【ガジェ通 鍋ウィーク】日本一衝撃的な鍋料理? 山口県のご当地鍋「みかん鍋」を作ってみた!
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ガジェット通信編集部で精力的においしい鍋料理を推し進めていくという「ガジェ通 鍋ウィーク」もいよいよ大詰め。
最後は日本で最も衝撃的な鍋料理とも言われている山口県のご当地鍋「みかん鍋」を作ってみることにしました!
みかんが大量に余っている人におすすめ?
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僕、ノジーマの家にはみかんの木が1本生えているのですが、今年は大量にみかんが収穫できまして、その数なんと170個超! とても1人暮らしでは食べ切れません。
友達に配ったりしてなんとか消費していますが、それでもなかなかなくならないので、どうにか有効利用をしなければ……と思いついたのがみかん鍋づくりでした。
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今まで実際に食べてみたことはありませんが、いったいどんな味がするのでしょうか。もしおいしく作ることができれば、僕と同様に自宅でみかんを収穫しすぎてしまった人や、みかんを段ボールで買ったものの悪くなってしまいそうという人におすすめできるかもしれません!
ネットで調べたレシピを参考に、実際に作ってみることにしましょう!
ベースはオーソドックスな「寄せ鍋」
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みかん鍋とは言っても、スープにみかんジュースを使ったりするわけではありません。ベースとなるのはオーソドックスな寄せ鍋。今回は寄せ鍋を作る部分は簡略化してしまいますので、市販のスープや切れている野菜セットを使用します。
まずは「みかんつみれ」を作る!
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まずはみかん鍋で最も重要な具「みかんつみれ」を作ります。こちらは白身魚のすり身にみじん切りにしたみかんの皮を混ぜるという衝撃的なものなのです。
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白身魚のすり身とみかんの皮を混ぜ合わせ、つなぎとして小麦粉と卵を入れ、さらに味噌を少々混ぜて下味をつけました。小麦粉と卵の量は白身魚の量によって増減する必要があるので、程よい固さになるまで混ぜながら確認をするといいかと思います!
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ここまで仕上がったら、早速煮立った鍋の中にみかんつみれを投入してダシを取ります。いったいどんな味になるのかドキドキしますね!
みかんをトースターで焼く!
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続いて、みかん鍋に投入するみかんをあらかじめオーブントースターで焼いておきます。みかんをトースターで焼く機会なんてそうそうありませんよね。なんだか悪いことをしている気分になりますが、とにかく焼いちゃいます。
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こちらはいい感じに焦げ目がつけば完成。だいたい7~8分くらい焼きましたかね。みかんを焼いておくことによって、鍋に入れたときの風味がいい感じになるのだとか。ちなみに本場のみかん鍋はみかんに焼き印が押されていたりして、なかなかおしゃれな感じになっています。
他の具材と焼いたみかんを鍋に投入!
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あとは用意した具材と焼きみかんを鍋に投入し、フタをしてグツグツと煮込むだけ。鍋にみかんが入るとかなりインパクトがありますね!
そして待つこと数分。いよいよ日本一衝撃的な鍋料理とも言われる「みかん鍋」が完成しました!
これが日本一衝撃的な鍋料理「みかん鍋」だ!
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鍋のふたを開けてみると、スープの色がほんのりとみかん色に染まっていることが確認できます。漂ってくる香りにも柑橘系の香りが混ざっていて、なんだかおしゃれな感じです!
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しかし、寄せ鍋のしょっぱい系の味とみかんの酸味と甘味がマッチするのかは食べてみないとなんとも言えないところ。とりあえず食べてみることにしましょう!
みかんの風味が漂う独特の味
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みかん鍋を早速食してみると、思っていたよりもみかんの味は控えめで、基本的には寄せ鍋の味。その中にほんのりとみかんの風味が感じられるという独特なものになっていました。
正直、寄せ鍋とみかんの味がハマるか怪しく感じているところはありましたが、みかんがあまり存在を主張せず引き立て役に徹していることによってしっかりと料理として成り立っている感じです。これは好き嫌いがハッキリしそうな気がしますが、嫌いな人も食べた瞬間に拒絶してしまうようなレベルではないことは明らか。ハマる人は結構ハマりそうな気がしますね!
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特に「みかんつみれ」はみかんの皮が混ざっているだけあり、みかんをダイレクトに感じられる味に仕上がっていました。食べた瞬間にみかんの風味が口の中いっぱいに広がります。とてもさわやかな口当たりで良い感じ。みかん鍋以外でもこの「みかんつみれ」は試してみてもいいかもしれません。
最後は甘味が増したみかんをデザートに!
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個人的には「意外と無難に食べられるな……」という印象を受けたみかん鍋ですが、やっぱり気になるのは鍋に入れたみかんをどのタイミングで食べればいいのかということ。
まずは他の具材と同じように食べてみようとしましたが、皮が熱くなっていてとても手ではむけません。なんとか箸を使って皮をむき、そのまま食べてみましたが、みかんの甘味が大幅にアップしていたことに驚きました。熱を加えたことによる効果なのでしょう。
しかし、甘みが増したみかんは逆に具材のひとつとして食べるのは不適切。寄せ鍋の味とは合いません。ひと通り食べ終えた後、鍋の火を止めたくらいのタイミングで食べるか、ある程度したら鍋から取り出しておくかしてしまい、最後にデザートとして食べるのが良さそうですね。
一度は試してみる価値がある「みかん鍋」
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というわけでネットで調べたレシピを参考にみかん鍋を作ってみましたがいかがでしたでしょうか。(本場の作り方と全然違ったらすみません!)
今回は用意できなかったのですが「みかん胡椒」を入れて食べるとおいしいらしいです。かわりに柚子胡椒あたりを使ってもいいかもしれませんね。あと個人的には、シメにはうどんが合うと感じました。
ほのかにみかんの風味を感じられて、見た目は色鮮やかでインパクト絶大。友達を集めて鍋パーティーをするときにはいい感じに盛り上がるかもしれません。興味のある方はぜひ一度お試しください!
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(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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