【今週の“誰得”映画】『ギャルバサラ 戦国時代は圏外です』

毎週新しく封切りされる映画はナント約30本! 話題の大作映画から、女子が大好きラブコメディまで様々なタイプの作品がズラっと公開されます。そんな中で「こんな映画あったんだ…まさに誰得!」というトンデモ映画を毎週1本紹介していきます。

今週の“誰得”映画は『ギャルバサラ 戦国時代は圏外です』。440年前の戦国時代へタイムスリップしてしまった女子高生が、持ち前のバイタリティで数々のピンチを乗り越えていくという戦国青春ストーリーです。

有村架純さん、竹富聖花さんの若手女優ダブル主演にはじまり、SKE48の木崎ゆりあ、小木曽汐莉の映画初出演。そしてAKB48の篠田麻里子さんが豊臣秀吉の妻・寧々役とキャスト陣はアイドル好きにはたまないラインナップ。“これは俺得”という人も多いかもしれません。

しかし、特筆すべきなのはこのストーリーの既視感、拭えない“90年代”感。タイトルの“戦国時代は圏外です”の言い回し、「わたしはわたしの天下を取る!!」という気合バッチリなんだけど、実に適当なキャッチコピー。過去にいくつもアイドル映画をヒットさせた、角川映画が配給というから、この古臭いテイストもある意味納得です。

そもそも、タイムスリップしてしまった女子高生あさみは日本史が大の苦手。織田信長に出会っても「たぶん信長さん?ウグイス殺しちゃうっていう」とオトボケの一言。「それを言うならホトトギスだろっ!」という突っ込みも面倒なほどの、センスの古さを感じます。

その他にも「安土城の完成図がださい!」とデコったり、信長と写メを撮るからピースをさせたりと、“オッサンが思う女子高生像”のオンパレード。本作を手がけたのは、AKB48出演の深夜ドラマ「マジすか学園」の佐藤太監督だと言うので、「THEアイドル映画」な世界観が好きなアナタはぜひ劇場で。

それにしても、12月7日に初のセンターシングル『上からマリコ』の発売を控える、絶好調の麻里子さま。こんなトンデモ仕事もしてたのね……。

『ギャルバサラ 戦国時代は圏外です』

※画像は、『ギャルバサラ 戦国時代は圏外です』公式サイトより引用。

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「藤本エリ」が執筆しました。[リンク]
恋愛・美容・エンタメに興味津々な女ライター。日常での「クスッ」や「イラッ」を記事に出来ればと思っています。

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藤本エリ

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