【本編映像】インド無限の天才“ラマヌジャン”が生んだ“1729タクシー数”とは?
インドの<アインシュタインと並ぶ無限の天才>ラマヌジャンを見出した英国人数学者。2人が起こす奇跡と友情を描いた感動の実話を描いた『奇蹟がくれた数式』が10月22日より公開となります。
本作は、第一次世界大戦下のイギリスを舞台に、英国人数学者G・H・ハーディ(ジェレミー・アイアンズ)と、インドの名もなき事務員ラマヌジャン(デヴ・パテル)という、生まれも境遇も全く違う二人の天才が出会い、かけがえのない友情と、歴史を変える数式を証明するまでを描いた実話。
今回ラマヌジャンとハーディの逸話として有名な「タクシー数」の誕生シーンを描いた本編映像が解禁となりました。
【動画】大学入試にも登場する“1729タクシー数”の有名エピソード
この場面は、ハーディとラマヌジャンによる名門ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジでの5年に渡る共同研究の結果、王立フェローという最高の名誉を獲得した後、ラマヌジャンが故郷インドに帰る別れの一コマ。
ハーディは乗っていたタクシーのナンバーが「つまらない番号」だったと告げるが、ラマヌジャンは「いいえ、先生。とても面白い番号です。2つの立方和を2通りに表せる最小の数だ」と、“1729”が持つ意味をすぐさま指摘。ラマヌジャンの天才的頭脳に改めて触れたハーディは思わず嬉しそうな笑みを浮かべます。
これは後に<ハーディ・ラマヌジャンのタクシー数>と呼ばれ、ふたりの研究を語る上で外せないエピソードとして、日本でも有名大学の入試に登場するほど。天才肌のラマヌジャンと論理的で形式にこだわるハーディが、いくつもの葛藤を乗り越え、歴史的な数式証明だけでなく、かけがえのない友情を育んでいった関係性がよく表れている場面です。
【ストーリー】
1914年、英国。ケンブリッジ大学の数学者ハーディ教授は、遠くインドから届いた一通の手紙に夢中になる。そこには驚くべき“発見”が記されていた。ハーディは差出人の事務員ラマヌジャンを大学に招聘するのだが、学歴もなく身分も低いことから教授たちは拒絶する。孤独と過労で、重い病に倒れてしまうラマヌジャンの代わりに、ハーディは奇蹟の証明に立ち上がる──。
10/22(土)角川シネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、角川シネマ新宿他全国公開。
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。