ライスサラダという新しい扉を開いた!
ライスサラダ。日本ではまだまだマイナーな料理です。
「ご飯は熱々ほかほかでないと!」という声も聞こえてきそうですが、お弁当もおにぎりもお寿司もご飯は温かくありませんよね。
「ドレッシングとご飯の組み合わせに抵抗がある」という方、ドレッシングの材料からサラダ油を引けば、まんま酢飯ですよ!
つまりライスサラダはちらし寿司変形バージョンともいえるのです。
酢に加えて油分もあるので、冷えてもご飯がパサつかず、冷蔵庫での保存も可能です。具のルールもなし、好きなものを好きなだけ。火を使うこともなく、混ぜればできあがり。なのにメジャーじゃないゆえに特別感が出る、それがライスサラダです。
では早速作ってみましょうか。ライスサラダで検索すると山のようにレシピがあり、その内容も千差万別です。今回はあくまでも一例ということで。
材料(2人分) 米(普通の日本の米でOK) 2合
ロースハム薄切り 5枚
きゅうり 1本
ホールコーン お好みの量で
枝豆 お好みの量で
プチトマト 5個
ツナ 1缶
青しそ 5~10枚
みょうが お好みの量で 入れなくてもOK
【ドレッシング】 酢 大さじ4
サラダ油 大さじ1.5
砂糖 大さじ1
塩 小さじ1
材料を撮影し、いざ作り始めてから、飼っている猫がツナに反応した騒いだために、ツナを棚の上に置いていたことを思い出しました……。
今回使用したすべての材料が写っている写真はこちらです。混ぜ始めてしまったご飯、減ってしまった食材、もろもろお許しください。
この具も、あくまでも一例です。きゅうりをズッキーニにしてもいいし、おくらを入れるのもよさそうです。豆も枝豆以外だってもちろんOK、オリーブを入れても味にアクセントがつきます。かまぼこも食感に変化が出ておもしろそうですよね。みょうがだってシーズンでなければ入れなくてかまいません。
あくまでも好みを優先し、ちょっとだけ彩りを考えれば問題なしです。自分だけのレシピを作ってください。
きゅうりは軽く塩もみしておきます。面倒だったらやらなくてもいいです。
ハムときゅうりは5ミリ角でコーンと同じようなサイズに。
みょうがは薄切り、プチトマトは1/8サイズに。普通サイズのトマトは水分が出てしまうので、ここはプチトマトがおすすめです。
米は普通の水加減で炊きます。炊き上がったらドレッシングを混ぜます。
そしてご飯が冷めたら具を混ぜていきます。トマトを潰さないように気をつけて。
器に盛りつけて……、
最後に千切りにした青じそを乗せればできあがり! もうできた!
ちらし寿司の変形バージョンだけに、余ったら太巻きにしてしまうのもありです。
サラダ油をオリーブオイル、酢をワインビネガーにすると、洋風っぽい味わいになり、それもとってもおいしいです。さらに具をシーフード系でまとめれば白ワインが合いそうですよね。今回のレシピだったら、ビール、焼酎、日本酒、なんでもありです。なんてったってちらし寿司変形バージョンですから。
野菜をたくさん入れれば栄養バランスもよく、ささみを加えれば食べ応えのある1品に。
ルールがない分バリエーションが豊富で、実に自由な楽しみ方ができるのが、ライスサラダのいいところです。しかもご飯を炊く時間を除けば、調理時間は15分程度。めちゃくちゃ簡単でお手軽! 料理初心者にも強く激しくおすすめしたいメニューです。ライスサラダという新しい食の世界をぜひご体験ください!
書いた人:椿あきら
猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。 Twitter:@nananatsubaki
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