ゲルギエフ&マリインスキー・オペラが来日、「若い才能をサポートしていくことが重要」
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現在、来日ツアー中のマリインスキー・オペラとワレリー・ゲルギエフが10月11日に都内にて記者会見を開催し、フェルッチョ・フルラネットらが出席した。
マリインスキー歌劇場管弦楽団が来日するのは今回が8回目のこと。演目は、ヴェルディ『ドン・カルロ』とチャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』の2作で、10月16日まで計5公演が行われる。ゲルギエフは、本ツアーを通じて若い才能を日本の聴衆に紹介していきたいと挨拶。韓国の【ピョンチャン音楽祭】との連携など現在の活動内容を紹介し、「目の前の利益だけに囚われたプログラムばかりを開催していては、音楽の歴史と伝統を壊すことにもなりかねない。子供から大人まで、全ての世代が楽しめるようなプログラムを日々開催し、音楽を子供達の生活に根付かせることが重要である」と述べた。
また、今回『ドン・カルロ』でフィリッポ2世を演じるバス歌手のフェルッチョ・フルラネットも、自身の経歴を振り返り「若い頃にモーツァルトを歌い込むことで、喉と演技力を磨くことができた。若い歌手達も、今の自分に適したレパートリーを正しく判断し、丁寧に練習を積み上げていくことを心掛けてほしい」と述べた。
その他、『ドン・カルロ』に出演するヨンフン・リー、ユリア・マトーチュキナや、『エフゲニー・オネーギン』に出演するマリア・バヤンキナ、アレクセイ・マルコフらが登壇し、日本に来れたことの感謝の気持ちを述べた。マリインスキー・オペラ来日公演は、10月12日に『ドン・カルロ』、10月15、16日に『エフゲニー・オネーギン』を東京文化会館にて開催する。
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