ネットオークションでより安く落札する3つの方法
ネットオークションで始めて取引をしたのが2001年。ドキドキしながら初めての入札をしたのが懐かしい思い出です。気がつくとなんと10年も経過していました。今では、何か買い物をするときは、まずはオークションサイトをチェックして、より安く買えないかを確認するのが習慣となっています。
そして誰もが気になるのが安く良いものを落札したい! ということ。しかし知人などに話を聞くと、「オークションはやったことがあるけど、何度も入札していたら、結局高く落札してしまったから、もうやっていない」といった話をよく耳にします。ちょっとしたことを注意するだけで、より安く落札することができるのにもったいないなと、いつも思っています。そこで今回は、より安く落札する3つのポイントを説明したいと思います。
★ 相場調査と目標価格の設定
当然ではありますが、欲しい商品の相場を知らないと話になりません。入札を繰り返しているうちに、気が付けば近所の店で買ったほうが安かったということもあります。簡単に相場を調べるなら、まずは『価格.com』などの価格比較サイトで調べてみること、そして近隣量販店などの販売価格もチェックするべきです。ネット相場だけでなく、実店舗の価格もチェックするのは、“インターネットが必ず安い訳ではない”からです。量販店でも型落ちや在庫処分などの場合はネット相場よりも安く販売されていることがあります。ここは見落としがちなので要注意です! これで目標落札価格を決めることができます。
仮に相場が1万円だとするならば、落札価格(+消費税)+送料+振込手数料=1万円以下 を目標に設定できます。この金額をしっかり決めておけば、目標金額を1円でもオーバーしたら絶対に入札しないと強く決めることができます。とても当たり前のことですがここを曖昧にしている人ほど損をしてしまいます。
★ 条件指定検索とアラート機能を使う
欲しい商品の検索をするのですが、まずは商品名で検索をして、あまりに多くの商品が検索されたり全く関係ない商品も検索されのであれば、検索条件を指定して絞込みをしていきます。
“メーカー名+商品名”この場合でも複数の検索方法ができます。たとえば『Nikon coolpix』を検索する際は、他に“ニコン coolpix”“Nikon クールピクス”“ニコン クールピクス”それぞれ検索結果は違います。また“クールピックス”でも検索してみる価値はあります。そして同時に検索条件指定で現在価格を目標金額以下で設定をすれば、すでに高い金額の出品商品を検索から排除することができます。
また、ほとんどのオークションサイトにはアラートという便利な機能があり、登録者であれば無料で使うことができます。アラート機能とは、検索条件を登録しておけば条件に見合う商品が出品された場合にメールで知らせてくれるという機能です。ただし、しっかりと絞込みをしておかないと、必要のないメールが毎日送信されてくることになるので注意です。上記では例としてメーカーとブランド名だけでしたが、型番や色など、しっかりと指定して登録するのがポイントです。
そして、もう一つ商品を探す方法として、時間がある人しかできないかもしれませんが、出品されているであろうカテゴリを現在価格の安いもの順に並び替えて、順番に見ていくという地道な作業です。かなり地味ではありますが、実際チェックしてみると上記のように“クールピクス”が“クールピックス”と表示されていたり、型番や商品名が間違えていたりすることはあります。キーワード検索だけでは見つけることができない、そんな出品商品を見つけられればラッキーですよね。
★ ライバルのいない出品商品を狙う
オークションは出品スタート価格が安くても、入札者が最低2人いれば落札価格はどんどん釣り上がります。逆に考えれば、出品価格が安く、ライバルがいなければとても安く落札できるわけです。どういった商品がライバルが少ないのかというと、“写真も上手く撮れていない、説明も少なく、出品画面に凝った可愛い装飾などの、出品テンプレートが使われていない出品商品”です。
例えば、Aの出品商品では、説明文は、内容が少ない。装飾もなく改行すらされていない。Bの出品商品は、詳しく分かりやすい説明文と、説明画面は装飾もされ見た目にも魅力ある出品画面になっている。AとBどちらに入札したくなりますか? もちろんBです。きっと、みんなもBに入札したくなるのです。だからこそAがチャンスなのです!!
Aの出品者はただ、出品商品の知識がなかったり、オークションに慣れていないだけなのかもしれません。出品商品はとても良い商品だけどそれを上手く伝える手段を知らないだけということがあります。説明が少ないのであれば、気になるポイントを質問すれば答えてくれるでしょう。しかし、きっとほとんどの人は不安だと思います。商品の状態はもちろん最近はオークション詐欺もあります。チェックするポイントとしてはやはり相手の評価で、ゼロやマイナス評価が多い出品者は避けましょう。また質問をすることで、ちゃんとコミュニケーションが取れる人なのかも確認ができると思います。
また、仮に詐欺をすることが目的なら、出品商品説明は逆にしっかりやって、さぞ良い商品だと伝えるでしょうからね。わざわざ入札されにくいように出品はしないでしょう。
では先日、筆者が落札した商品を紹介します。趣味のテニスで使うラケットですが、商品説明欄は簡単な文章だけです。出品者はテニスの知識がないようで、詳しい説明ができていません。また、硬式と軟式の区別がつかず、硬式ラケットと軟式ラケットの出品カテゴリも間違えていましたし、商品名も“YONEX ラケット 4本セット”だけで詳しい型番や商品名も明記されていませんでした。しかも終了日が平日で、アクセスの集まらない条件が全てそろっていたのです。
このラケット4本セット、4本のうち3本はとても古いラケットでほとんど価値のないものでしたが、1本だけ中古でも1万円以上の落札相場であるラケットが混ざっていました。もちろん確認は掲載写真だけ。ピントもボケていましたが筆者はカラーとデザインを覚えていたので写真を見て気がついたのです。そして出品者の評価も、1000近い評価で、悪い評価が一つもない超優良出品者! 迷わず入札しました! 落札金額は、なんと、スタート金額の500円(送料1200円、消費税なし、振込手数料無料)!
ちなみに筆者は、こういった落札を2~3か月に一度はしています。しっかりとした確認とちょっとの勇気があれば、説明の少ない、注目する人が少ない商品を安く落札することができるのです。
商品名の検索だけでなく、スレッド内検索や検索条件指定を組み合わせることで、ある程度数を絞ることができます。そして説明が少ない商品なども今回のように、出品者に商品知識がないだけで、商品は良い物も探せばあります。もちろん、筆者も過去に失敗したと思う商品を落札したこともありましたが、慣れてしまえば優良商品を見つけられるようになりますよ。
最後に、オークションでの心構えを自分に言い聞かせる意味を込めて書いて終わりたいと思います。
1、リサーチはキッチリ! 決めた上限金額以上は、1円でも高い入札はしない強い決意を持つこと。
2、商品は気長に2~3か月かけて探すつもりで、あせらずムキにならないこと。
3、多くの人が入札したくない商品こそがチャンス! ただし、評価確認や質問で確かめること。
画像引用元: http://www.flickr.com/photos/weightlifting/5746538308/
※この記事はガジェ通ウェブライターの「さきえる」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
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