病気を克服したアメリカ人メダリスト「約束通りメダルをうpするぜ! サイズ比較用にバナナも用意した」
胸部が陥没して心肺機能が低下してしまう病を克服し、リオオリンピックで銅メダルを獲得したアメリカ人スイマーのある投稿が感動を呼んでいます。
このスイマーは、リオオリンピックの競泳男子100メートル平泳ぎで銅メダルを獲得したコーディ・ミラー選手。幼い頃に漏斗胸を発症し、一般人より肺活量が20%近くも少ないと診断された彼は、先天性の病を克服するために8才の時から水泳を始め、24才となった今年、リオオリンピックでアメリカ代表選手として見事銅メダルを獲得。彼が普段から利用している画像掲示板にメダルの画像をアップしました。彼の投稿はこちら。
コーディ・ミラー選手の投稿
約束通りメダルをうpするぜ! バナナはサイズ比較用な。よく見ると少し欠けてるのがわかるかも。いろんな人の首に掛けて写真撮影して回ってたら、何回も落としちゃったんだ。でもみんなとても喜んでくれて楽しかった。オリンピックメダルはケースに入れて飾られているよりも、いろんな人に触れてもらった方がいいと思うんだ。俺自身、初めてオリンピックメダルに触った時のことを思い出す。10才の時、アメリカ代表だったジョシュ・デイヴィス選手にメダルを首から掛けてもらって「夢は大きく! いつかメダルだってとれるさ」って励ましてもらったんだ。メダルを手に入れた今、今度は俺が子供たちに夢を与える番だと思う。追記:選手村のバナナはとても小さいのしかなかった。
画像を見た人たちの感想
・メダル型チョコじゃないことを証明するために噛んでみせてよ
・おめでとう! もらう瞬間を見てたよ! 素晴らしかった!
・なんだって!? imgur民がオリンピックに出てたのか? 誰も教えてくれなかったぞ
・コーディはimgur民歴4年だって? クールだね
・フェルプスにimgur民がよろしく言ってたって伝えといて
・俺たちの1人がやってくれたぜ!
・imgur民のコーディすごい→imgur民の俺すごい
・「俺はコーディ・ミラーと友達なんだぜ」ってみんなに言っとく
・これはSNSの勝利だね。おめでとう。そして投稿ありがとう
・19才・121kgの俺だけど、減量してオリンピックでメダルを獲得するためのモチベーションをもらったよ。ありがとう
・おめでとう! 2024年に水泳選手になることを目標にしている10才の息子と見てたよ
・私の息子も漏斗胸なんだけど、この投稿を見せてやろうと思う
・よくやった。お前がチャンピオンだ
・USA! USA! USA!
・この比較は失敗じゃね?
・サイズ比較用の標準バナナ制定が必要だな
・女性選手「選手村のバナナはとても小さかったです」(意味深)
この画像が投稿された『imgur』は、ミレニアル世代のオタクな利用者が多いとされる画像掲示板。彼は「BatmansBreastroke」というハンドルネームで『imgur』を4年以上利用してきたそうです。日本のネット文化で例えるなら、2ちゃんねらー(特にVIPPERとかなんJ民)がメダルを獲得したようなものでしょうか。ともかく、会ったこともないはずの“仲間”に触発されて生きる気力をもらったという人も多かったようです。ネットオタクが集まる掲示板からの、ちょっといい話でした。
漏斗胸の症状で凹んだコーディの胸部。心臓と肺が圧迫され心肺機能が低下してしまうため、スポーツ選手としては相当なハンディキャップを抱えていることになります。比較的軽度とはいえ、その笑顔の裏にはどれほどの苦労があったことか……。
画像とソース:『imgur』および『Twitter』より引用
http://imgur.com/gallery/2iSAO[リンク]
https://twitter.com/swimiller/status/763759187859865600[リンク]
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