話題の「逆算手帳」開発者に聞く、夢や目標が必ず達成できる手帳の使い方

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逆算手帳
あなたは10年後の2026年、どうなっていたいですか?
「手帳にはまず、ワクワクする未来を書こう!」

そう語るのは、いま話題の「逆算手帳」開発者、コボリジュンコさんです。
※ http://www.gyakusan.net/

一方、多くの人は手帳に、
・バイトの予定
・遊びの約束
・テストの日程
のように「スケジュール」しか書いていないかもしれません。

あなたはもう来年の手帳を買いましたか?
既に何か書きましたか?
コボリさんに今回、夢を叶える手帳の活用法についてお話を伺いました。
 

みんなが未来から逆算して計画を立てていないことに驚いた

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——『逆算手帳』が大人気ですね。開発したキッカケを教えてください。

コボリジュンコ(以下、コボリ) 『あなたの夢を叶える「100年日記」』という本を出版し、関連セミナーを開催していました。『100年日記』は、夢を叶えるための日記の活用法なんですね。夢がなければ、夢は叶えられないじゃないですか。「いつまでに、こういうことを実現したい!」ということを書きましょう!とオススメしているんです。

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コボリ ところが、皆さん「5年後の自分がどうなりたいか」をなかなか書けないんです。ビックリしました。

何で書けないのだろう?と考えたら、普通の手帳って1年単位だから、計画は長くても1年分しか考えないんですよね。だから5年後、10年後どうなっているかなんて、皆さんあまり考えない。
だったら、未来のことを考えて、そこから逆算して計画を立てる手帳があれば、皆さんもできるんじゃないか。そう考えて作ったのが『逆算手帳』です。

手帳にはまず、ワクワクする未来を書こう

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——なるほど。まず未来を描き、そこから今なにをすべきかを考えるのが良いのですね。

コボリ 人生のビジョンを見える化する、それが大事なんです。
私は120歳まで生きるつもりなので、パソコンに「120歳にこうなっている」というのを入力してあるんですよ(笑)。

ここが目指すところ!というのを常に忘れないようにするために、手帳に書いて持ち歩く。目標とかゴールっていうと、何か辛いものとか苦しい感じがするのですが、そうじゃなくて見るたびにニヤニヤしちゃうような、本当にワクワクするような夢を、まず手帳に書くんです。ワクワクする未来を、常に持ち歩けるようにするんです。

実現できるか分からないくらい大きな「こうなりたい!」を描こう

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——面白いですね。でも自分の未来って、そんな簡単に思いつかない人も多いのでは?

コボリ 実現できるかどうかはさておき、ものすごく大きなビジョンを決めて、そこへ向かうようにすると良いですよ。
私の場合は「世の中をゴキゲンな人だらけにする」というのが、ものすごく大きな、強い想いなんです。それは私の北極星、目指すところ。実際にはどこまで頑張っても不機嫌な人はいるだろうな、と思いますけど(笑)、でもそうしたいんです。とにかくそっちの方向へ進んでいく。

いつも、『今から私がすることは「世の中をゴキゲンな人だらけにする」ことに近づくことだろうか?』と考えているわけですよ。すると、生き方がブレなくなります。基準があるから。

——そうか。実現できるかを気にしなくて良いなら、自分の未来について色々と思いつきそうです。

コボリ そうですよね。でもね、私が「ここへ行きたい!」と掲げるじゃないですか。すると「いいね!」って、協力者や応援者が現れるんです。それによって実現に向かうスピードが加速することを、私も実感しています。
たとえば「セミナーを東京以外にも日本中でやりたいんです!」と言い続けていたら「こちらでもやってください、手伝いますよ」と、どんどん声がかかるようになったんですよ。

夢を人に話すっていうのは、ものすごく大切。私なんて「サハラマラソンを女性最高齢で完走する」って、本に書いちゃいました(笑)。

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——え!そんなに大きな夢でも良いんですね?(笑)

コボリ そうなんです。逆算で考えるときに大切なのは、今の自分ができそうもないことでいい、ってことなんですね。制限を外すってことです。

子どもの頃、絵本を描きたいと思ってた人がいて。でもその方は大人になって「自分より絵が上手い人はたくさんいるから」と、夢を忘れていたんです。
そこへ私が「今の自分にできそうもないことでいいから、それが実現したらものすごくワクワクする!ってことを書いてみて」と言い続けていたら、「そういえば子どもの頃、絵本を作りたかったんだ」って思い出したんです。
その方は今、実際に絵本を作っているんですよ。

また別の方は、それまで走ることに全く興味なんてなかったんですが、私がマラソンをしている話をしていたら「やってみようかな?」って。
走るのを始めて1年くらいで、初めてのフルマラソンを完走しちゃったんです。すごいでしょ?大きな夢を描き、行動したら、周りからも「ものすごく変わったよね」と言われるくらい、その人は変わったんです。

「こうなりたい!」を言葉にし、行動すると実現が加速する

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——自分の将来をなかなか決められないという人に向けて、アドヴァイスはありますか?

