『ダイヤモンドオンライン』に掲載された降旗学さんの「海老蔵の取材自粛要請」に関する記事が波紋を呼ぶ
6月25日、ダイヤモンド社のビジネス情報サイト 『ダイヤモンドオンライン』に
海老蔵の取材自粛要請に週刊誌が応じない理由
http://diamond.jp/articles/-/93630[リンク]
という記事が掲載された。ノンフィクションライターの降旗学さんによるもので、歌舞伎俳優・市川海老蔵さんが癌で闘病中の妻・小林麻央さんの身を案ずるが故にマスコミへの取材自粛を要請したことに関するコラム。
海老蔵さんの取材自粛のお願いには首を傾げるという降旗さん、
海老蔵氏の気持ちは理解しているが、しかし、そこで“はい”と引き下がったら、雑誌メディアは存在意義を失う。と同時に、海老蔵氏はその自粛要請がご自身とメディアとの決別を意味していることを理解しているだろうか?
取材を自粛もしくは切り上げる条件として、私たち現場の取材者は海老蔵氏にこんなことを申し出るだろう。であれば、今後はご子息の襲名・ご披露に関する取材および舞台・公演の宣伝を自粛させてもらいます、と。これは海老蔵氏だけでなく、すべての芸能人に言えることなのだ。婚約だ結婚だの慶事のときにはマスコミを呼んで幸せアピールに余念がない一方で別居だ離婚だ不倫だとスキャンダルのときは逃げるのはどうなのかと。
私たちは芸能人や著名人の慶事を報じさせてもらう。おめでたい話は皆で分け合いたいという気持ちがあるからだ。その代わり、祝い事を報じたように、訃報のような不幸をはじめゴシップやスキャンダルも同様に追わせてもらう。それがフェアな報道だからだ。
と語り、その後も「報道」について自身の見解を述べている。
また、記事の最後には、
週刊誌やワイドショーは市川海老蔵さんの取材自粛要請にどう対応すべき?
というアンケートが行われていた。
6月28日の時点で
無条件に自粛すべき 68.99%
お互い話し合い取り決めをすべき 24.31%
一切自粛しなくていい 4.97%
その他 1.73%
という結果となっているようだ。
記事はかなりの反響を呼び、海老蔵さん本人も知るところとなったようで、記事が掲載された25日にブログに
え?なんで2位?!
http://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/entry-12174235710.html[リンク]
というエントリーをアップ。
私的には私の事をとやかく言うのは構わないし取材するのも一向に構わない、
それもブログで書いたけどな
ちゃんと読んでないなってかんじでもある笑
ちゃんと読み直してね笑 書いた方
でもやはり大切なのは
病という事です。
それは多くの方の言葉にもあるように
すこし理解がほしい、
ただそれだけです。
と語っていた。
降旗さんの記事に賛同する意見もあるものの、ネット上ではかなり批判されている模様で、『Amazon』での降旗さんの著書『世界は仕事で満ちている』のページには記事掲載後に
「最低な本です」
「本も作者も資源ごみ」
「さすがマスゴミ様。読むなってことですね」
「人として最低」
といった見出しの低評価のレビューが次々とつけられていた次第である。
※画像は『市川海老蔵ブログ』より引用
元インターネット雑誌編集者。 2013年5月よりガジェット通信にて記事を書いております、よろしくです。
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