アルカラ×女王蜂【IchigoIchie Join 4】銅鑼の音&極彩色の羽で“一期一会の夜”終演
2016年10月3日、恵比寿LIQUIDROOMにて行われた【IchigoIchie Join 4】にアルカラと女王蜂が出演。同郷出身2組の初共演が実現した。
このライブは、10月9日に初めて大阪でも開催される【ビクターロック祭り】の番外編として開催された。先攻はアルカラ。SEに用いた女王蜂「デスコ」に合わせフロア前方でジュリ扇が振られる中、白いジュリ扇を片手に持った稲村太佑(vo,g)はメンバーと共に登場し、「どうも、みつばちハッチです。最後までよろしく」という挨拶でライブをスタートさせた。
序盤に高速チューンを連打して場をがっちりつかみ、中盤で「本日お集まりのみなさまにプレゼントがあります。アルカラ、新曲持ってきたでえ!」と、フジテレビ系アニメ『ドラゴンボール超』エンディングテーマ曲「炒飯MUSIC」を披露。アニメに寄せて作ったと思しき歌詞や曲調だが、強烈にアルカラテイストな曲でもあり、最後は稲村が銅鑼を叩いてシメる。それと同時に突入した「わ、ダメだよ」でさらにフロアに火をつけ、「新曲やる言われたところで、今日女王蜂観に来てアルカラ見せられてる人からしたら全部新曲なんですけど!と思ってから10分経ちました、アルカラです!」と笑わせた。
その後も、「ドラを叩きたくて今このバチを持ったんやけど、(スタッフに)下げられてしまいました!」と嘆いたり、「今日の対バンヤバない?」と、女王蜂とは地元が一緒で使っている駅も一緒だったりすることを話したりしつつ、「アブノーマルが足りない」「半径30cmの中を知らない」「秘密基地」とライブ・アンセムを連打し、「一期一会にもっともふさわしい曲だと思います」と「秘密基地」に突入。その後、アルカラのレパートリーの中で群を抜いてストレートな「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」でもう一度フロアの温度を上げ放題上げてから終了した。
続く女王蜂は、真っ赤な照明の中、メンバー3人とサポートのみーちゃん(key)で演奏スタート。アヴちゃん(vo)の姿は見えないが声だけが響く状態がしばらく続いたのち、首にタンバリンをかけた稲村太佑スタイルで登場すると、最新シングルのダンス・チューン「金星」。かと思えばワンコーラスでパッと曲を止め、ドス効いた声で「どうも、女王蜂です」とあいさつするや否や次の曲へ突入、というのはおなじみの展開だが、アルカラ「キャッチーを科学する」を歌い出すとオーディエンスが湧く。そして「ヴィーナス」「一騎討ち」をたたみかけ、「次の曲、一緒に歌ってもらえますか」と「もう一度欲しがって」でシンガロングを起こす。曲前にアヴちゃんがジャケットを脱ぎ、2サビ前でズボンを脱いで美脚を露わにした「デスコ」ではフロアが力いっぱいはじけ、「足りないまだまだ足りないアブノーマルが足りない!」とあおって突入した「く・ち・づ・け」でさらにはじける。
「神戸、東灘あたりの人間の特徴として、すっごい品がいいねんけど下劣、というのが共通してると思います」とオーディエンスを湧かせ、「関西弁の曲を歌って帰ります。最後にみんなで関西弁をおぼえて帰りましょう」と「子供が聴くと夜泣きする」「そして熱が出る」女王蜂初期の出世作「告げ口」をぶちかまして本編は終了した。
アンコールでは、「一期一会といわずまた逢いましょう!」と言って「バブル」をプレイ。ほぼフルコーラス終わりかけたところでまた曲が始まってアルカラの4人が登場。ステージの上でもジュリ扇が力の限り振られまくった末に、この濃密な時間は終了した。最後に稲村はジュリ扇を、アヴちゃんはタンバリンをフロアに投げるフリをしてから、ステージを去った。
Photograh by Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)
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