【衝撃】大きすぎる家は債務者の監獄みたいなもん / 極小の家「スモールハウス」に住もうぜ!
2016年最初の読書は、積んだままにしていた高村友也氏の『スモールハウス』(同文館出版)となった。著者はセルフビルドを実践し、10万円で家を建てて関東の雑木林で暮らしている。
・スモールハウスというカウンターカルチャー
スモールハウスのムーブメントは、1999年にジェイ・シェファーが建てた10平米の家によって世界に広がっていった。その根底には、たくさんの物や空間に気を配るのは面倒という、カウンターカルチャー的な思想がある。
・彼らの言葉も強く刺さる
高村氏の家を見ると、ぶっちゃけボロボロで全く羨ましくないのだが、文章はすばらしくまとまっている。本で引用されているスモールハウスの先駆者たちの家は美しいし、彼らの言葉も強く刺さる。
・スモールハウス実践者たちの言葉
「大きすぎる家屋は、家というよりは、債務者の監獄だよ」(ジェイ・シェファー)。
「収入目一杯で生活するんじゃなくて、その半分くらいで生活するんだ。そうすると、アメリカでいい給料をもらいながら、発展途上国で生活しているような感じだよ。もっとも、多くの人は、収入の105%で生活しようとするけどね」(グレゴリー・ジョンソン)。
「死の床についた時、くらだないものを買いに行こうとはおもわないでしょう?」(ディー・ウィリアムズ※小物も含めて、所有物を300以内に収めるルールで生活している)。
「小さな家に住むことの主たる理由は、地球を救うといった壮大なことでもなければ、お金を節約するといった実践的なことでもない。実を言えば、僕は単に、大きな家に費やす時間や労力を持ち合わせていないだけなんだ」(ジェイ・シェファー)。
「なにしろ、家賃やローンはもう一生かからないし、野菜をたくさんつくってるから、食費だってかからない。つまり、生活費なんてほとんど要らないんだ」(デヴィット・ベル)。
日本にもブームは到来するか
・価格はまだ高い感じ
日本にも、YADOKARIなどのスモールハウス・ベンチャーが登場しつつある。価格はまだ高い感じだが、この10年で美しく小さい家が数多く建てられるかもしれない。
https://youtu.be/Ln8x0ICzNIk
執筆: 鈴木収春(不明研究室) http://fumeiya.net/
もっと詳しく読む: バズプラスニュース Buzz Plus http://buzz-plus.com/article/2016/03/27/small-house/
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