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チキパ、現体制での思い出の地 スカイデッキ広場イベントに見る“超えなければならない課題”

チキパ、現体制での思い出の地 スカイデッキ広場イベントに見る“超えなければならない課題”

 Cheeky Paradeが、9月17日に東武百貨店 池袋店8F 屋上 スカイデッキ広場にて、ニューシングル『Hands up!』の発売記念ミニライブを開催した。

各メンバーのソロカットなど計30枚

 この日のセットリストは、島崎莉乃が選曲。休日の東武百貨店屋上ということで、多くのファン、そして家族連れが詰めかける中、溝呂木世蘭が「あの、後ろのご飯食べてる人も!」と、広場の隅々まで声をかけて、1曲目の「Tactics」で、まずは可愛らしいチキパを披露。クラップとメンバーの名前を呼ぶファンからの声も飛んで、チキパらしさ溢れるステージがスタートする。

 さらに、スカイデッキ広場がコール&MIX全面禁止の会場“ではない”ことを受けて「今日は声出していいんだよ?」と、渡辺亜紗美が会場を煽ると、会場全体で「Let’s Party !」。みんなでタオルを振って盛り上がるサビに突入すれば、メンバーはステージから駆け下りて、観覧エリアでファンと一緒に笑顔で場内はじけてみせる。さらに、親に連れられて屋上にたまたま来ていた子供たちがピョンピョンと飛び跳ねている姿まで。なお、会場はジャンプ禁止だが、小さい子供たちがチキパの楽しげなパフォーマンスを見てテンションが上がっての“ピョンピョン”はご愛嬌というものである。

 「失敗したこと」の目が「失則したこと」になっている、リリースイベント恒例のサイコロトーク。この3月に終了した“あの伝説のお昼の番組”をリスペクトして、「もう、ぺんぺんぷんぷん」と、謎の掛け声を求めた小鷹狩百花が発表したのは、「イラッとしたこと」。歩くのが速いという彼女は、買い物客と観光客が多い原宿では自分のペースで歩くことができず、周りの歩行者を追い抜こうとしてもそのスペースもままならないため、イラッとしつつ、結果としてステップを踏んでしまっていることがあると告白。そんなトークに観客から笑いと拍手が起こると、「このサイコロトークで拍手が起こったの初めて!」と驚くメンバーたち。そして「もものトークで世界は救えると思う!」と、謎の自信に溢れたコメントを残した小鷹狩百花だった。

 「カラフルスターライト」からの後半戦。ラインダンスも飛び出す、このとびっきり明るいアッパチューンで、彼女たちは、コトバで通じ合えなくてもココロを踊らせようと説き、夢は夢で終わらせることなく叶えようと訴え、体いっぱい使って希望を跳ねさせる。

 そしてチキパが限界突破する最新曲「Hands up!」。この超攻撃的サウンドで、巷ではすっかり“超人”疑惑が持ち上がっている永井日菜を筆頭に、7人は重力を完全無視。昂ぶるビートに関根優那が吠え続けると、観客側もチキパの剥き出しの本能に煽られて、連鎖反応のように“Hands up!”の光景を描き出した。

 第1部よりも明らかに初めてチキパを観る観客、久しぶりにチキパのミニライブに足を運んだ人が増えた、16時からの第2部。そのオープニングを飾ったのは「SKY GATE」。ファンの間では言わずと知れた、現在ロサンゼルス留学中の山本真凜と鈴木真梨耶が、留学前に参加した9人体制一旦ラストのシングルだ。思えば同曲のリリースイベントと、留学組ふたりのLA視察が重なり、初めて7人体制での「SKY GATE」を披露したのも、このスカイデッキ広場だった。

 ロサンゼルスにもつながっている空に一番近いステージで、Cheeky Paradeは「SKY GATE」を歌い上げる。9人から7人へ。たったふたりがこの場所にいないだけ。しかしこの2という数字が、数字以上の大きさであったことを、この7人は誰よりも知っている。だからこそ7人は、9人とは違うCheeky Paradeを作っていかなければならないし、9人のCheeky Paradeを超えていかなければならない。

 言うまでもなく、彼女たちは、ただふたりの帰りを待つだけのアンドロイド(=機械仕掛けの人形)ではないのである。

 ところで、留学前は山本真凜が歌っていた<機械仕掛けの夢なんて 手にしたくない>というDメロを、現体制で歌うのは、関根優那。親友と認め合うふたりの間で、このパートは歌い継がれることになった(ちなみに「カラフルスターライト」のワンコーラス目も関根が山本のパートを引き継いでいる)。

 関根が山本のパートを歌う時、一体、何を思うのか。それは本人にしかわからない。しかし、ひとつ言えることは、7人体制になって、そのパートを引き継いだ以上、関根優那は、山本真凜を超えなければならない。鈴木友梨耶と永井日菜という、感情をストレートに表現するボーカルを従えながら、その対極に位置して恐ろしいほどの安定感でチキパのパフォーマンスの核となり続けた山本真凜を、関根優那は超えなければならない。与えられた課題は、我々が想像するよりもずっとハードなものだ。

 克服への突破口は、彼女自身が知っている。山本真凜のそばで、親友として山本真凜のそばにいた関根優那なら、チキパのデビュー当時から、山本真凜は何を悩み、どう克服して、そのボーカルを手に入れたか。それをちゃんと見てきたはずだから。

 親友と認め合うふたり。奇しくもそのボーカルスタイルというのは、実はとても似ているのである。

 一方、2部の公演はその後も近年の人気曲「SUPER STAR」や最新シングル『Hands up!』収録曲などを披露して歓声を集めたチキパだが、今週末の9月24日、25日には千葉 幕張メッセ 国際展示場9~11で開催されるビッグイベント【@JAM×ナタリー EXPO 2016】に出演。そのステージでは観衆を楽しませるためのサプライズも予定しているという。

◎シングル『Hands up!』
2016/09/07 RELEASE
[CD+Blu-ray]
AVCD-39299/B 2160円(税込)
[CDシングル]
AVC1-39300 1000円(税込)
ミュージックビデオ:http://y2u.be/2Jbzo-JWsJI

◎Cheeky Parade イベント情報
【@JAM×ナタリー EXPO 2016】
9月24日(土)、25日(日) 千葉 幕張メッセ 国際展示場9~11

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