破局の危機を乗り切るには?ピンチをチャンスに変える3つの心得

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出典:Paylessimages

失恋や、それに瀕している方の悩みを聞くと、「その程度で?」と驚くことも多い。「ケンカした」や、「初恋の頃の気持ちが無くなった」など、長く付き合っていたら当り前でしょ!とツッコミたくなるようなものばかりだ。そんなときこそ互いの絆を深めるチャンス。破局のピンチを乗り越えるための心得を3つ紹介しよう。

 

1. 運命を信じすぎない

「初恋の頃の気持ちが無くなった」と嘆く方は、二人の関係に運命のようなものを見過ぎている。出会ったばかりの頃、互いの共通点をさぐり合ったりもしたのだろう。

例えば最初は「映画はスピルバーグ、音楽ならジャズが好き」なんて言っていた彼が、長く付き合っているうち「見栄を張ったけど、スピルバーグなんてE.T.しか観てないし、ジャズよりAKBの曲の方が好き」など打ち明けただけで、徐々にズレを感じ始める。やがて「運命なんて間違いだった」と全否定に入ってしまう。

もちろん運命を感じることも悪いことばかりではない。出会ったばかりの二人の距離を急速に縮めるには役に立つ。ただ、所詮は単なる思いこみの力。頼りすぎると、些細なひずみで何もかもを信じられなくなる。破局へと陥るのも一瞬だ。

「運命の相手じゃなかった」と思うような瞬間があれば、相手ではなく、運命そのものへの考えを一旦否定してみよう。その時その時を、ありもしないものに振り回されて終わってしまうのは不幸なだけだ。後になって「あのとき破局しそうだったけど、無事乗り切れた。それも運命だったのかも」と言って笑い合えた方が、よほど幸せだろう。

 

2. 相手に諦めを抱くことも、前に進むための一つの方法

互いの意見が合わずに起こったケンカが別れの理由になってしまう方は、相手に「こうであってほしい」という思いを強く抱きすぎている。付き合い始めのころなら、多少はそんな気持ちがあっても構わないし、何か思うようにいかないことがあるたび「そこは僕が悪かった」「私こそゴメン」と譲り合うのは大切なことだ。だが何度も続けるうち「そこは譲れない」という部分も出てくるのも当然。「今まではわかり合えたのに……意見が合わなくなるなんて、もう愛はなくなってしまった」と思うのは大げさである。

相手へ希望を持つということは、逆に言えば「相手を自分の思い通りにしたい」とワガママを抱くことでもある。「そんな暴言、絶対言わない人だと思ってた」とショックを感じることがあれば、一方で相手も「そんなことをするやつだとは思わなかった」と感情的になってしまい、それがケンカという結果を生んだのだろう。

感情的になってまで、お互いに譲り合うのは難しい。ならば、「もういいや」と諦めを抱くことも必要だ。一度感情を外に置き、互いの状況を見つめ直してみよう。100%愛していると思っていた相手には、20%の欠点があった。それでも残り80%に魅力が残っているなら、まだ付き合い続ければいい。完璧な人間などいないことを認めよう。

 

3. 互いの関係の変化をポジティブに受け止める

前述した1、2は、ただの応急処置としか思えない方もいるかもしれない。繰り返した結果、運命を感じていたのに信じられなくなり、100%感じていた魅力も無くなってしまう。そうすると、やがて恋愛関係も終わると考えてしまうだろう。もちろん、二人の関係はどうしても変化してしまう。だがそれを「新しいステージに移った」と前向きに捉えれば、破局には至らない。

結婚したとすれば、また長い年月を二人で過ごしていくことになる。一緒に暮らし始めれば、それまで以上に互いの嫌な点だって見る羽目にも。しかし同時に、付き合いはじめの頃なら絶対許せなかったような相手の習慣なども「しょうがないな~」と思いながら許せる寛容さを抱けるようになるはずだ。それは、もはや「諦め・妥協」ではなく「成長」と呼んでもいい。そして長く続く恋愛とは、その成長を繰り返し、続けていくことなのである。

 

世の中で「恋愛はいつか終わる」と考えている人は、私が思っている以上に多いようだ。まずそんな悲観的な考えを持っている限り、一生恋愛で長続きすることはない。「次は大丈夫、次の人は完璧」と、何度乗り換えればよいのか。

残念ながら人間は、携帯電話のように大して機能も向上しなければ、故障したところはいつまでも故障しっぱなしだ。そんな相手の粗が見えたときこそ、それを受け入れられるのかどうか、その愛の真価が求められている。

誰と付き合ってもうまくいかないと嘆いてばかりの方は、今回紹介した3つの心得を持ち、今一度自分の恋愛を見つめ直してみては。

 

》平原学 のその他の記事はこちら

ライター:平原学[ひらばるまなぶ]
ショートショート『汽笛』で2000年おはなしエンジェル子ども創作コンクール優秀賞。2001年、長編小説『レインボーロードスーパーバトル』で第4回日本自費出版文化賞入選。2013年第3回ツイッター小説大賞佳作。2013年、長編小説『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)出版。2014年より恋愛コラムニスト・イベントレポートライターとしても活動中。
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