【動画あり】Ferrari 488GTB [ガジェ通カーレビュー]
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男性なら一度は憧れたことがある (かもしれない)自動車メーカーといえば『フェラーリ』ですが、なんとFerrari Japanさんのご協力で、『488GTB』というモデルに試乗することができました。お値段なんと約36000000円!!
試乗や撮影を担当するスタッフはもちろんですが、ガジェット通信のスタッフのみなさんも「3600万円の車ぶつけちゃったらどうするんだよ」や「フェラーリ、マジやばい」などと、どよめくくらいの期待感のなか、2日間に渡る試乗レビューを敢行しました。
ただしそこはガジェット通信、ぼくたちに車を120%かっこよく見せることは高難度すぎるので、ぼくらが普段よく行く場所に「フェラーリ」で行ってみることにしました。
サザエさんのオープニングのような気持ちでご覧いただけたらと思います。
フォトレビュー
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神田明神 (境内)
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神田明神 (正門)
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「ラジオ会館」前
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「カレーは飲み物」前
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「富士そば 秋葉原電気街店」 前
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「牛丼専門 サンボ」前
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「1ポンドのステーキ・ハンバーグタケル」前
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「肉の万世 秋葉原本店」 付近
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ガジェット通信 御用達 「とり善 」前
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いかがでしたでしょうか。すいぶんと個人的なロケーションになってしまったかもしれませんが、ここからは少し真面目なレビューをさせていただきます。
エクステリア
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これが『Ferrari 488GTB』です。「フェラーリレッド」とも称される「ロッソコルサ」色のカラーリングが燦然と輝いています。背景の青い海(東京湾)との対比が存在感をより高めてくれているかのようです。ちなみに、ナンバープレートは“488”。
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“跳ね馬”のエンブレムはノーズだけではありません。まるで都内を走るパトカーの警視庁ロゴのように、左右のフロントフェンダーに比較的大きめの“跳ね馬”エンブレムが配置されています。余談ですが、タレントのビートたけしさんは、ご自身の「フェラーリ」のエンブレムを“コマネチしている馬”のマークにカスタムしているそうです。「フェラーリ」がいかに成功者の証かが伝わってきますね。
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注目したいのは、このエアインテークです。単なる吸気口というよりも、曲線美を感じられる芸術品のようなデザインです。
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一般的な車であれば、フロントバンパーの開口部から空気を取り込むように設定されている場合が多いのですが、フェラーリは車の後方にエンジンを置いた“ミッドシップ方式”です。なので、このように車体後方に大きな吸気口が配置されています。
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上述のように、エンジンルームは車体後方。3.9リッターV8ターボエンジンが、広そうで限られたスペースに固定されています。“V8”というと、最近流行った荒々しい映画を象徴するワードとして扱われていましたが、『488GTB』に納められた“V8”はまるで精密機械。見方によっては人間の内臓のようにも見えます。
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いわゆる“走り屋”の皆さんが愛車をカスタムするときの一例として、エンジンのブレを低減するために硬質のエンジンマウントを用いますが、この『488GTB』はデフォルトでそのレベル以上のガッシリ度を実感できます。もちろん、走行時にもこの恩恵は大きく感じることができ、比較的気楽にアクセル開閉を楽しむことができます。コーナリング中にアクセルで曲げようとしたとき、ガクガクなるのは怖いですもんね!
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そして当然のように存在する“跳ね馬”。メンテナンスの際にも、フェラーリに乗っていることを実感させてくれる、にくい演出です。
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車体後方はさらに美しく、まるで生き物のように雄弁な表情をしています。美しさのほかにも、2本出しの太〜いマフラーや、なんといってもリアディフューザー。リアディフューザーとは、車体底部の縦に伸びた数枚の板状のパーツです。これにより、空力性能が格段に向上します。
それにしても、“スーパーカー”とはよく言ったもので、この車が普通ではないことは、このリアデザインを見ただけで伝わってきます。
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見てくださいこの目力! まるで後方車を威嚇しているかのよう。
インテリア
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実際に乗ってみて気がついたのですが、たまに街中で「フェラーリ」を見ることがあっても、インテリアを見る機会って、なかなか無いですよね。
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筆者はよく、カーレビューをする際に運転席を「コックピットのよう」と評することがあります。それは、運転席を中心にメーター類が綺麗に並んでいたりする場合に多いです。しかし「フェラーリ」は、飾りっ気というよりも、運転またはスポーツ走行に必要なスイッチが整然と並べられている印象で、言うなれば「レーシングカー」そのものといった雰囲気です。ハンドル一つ見ても、一般的な車では見られないスイッチがたくさん付いています。
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この赤いスイッチなんて、F1のハンドルについているような“アレ”そのものです。ちなみに機能はというと、「WET」「SPORT」「RACE」「CT OFF」「ESC OFF」の項目それぞれに固有の運動性能が割り振られており、セレクターを合わせた項目のモードに瞬時に切り替わります。
例えば「WET」では濡れた路面にも対応できる安定感を目指した走り、「RACE」ではアクセルの些細な動きにも追従するようなキビキビとした走り、などです。
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シフトチェンジはハンドルの奥に付いた大型のパッドで行います。これまた「カチッ」とした感覚で、いかにもレーシングカーのような雰囲気を醸し出しており、ついカチカチと遊びたくなってしまいます。
また、ハンドルの9時15分の位置に付いているウィンカーボタンも珍しく、終始慣れるのに苦労しました。よく外車のウィンカーとワイパーのレバーが左右逆になっているのを間違えたりしますが、“慣れ”の難易度でいうと比べものになりません。
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シートは当然のように「バケットシート」となっています。正直に言って、“乗り心地”が優先された車ではないので堅さが気になる人も居るかもしれません。ただ、リクライニング機能がついたセミバケットタイプながら、非常に薄型でホールド性の高いデザインとなっています。そしてカーボン!
動画
最後に、走行シーンやエンジン音などを動画でご覧ください。
【カーレビュー】Ferarri 488 GTBに試乗【ガジェット通信】(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=ypfrWQC50k4
488GTB|Ferrari
http://auto.ferrari.com/ja_JP/news-events/news/ferrari-488-gtb-extreme-power-extreme-driving-thrills/
撮影:周二郎探検隊、wosa/おさだこうじ
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