次期ヴィッツGRMNは、ヨーロッパからの帰国子女?
▲四角いインテーク付きバンパーが採用されるGRMN。2度目の発売となる今回は、フランスの工場で組み立てられ、国内には200台だけが輸入される
GRブランド立ち上げにインパクトを添える
英国ロータスの車にトヨタのエンジンが使われて久しいが、今度は逆に、そのエンジンがトヨタの車に導入される。こんな驚きの手法を用いて開発されているのが、ヴィッツへ2度目の設定となるGRMNだ。
現行ヴィッツは、2017年1月に大規模なマイナーチェンジを受け、ハイブリッドの追加と同時に延命に乗り出す。スポーツ仕様であるG’sは、いったんラインナップから消滅するが、GRブランドの名を掲げて同年秋に再登場するようだ。
GRMNは、GRブランドの立ち上げに際し、より鮮烈な印象を放つ狙いで発売される。
▲2013年に200台が限定されたヴィッツGRMNには、最高出力152psを発生する1.5Lターボが搭載されていた。当時の新車価格は270万円
ロータスチューンのエンジンを採用
冒頭で述べたように、フロントノーズには、ロータスがエリーゼに使用している1.8Lスーパーチャージャーが搭載される。ヴィッツの車格や足回りに合わせて微調整が図られ、スペックは最高出力220ps/最大トルク24.5kg−mをマークする。トランスミッションは、6速MTが組み合わされる。
17インチタイヤが備わる足回りには、ザックス製ダンパーを採用。引き締まったハンドリング性能と、突き上げの少ない角の取れた乗り心地が両立されることだろう。
エクステリアには、GRシリーズ共通のエアロバンパーが採用される。中央の四角いエアインテークと、左右の丸型フォグランプが迫力ある表情を作り出し、標準車との違いを演出。ベースは5ドアモデルか。なお、先にGRシリーズと表記したように、このバンパーはGRMNだけでなく、GRスポーツ、G’s改めGRにも用いられて、顔つきに統一感が持たされる。
▲欧州向けヤリス(ヴィッツ)を手がけているトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・フランス(TMMF)は2001年1月から稼働している工場だ
生産はフランス工場か
ロータスのエンジン搭載と並んで、注目したいのが生産拠点だ。なんと今度のGRMNは国内ではなく、欧州向けヤリス(ヴィッツ)を組み立てている、フランス工場で生産される。
一定の台数が量産され、日本向けには200台が割り当てられる。すなわち、国内では輸入車として扱われるわけだ。いまのところ、価格は前回のGRMNより70万円高い、340万円に設定される見通しだ。
※2016年12月18日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2017年10月
■全長×全幅×全高:3945×1695×1480(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+スーパーチャージャー
text&photo/マガジンX編集部
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