サンカクとグロービス経営大学院の共同講座「サンカクの学校」第2回開催!
成長企業のリアルな経営課題について経営陣とディスカッションできる「サンカク」と、徹底的に実践にこだわったMBAプログラムを提供するグロービス経営大学院が開催する短期講座「サンカクの学校」。第2回となる今回は、4月7日・14日・21日の3日間にわたって開催された。
スタートアップ企業の経営課題をテーマにディスカッション
4月7日は「クリティカル・シンキング」について学ぶオンライン講座。ビジネスを進める上でのベースとなる、課題解決・コミュニケーション能力を強化するための講座だ。4月14日は企業事例を使いながら、マーケティング戦略立案時に持つべき視座を強化する「マーケティング」についての講座。1日目と同じくオンラインにて行われた。
オンラインでの講義は、同じ時間に講師と受講者全員が参加するライブ形式。お互いの顔を見ながら気軽に発言や質問をすることができる。その様子は前回のサンカクの学校で、池澤あやかさんがレポートしてくれた。
最終日となる4月21日は、グロービス経営大学院・東京校にてリアルケーススタディをもとにしたディスカッションが繰り広げられた。サンカクの学校は社会経験があり、マーケティングに関心・興味のある人なら誰でも応募できるが、参加枠は25名。厳正なる抽選が行われた結果、マーケティングのエキスパートや社内SE、人事や研究開発職など、幅広い職種の人たちが集まった。
今回のリアルケーススタディにサンカクしてくれたのは、以下の5企業。
・株式会社CaSy
・株式会社Beer and Tech
・株式会社ビザスク
・株式会社BEC
・株式会社Bizcast
参加者にはディスカッションの1週間前に、ベンチャー企業各社の事業やサービスの特徴、マーケットや競合状況などが共有される。それらの情報をもとに、各社から出される経営課題に対して解決策を考えてくるといった流れで行われる。
まず最初にリクルートキャリア サンカクチーム 古賀敏幹から、ディスカッションの進め方についての説明が行われた。
続いて、各企業が提供するリアルケーススタディをもとに、一人5分間でアイデアや解決策をプレゼンし、そのアイデアに対して企業経営幹部を含む一チーム3~6人くらいでディスカッションを15分で行う。全員のアイデアに対してディスカッションをした後、各企業からのフィードバックをもらうといったスケジュールで進行された。
「シニア層に新たなアプローチ施策を探りたい」株式会社CaSy
CaSyはクラウド家事代行サービス『CaSy(カジー)』を提供するベンチャーだ。「CaSyのサービスは品質も良く、価格形態が明確で使いやすい」というブランドができつつあり、メディアからの取材も多い。
だが今後は、同業他社の参入が増え、マーケット競争が激化することが予想される。そのための差別化戦略や、具体的な施策を考えるというのが今回の課題だ。ディスカッションは特にシニア層に対するアプローチ策について、CaSyのCEO・胡桃沢精一氏を中心に白熱した議論が行われた。
胡桃沢氏は起業前に、グロービス経営大学院で経営はもちろんのこと、株式や投資のことも学んできた経営者。ホワイトボードを活用しながらマーケティングの講義を始めるという、まさにサンカク・ディスカッションな一幕もあった。
「売上を10倍にする通販サービスを」株式会社Beer and Tech
Beer and Techは、胡蝶蘭の通販サイト『HitoHana』を運営している。生産者直送のため、安定確保が多様な品種を取り扱いが可能で、商品価格も安く提供できる。