【MobileHackerz X 竹中直純 スペシャル対談(1)】持ち歩いて楽しむテレビ動画 – MobileHackerzの飽くなき追求

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竹中 へえ、面白いなぁ。だけど、なぜワンセグがソースなのか?

リアルタイム視聴じゃなくて、ため録りで観ようっていうのはどうしてなんですか?

MIRO リアルタイム視聴じゃない理由は単純で、普段さんざん外で動画を観ようってやってるのにかかわらず、普段はテレビを見ないんですよ。だから、リアルタイムに何をやっているのかとか、「今度やるNHKスペシャルはすごいらしい」って話を聞いても、その放送時間をすっかり忘れるんですね。だからまず、後から「あれは面白かったよ」って言われたらそれを観るっていうスタイルの方が、自分の性格に合ってるのでリアルタイム視聴は最初から考えないんですね。

次に、なぜソースがワンセグなのかっていう理由も単純で、チューナーが安いからなんです。あとデータの量もすごい少ないので。ウェブでストリーミングすることを最初から考えていたので、非常に軽いデータだと取り扱いがしやすい。本当に画質さえ妥協すればあとはメリットだらけなので、最初からワンセグしか考えていませんでした。

深水英一郎(以下、深水)
ワンセグって残ると思いますか?

MIRO うーん、まぁ、さすがにこれだけ受信機が出回ってしまったから、そう簡単にはつぶせないんじゃないかとは思ってます。

竹中 僕はデジタルラジオとのかかわりなんかもあって、人よりも詳しいはずなんですけど。電波の使われ方でワンセグっていったいどうなってるんだろうって、あんまりよく分からないんですよね。まぁ、勉強不足なのかもしれないですけど。ワンセグってこれからチャンネルが増えたりするんですか?

MIRO んーっと、ワンセグの現状の帯域を分割して複数チャンネルにするっていうのは今すでに東京MXやらで試されてるみたいなんですけど、ワンセグのチャンネル自体が増えるかどうかっていうのはどうなんだろう?

ワンセグの現状のシステムは、UHFの帯域で地デジ用の帯域が各局に割り当てられていて、地上デジタルの放送をしますよね。

竹中 そうか、UHFですよね。

MIRO 5MHz幅だったかな、その中でデジタル変調してガーッと送っていますけど。変調するにあたって、13セグメントに分けて。帯域そのものはいわゆる地デジのチャンネルそのものですよね。そこを13セグメントに分割して、セグメントごとにデータを割り当てて送ってるんです。たとえばSD画質の放送だったら、4セグメント分でSD画質を送れるんですよ。なので、地デジがSDだったら3チャネル、ハイビジョンだったら12セグメント分の帯域をまるまる使って地デジのHD画質のものを送る、と。ワンセグっていうのは、13セグメント分とってある1セグメントだけをモバイル用に開放してるんですよね。そこに1セグメントぶんの細いデータが通ってる。

竹中 そこに何チャンネルも乗ってるってわけじゃないですよね。そこに13セグメントのうちの一つを使って1チャンネルを送って、どこか分からないけど5MHzに区切られた電波の1セグメントを使って、たとえば日本テレビの中身そのまま送るみたいなことなんですよね? そのへんがあまり見えない、気にしなくていいものになってるんですよね。

MIRO 気にしなくていいですよね。チャンネルの位置そのものは、東京MXならMXに割り当てられた周波数の中の13セグメントのうちの1セグメントってことは変わらないんですけれども、要するにデジタル放送なので、その中にどのデータを流すかって、帯域にかかわらず結構自由にできるわけですよ。そこに流しているデータのなかに、複数編成分のデータを流しちゃう。だからワンセグのあの画質をさらにデータ映像2分の1にすると、複数チャンネル分流せるわけですよね。


編集部注:UHFの帯域を50チャンネルに分割し、ひとつのチャンネルの帯域6MHzを13のセグメントに分けたうちの1セグメントを利用するのがワンセグ放送。1セグメントをさらに2分割して、複数のチャンネルを放送できる。

竹中 でも結構、ARIB(電波産業会)が決めちゃったんですよね。データ形式については。

MIRO そうですね。

竹中 そうか。僕のイメージだと、0Hzから無限にあると思うんですけど、電波の帯域表があって、ここはテレビ東京、ここはフジテレビみたいな感じでわかりやすく表示してくれたらそれでいいのに、すっごくフクザツな感じがしますよね。データのストリームはここ、とか。

MIRO いやそれは分かれてるんですよ。

竹中 でもその図を見たことがないっていうかね。

MIRO あー。

竹中 FM波、AM波、短波、長波とかあるわけでしょ。ここがワンセグ日本テレビとか。そういうの。

MIRO それは細かすぎて(笑)。あの、『Wikipedia』に「テレビ周波数チャンネル」で載ってますよ。

竹中 それは大筋の話ではないんですけれども、ハイ。

MIRO すみません……。

竹中 いえいえ。

■「何を観るか?」を選ぶ
このごろ、『2ちゃんねる』の実況スレッドの勢いを検出する『実況スレッド勢いブラウザ』というものを作られたと思うんですけども、これは24時間ワンセグ野郎と、どういう関連でできたものなんでしょう?

MIRO これは24時間ワンセグ野郎を作ろうと思ったときよりもさらに前、『コクーン』(ソニー)とかで録画していた頃から構想としてはあったものなんですけれども。何が面白い番組なのかっていうのも、自分で探したりするのは面倒くさいんですよ。面倒くさくなく、目の前に面白い部分がそろうといいなあ、うれしいなあというところで。

じゃあそれをどうやって、面白いか面白くないかっていうのを検出するかというので、実況スレッドの盛り上がりを見ればいいんじゃないかと思って。これはもう本当にずいぶん前から思ってて、いつかはやろうと思ってたんですけど、盛り上がりを検出してからチャンネルを変えて録画したんじゃもう遅いんですよ。いわゆるふつうのHDレコーダーとかではなかなか狙ったことができなくて。24時間選局録画という環境がそろったところで、後から盛り上がったところを切り出すことができるようになったので、まぁここでやるしかないなと思って。

竹中 いい考えだ。

MobileHackerz X 竹中直純スペシャル対談(2)』に続く

MIRO プロフィール:
MobileHackerzの中の人。デジタルガジェットをこよなく愛するモバイル男。でも最近「自転車」にハマり、引越して電車移動の時間が短くなりでガジェットをいじる時間が少なくなってます……。

竹中直純プロフィール:
有限会社未来検索ブラジル取締役、武蔵野美術大学講師。インターネット草創期より、数多くのWeb サイトやシステムの設計・運営に携わるプログラマー。技術家を自称している。現在は、システム開発のみならず、Web関連のディレクションやプロデュースを多数手がける。

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shnsk

宮原俊介(編集主幹) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長を務める。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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