麻雀最強戦アマ代表が役満「四暗刻」でプロを粉砕 次のターゲットは小島武夫

「麻雀最強戦2011」の西日本アマチュア最強位・金岡晋哉さん

 麻雀日本一は誰だ――。竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2011」では、11月23日に開催される決勝ファイナルに向けて、各界の代表者を決める予選を行っている。10月29日の「全日本アマチュア代表決定戦」では、全国各地で開催された予選を勝ち抜いたアマ雀士が東西それぞれの代表の座を懸けて対局。大激戦の結果、東日本代表には雀友倶楽部代表の濱石樹さん、西日本代表にはおーぷんリーチ代表の金岡晋哉さんが輝き、11月のファイナル進出が決まった。

 しかし、東西どちらがアマ最強なのか、そしてプロ相手にアマが勝てるものなのか。そんな疑問を解決するため、代表決定後、解説をしていた村上淳プロと藤崎智プロを交えた半荘エキシビジョンマッチが急きょ(?)実現。そこで、アマ代表の真の実力が明らかになった。

 ハイライトは金岡さんの親番で迎えた南1局の2本場。ここまでトップは村上プロの3万3300点で、2着が藤崎プロの2万3400点、金岡さんが2万1500点、濱石さんが2万800点とプロが優勢。しかし、ここから大逆転が始まる。

親の役満・四暗刻ツモにニコ生視聴者も大興奮

 配牌の段階で、親の金岡さんには4つの対子(同じ牌が2枚)。2巡目で対子は5つになり、早くも七対子のイーシャンテン(あと1牌でテンパイになる状態)。さらに3巡目には「発」の暗刻(同じ牌が3枚)ができて、役満・四暗刻が視野に入ってきた。その後も順調に有効牌を集め8巡目にテンパイ、そして9巡目にリーチをかけ、2ソーか7ピンをツモれば四暗刻という状態に。一方の子も負けていない。藤崎プロはメンゼン・混一色・七対子のイーシャンテン、濱石さんもメンゼン・清一色・ドラ1のイーシャンテンと高得点が狙える形。どんどん手が進み、解説が追いつかない速い流れ。ツモのたびに緊張が走る。そして12巡目、ついに金岡さんが2ソーをツモって四暗刻、1万6200点オールをあがり、持ち点も7万1100点となり一気にトップに躍り出た。

 金岡さんは続く3本場でもフリテンリーチからのメンタンピン(メンゼン・タンヤオ・ピンフ)一発ツモを決め、最終的には8万6300点の圧倒的勝利。「今日じゃない方が良かった」と苦笑いしながらも、本番のトーナメントでは小島武夫プロと同じ卓を選択し、「ミスター麻雀」を次のターゲットに掲げた。

◇関連サイト
・[ニコニコ生放送]四暗刻が出た「南1局2本場」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv60363782?po=news&ref=news#4:40:40

(野吟りん)

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