【実験】沸騰させたビールでカップラーメンを作ってみた
家でカップラーメンをツマミに缶ビールを飲むのって最高ですよね。
非常にジャンクでメタボリックな感じは否めませんが、健康のことさえ考えなければこの上ない組み合わせでしょう。
いっそビールでカップラーメンを作れば手っ取り早いのでは?
しかしビールを飲みつつ、カップラーメンのスープまで完飲してしまうとお腹がタプタプになってしまいます。
ムムッ、待てよ……。
ならばいっそ熱湯ではなく沸騰させたビールでカップラーメンを作ってしまえば非常に手っ取り早いのではないでしょうか!?
ビールには旨味成分がたっぷりと含まれているらしく、焼きそばを作るときに水ではなくビールで麺をほぐすと美味しくなるといいますし、カレーや煮込み料理の隠し味や、フリッターの衣をふわりと仕上げるのにも使えるといいます。
もしかしたら手っ取り早いだけでなく、カップラーメンの味もさらに美味しく仕上がるかも……!
カップラーメンなら失敗したところで金銭的に大ダメージを受けるわけではありませんし、ここは実際に試してみることにしましょう!
缶ビールを鍋で沸騰させる
というわけでまずはビールを鍋に入れて沸騰させます。
実際のところはビールではなく1本100円もしない“第三のビール”ですが、まあビールということにしておきましょう。
ビールを沸騰させる機会なんて当然今までありませんでしたが、沸騰させるとものすごい勢いで泡立つのですね!
これはすごい!
危なく吹きこぼれるところまで泡が出てきました。
ところが、ひとしきり泡が出るとスッと泡が消え、今度はまったく泡が出なくなりました。
炭酸がすべて抜け切ったのでしょうか。
まあ、いずれにせよビールを沸騰させ終えたので、今度はカップラーメンに注ぎます!
沸騰したビールをカップラーメンに注入!
ビールをカップラーメンに注ぎ、そのまま3分待ちます。
注いだ段階ではほんのりとビール色な感じになっていますが、果たして3分後にはどうなるのでしょうか!?
ビールカップラーメン完成! いよいよ食べるぞ!
そして3分経過。
ついにビールカップラーメンが完成しました!
おおっ…! 粉末スープが溶け、見た目は通常通り調理したカップラーメンとほとんど変わらなくなりました!
ビールっぽいニオイも全然感じられず、この時点では誰もが普通のカップラーメンだと思うでしょう。
それでは、いよいよ食べてみることにしましょうか!
…………。
口に含んだ瞬間、思わず絶句してしまいました。
これはマズイ……!
麺の上でビール特有の苦味と醤油味が全力のケンカをしています。
スープも醤油スープとビールのそれぞれの良さがすべて消え、とても飲めるものではなくなってしまいました。
ビールが良い隠し味になることを期待したのですが、見事に全然隠れてくれませんでしたね……。
こういうのを本当の台無しと言うのでしょう。
しかし、作ってしまった以上は食べ切らなければなりません。
苦い飲み薬を飲んでいるくらいの感覚で立ち向かい、どうにか完食を果たしました。
いやぁ、マズかった……。
本当にマズかった……。
気を取り直して普通に食べるぞ!
本当はカレー味とシーフード味でも試してみようと思っていたのですが、醤油味がとんでもないマズさだったのでやらずに断念。
せっかくなのでお口直しとして普通にカップラーメンを作り、ビールのツマミにして食べてみました。
いやぁ、やっぱり普通に食べるとウマいっ!!
マズイものを食べた直後なだけあって、今まで普通に食べていたものが格段に美味しく感じられますね……。
やっぱりカップラーメンとビールは別々にして食べるべきですな!
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(執筆者: ノジーマ) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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