に入ったとき、普段より明らかに多い出血があり、すぐに病院に行きました。

「一人、心拍が止まってる‥‥」

先生から告げられたその言葉に一瞬目の前が真っ暗になり、気づくとジワジワと涙が流れていました。

まだ触れていないのに…顔をみてもいないのに…。この前コーヒー飲んだのがダメやったのかな…この前長い時間立ってたのがダメやったのかな…。

自分が思った以上に愛おしく思ってたんやなって。 関連記事:ピコピコ光っていた、あの子。人の命のはかなさと重みを教わった最初の妊娠

もう一つの袋の子は小さめだったり、逆子だったりと小さな心配事はありましたが、順調に育ってくれました。

そして2013年3月、無事に長男出産。

ふさふさした髪に小さい顔、長くて細い指、なんともいえない独特な泣き声。

可愛くて。可愛くて!

それから1ヶ月間は実家にお世話になり、家に帰るために旦那さんが迎えに来てくれました。

道中、「ほんとうは双子やったんやよね。二人おったらどんなんやったのんやろう…」と私。

「俺はもうダメかもしれん、俺の分はお前に託すって、きっともう一人の子はこの子に託してくれたんやないかな」

涙が止まりませんでした。

旦那さんのこの言葉が、どうしようもない私のモヤモヤを軽くしてくれたように思います。

もし双子として産まれてきてくれたのならどんなんやったんやろうと考えることは今も変わりません。

でも託してもらえた分、私も倍のパワーで大切に育てようと思えます。 関連記事:エコーを撮るたび、双子の一人が消えていく…。出会ってすぐのお別れを乗り越えて

その後、長女が産まれ、今現在、私は2人のお母さんになりました。

日々、楽しいことも嬉しいことも悩めることも悲しいことも胸が苦しくなるような出来事も、たくさんの感情が襲いかかって(笑)きます。

でもそれは目に見えない私専属の神様が、きっと今の自分に必要な感情や試練を与えてくれているのだと。

私はたくさんの宝物をもらっています。

大切にしていきます。

著者:PON

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

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