世界一美しいと評された「ねこ新聞」ってどんな新聞?

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世界一美しいと評された「ねこ新聞」ってどんな新聞?
J-WAVEで放送中の番組「POP UP!」(ナビゲーター:岡田マリア)のワンコーナー「PIN UP」。11月28日(月)のオンエアでは、「月刊 ねこ新聞」を紹介しました。

「月刊 ねこ新聞」は、1994年7月に創刊された、世界で唯一となる“ネコ”をテーマにした新聞です。編集長の原口緑郎さんの「心を癒す仕事をしたい」という思いから誕生しました。

タブロイド版8ページに渡る紙面の表紙を飾るのは、ネコに関する絵画と詩。紙面をめくっていくと、作家やジャーナリスト、タレント、作曲家、画家など、錚々たる著名人から一般の方まで、ネコを愛する人たちから寄せられたエッセイやストーリーの数々が綴られています。

これまでに「世界一、文学的で美しい新聞」として、ニューヨークタイムズ日本版に二度紹介されるなど、そのクオリティには定評があります。

創刊22周年を記念した200号には、これまで寄稿してきた林真理子さん、あさのあつこさん、黒木瞳さん、小池真理子さん、森村誠一さんなど各界の著名人から届いたエールが掲載されています。副編集長の原口美智代さんによると、

「広告もハウツーものの内容も入れてありません。最初に原口がこの新聞を立ち上げる時に言っていた、『夏目漱石のネコのように、世の中を斜めに見て、大人の絵本のような新聞を作りたい』というコンセプトに沿ってきました」とのこと。

原口編集長はコネを使うのが嫌いなため、これまで寄稿してきた方々には、お手紙とバックナンバーを送ることで直接オファーしてきたそうです。

「原口は、相手が偉い人であっても『同じ人間なんだし、ダメで元々だから』ということで依頼をしています」(美智代さん)

その方法は創刊以来変わらず、横尾忠則さんやビートたけしさん、清水ミチコさんなど、これまで総勢約350人の方が紙面に登場してきました。

今や、「月刊『ねこ新聞』を支える会」も存在するほど愛されていますが、新聞の歩みは決して順風満帆ではありませんでした。発行から1年で、編集長が病に倒れ休刊になってしまいます。その後、多くの方々の支援と、編集長の奥様でもある副編集長・美智代さんのサポートによって復刊しました。

世の中はインターネット社会となっていますが、「やっぱり紙にこだわりたい」というところにも、そのこだわりのほどがわかります。“ネコ”が繋いでくれた縁を大切に、そして、紙のぬくもり、めくる楽しさをなくさずに、美しく文学的な「月刊 ねこ新聞」は、これからも歩み続けます。興味を持たれた方は、「月刊 ねこ新聞」の公式サイトをぜひチェックしてみて下さい。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「POP UP!」
放送日時:月・火・水・木曜 9時−11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/popup/

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