コボリ 私も学生時代は、目先のことしか考えていませんでした。もし当時の私に今の私がアドヴァイスするとしたら、「目先のことは置いておいて、ものすっごい遠いところの目標をまずは定めなさい」と言います。
そして、進む方向がわからなくなった時は、自分がワクワクする方向へ進む。楽しい方へ、楽しい方へ進むと良いと思いますね。

夢や目標は、人に言うのが恥ずかしいくらい大きなことで良いんです。
私も「世の中をゴキゲンな人だらけにする」って初めて手帳に書いた12年前は恥ずかしくて、人に言えませんでしたよ。だって、バカみたいでしょ?おまえ何言ってんだよっていう(笑)。

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コボリ でもそれを人に言えるようになったのは、そのための行動を始めたから。試行錯誤の末、「名言コツコツ」っていうブログを始めたんです。読んでくれた人たちが、ちょっと明るい気持ちになれるように。今もずっと続けています。
すると、『私はちゃんと「世の中をゴキゲンな人だらけにする」ために進んでいる』って分かるじゃないですか。だから、その夢を人に言えるようになったんです。

何もやらずに、ただ大きな目標を言うだけなのは、恥ずかしいわけですよ。バカにされそうですし。でも、ちゃんとそれに向かって行動していたら、言えるようになるわけ。

まず自分の中で「こうだったらいいな」を言葉にしてみる。最初は人に言わなくても良い。そして、それに向かって何かちっちゃなことでもいいから始めてみる。やっているうちに、言えるようになる。すると協力してくれる人が増えて、実現へのスピードが加速していきますよ。

手帳には「やるべきこと」より「やりたいこと」を書こう

——ところで、あらためて『逆算手帳』が他の手帳と違う点はどこでしょう?

コボリ 一般的な手帳は、スケジュール管理に使いますよね。そこへ「やるべきこと」ばっかり書いていると、「やるべきこと」だけをこなす人生になってしまう。

一方、『逆算手帳』は「やりたいこと」をたくさん書いて実現していく手帳だから、「やるべきこと」だけでなく「やりたいこと」をする生き方になる。そんな違いがあります。

——「やりたいこと」と「やるべきこと」。書くときも見るときも、気分がずいぶん違いそうですね。

コボリ そうでしょ?特に、「自分には何の才能もない」と思いこんでいる人に伝えたいですね。
スポーツが得意な人はプロでやっていきたいとか、歌が上手い人は歌手になりたいとかあるじゃないですか。でも自分にはそういう才能がないと思っている人もいっぱいいると思うんです。でもね、誰でも夢を持つことはできるんです。そういうことに気づいて、「やりたいこと」をして充実した生き方ができるようになってもらえたらな、と思います。

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——『逆算手帳』は、「生きているうちに実現したいこと」を書く欄があったり、「10年逆算シート」には一番上に10年後の2026年にどうなっていたいかを書き、そこから下へ2025年、2024年、2023年と逆算して2017年まで計画を書いていくのが面白いですね。

コボリ さらにそのあとは「年間逆算シート」で12月から1月まで逆算して計画をたてるんですよ。

——夢から逆算して考え、少しでも行動していると、自分に自信がつきそうですね。

コボリ 方向が定まって、ちゃんとそっちへ進んでいると実感できれば、それが自信につながっていきますよね。先ほどの「行動すれば、大きすぎる夢も話せるようになる」というのも、行動して自信がついたから話せるようになるんですよね。

——ワクワクして行動している人の話を聞くと、こちらもワクワクしてきそうですね。

コボリ 夢を話すって、本当に大切ですよね。手帳にそれを書いてあれば整理できているから、人に話しやすいですよ。話せば周りの人もワクワクして協力してくれるようになるし、オススメです!

——さっそく私も、手帳にワクワクする未来を書いてみます。ありがとうございました!

 
※この記事はタウンワークマガジンとガジェット通信で共同制作しました。
参考:
コボリジュンコさんのブログ『名言コツコツ』

http://meigen.ko2ko2.net/

『逆算手帳』
https://www.amazon.co.jp/dp/B01KJJZUCE/

『1年後の毎日が変わる! あなたの夢を叶える「100年日記」』
https://www.amazon.co.jp/dp/4804704957/

取材・文:ホラノコウスケ 企画:ガジェット通信

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