ピンチ!をチャンス!に変える呪文「ナンギー」

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出典:Paylessimages

こんにちは、はるです。記事の執筆を始めて、自分がつくづくウチナンチューだなぁと思うことがあります。

例えばカウンセリングしていて、ついつい「どんなに辛い事があってもナンクルナイサ、時間が必ず解決してくれるさ」と言ってしまう時など、改めてそう思ってしまうのです(笑)。

相手をギリギリまで追い詰めない、突き詰めない、だから自分も追い詰められない。

これこそ、不幸な歴史にもめげずに明るく生きてきた、沖縄テーゲー思想の賜物と前回の記事でお伝えしました。今回も、テーゲー思想にもとづきよく使われる琉球の言葉を紹介します。

 

沖縄のテーゲー思想「ナンギー」

漢字に当てはめると、「難儀」となるのですが、言葉の意味はヤマト言葉のニュアンスと全く異なります。表記ひとつとっても、ナンギーと伸ばすこのだらしなさが、ポイントなのです。

実際に沖縄人は、よくこのナンギーを連発しています。口癖なのです。

「歩くのナンギー」「働くのナンギー」

などはまだ序の口で、「噛むのがナンギー」だから、ご飯やそばをやわらかくして出す店もある程です。これ、ホントですよ。

 

暑い土地だからこそ生まれた思考停止論

沖縄人はなんて怠惰なんだと、思われるかもしれませんが、これも暑い沖縄に暮す知恵なのです。

こら開き直るな!と、お叱りを受けるかもしれませんが、暑い暑い沖縄で突き詰めて考えていたら、揉め事だって絶えません。だから人を傷つけまいと、ついナンギーと呟いて一度思考を停止させるのです。

これこそ、テーゲー思想の極意ですね。

 

沖縄流 家庭円満の秘訣

しかも沖縄人にとって、年上の存在は絶対です。居酒屋などで議論に熱が入り、罵り合いになると必ず年長者が、

「たーがしーじゃやが!(誰が年上か)」と一括。

すると、あっという間に静まり返ってしまいます。だから思春期を迎えても、年上の親やオジー、オバァに面と向かって反抗するなど、とても勇気のいる事です。そんな時ブチ切れした若者たちは、ついナンギーと口走ってしまいます。

これも沖縄らしい家庭円満の秘訣ではないでしょうか。こうでなくては、大家族はやっていけないのです。こんな事を言うと、会社倒産の危機に直面する方や、リストラの恐怖と戦っている方々に、「なんて呑気な!」と叱られてしまいそうですが、私はカウンセリングに訪れる方にこう勧めています。

だまされたと思って、ナンギーと唱えてください。

するとカラダがふっと軽くなったように感じませんか?

 

どんなに追い詰められても、この呪文を唱える事によって、冷静になって肝が坐り、いい解決方法が見つかるかもしれませんよ。

 

執筆:はる

沖縄の伝統的なユタ※の家に生まれ、その特異な能力を使いこれまでに延べ20万人のカウンセリングを行う。霊視・オーラ・手相・人層・タロットなど占術研究家の顔のほか、ラジオDJやシンガーソングライター、執筆活動も行いユタとしてメッセージを伝えている。

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