鉄火丼からピッツァまで食べられる焼肉屋さん @『焼肉はせ川』小田急相模原

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さて、今月の『焼肉はせ川』定例報告会ですが、あれこれ他の記事を優先しているうちに、ちょいちょい書くのが遅れてしまいました。

しかし!

『焼肉はせ川』が『世界の焼肉はせ川』になるその日まで、筆者の布教活動は永遠に続くと言っておきましょう。

ほぼほぼステーキ!『焼肉はせ川』

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すでにこのビジュアルもマンネリ気味な予感ですが、あえて言おう!

「肉は厚切りの方が美味い!」

通常、焼肉屋さんの焼肉は3~5ミリの厚さでスライスされています。希に2ミリ以下という鬼畜な店も存在しますが、焼肉という調理法を考えた場合、やはり3ミリ以上の厚さがないとジューシーさが損なわれてしまいます。

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では、逆に肉が厚過ぎるとどうなるのでしょうか?

正解は”美味しくなり過ぎる”という答えになります。肉の厚さが5ミリあれば上々な焼肉の世界で、規格外の10ミリ越えを連発するのが『焼肉はせ川』なのです。

ちなみにコチラ、すでに20ミリ級の厚さがありステーキを超えたと言っても過言ではありません。

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「肉が厚すぎると噛むのが大変なんじゃないのか?」

安心して下さい。コチラの”ミスジ”や”ヒレ肉”はA4、A5クラスの最上級の和牛で御座います。レアで焼き上げれば口の中でとろけるほどの柔らかさなので、頑張って噛む必要はありません。

この厚さとボリュームでお値段はなんと”1580円”と激安価格になっております。

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若干、肉一皿で1580円は高いんじゃないのかと思われるでしょうが、普通の焼肉屋さんの2倍以上のボリュームはあるので、グラム単価でいえば

「高級国産和牛の希少部位が一皿800円以下!」

となります。これは普通の店でいえば”カルビ”とか”上カルビ”くらいの値段ですので、いかに『焼肉はせ川』が安いのかということになります。

牛タンもラム肉も極上である!

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こちらの”上タン”で980円(超厚切り)で、このボリュームです。超絶厚切り仕様な”タン元”(舌の根元の方)は食感を考慮して包丁が入っています。

なので、牛タンですら厚切りにしても柔らかく美味しいのです。

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さらに最近は”ラム肉”を推していて、タレに漬かっていない新鮮なラム肉が愉しめます。

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焼肉全般、一分の隙もない『焼肉はせ川』ですが、このラム肉は北海道民も絶賛なので、是非とも食べて欲しいですね。

肉を燃やすなかれ!!!

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あと、さんざん肉を燃やすなと連呼して来ましたが、あえて言おう!

「肉を燃やすなっつってんだろ!!!」

肉を網の全面に乗せると、ほぼ100%火が上がります。炭火は場所によって温度が違うので、あまり熱いゾーンだと肉は焦げてしまいます。

しかも網の全面に肉を乗せると熱が逃げないので、さらに炭火の温度が上昇し炎が上がりやすくなります。まして上質な脂の乗った国産和牛ともなれば、脂が落ちて燃えやすいのは自明の理で御座います。

「肉は一人あたり1~2枚づつ焼くべし」

一皿全部を網に乗せるのはド素人にも程があるというか、むしろ焼肉を焼く資格がないと言っておきましょう。

本人は気を利かせて、他の人の分の焼いているつもりなのでしょうが、はっきり言って肉を燃やしている時点でギルティです。

「肉を乗せ過ぎない、炎が上がったら網を持ち上げる」

たったコレだけの事が出来ないとか、本当に焼肉を舐めているとしか思えません。無知から来る愚行としても、焼肉を学ぶ姿勢のない人間は永遠に猿です。火を使った調理法は100万年早いのでバナナでも食ってて下さい。

「自分で食べるんだから自由じゃね?」

と開き直るクズも居るかもですが、焼肉屋さんは公共の場であり、他のお客さんも食事をしています。

肉を燃やしてゴミを量産するのは1000歩譲って自由としても、肉を燃やすことで煙りを大量に出すのは犯罪です。もしも一酸化炭素中毒で人が倒れたら、それは業務上過失傷害です。

食べ物を残さない、肉を燃やして無駄な煙りを出さない、必ず予約してから来店するってのは『焼肉はせ川』における3大ルールですので覚えておきましょう。

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ちなみに『焼肉はせ川』の換気扇も全力で頑張っているのですが、このレベルの煙になると目が痛いです……。

肉を燃やすということは、牛さん豚さんに申し訳ないばかりか、この様な仕打ちを周囲の人に強要することになるので厳に謹んで下さい。

『クラマトジュース』

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基本、焼肉屋さんなのにファミレスを超えるメニューが揃う『焼肉はせ川』ですが、ピンスポットで色々なドリンクで攻めて来ます。

この日は『クラマトジュース』(400円)なるモノがありました。

この手のドリンクは、かなりの限定で販売期間も短いので、壁を見て気になるドリンクがあったら、すぐにオーダーして飲まないと後悔します。

ちなみに『クラマトジュース』は超健康志向ドリンクでした。トマトは血液をサラサラにする効果があるので、焼肉には最高の組み合わせかと存じます。

『鉄火丼』(600円)

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『馬のにぎり寿司』と同様、意外と人気があるので、最近はレギュラーメニュー化しつつある『鉄火丼』はマグロのハラミを使用しています。

なので、ちょっと中トロな部位も入っているので、超お得なメニューと言えるんじゃないでしょうか?

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そもそもが、600円でこのラーメン丼に入った鉄火丼な時点でコスパは世界一なのですが、値段やボリュームだけでなく味のほうも間違いありません。

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結構、色々な意味で重いメニューの多い『焼肉はせ川』において、比較的ライトな『鉄火丼』は筆者もオススメで御座います。

『ピッツァフリッター』(600円)

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そして!

今回は新メニューとして『ピッツァフリッター』がありました!!

概ね、どんなメニューかは予想出来るネーミングですが、これは食べざるを得ない案件で御座います。

注目すべきは”ピザ”ではなく、”ピッツァ”な部分でしょうか?

つまりアメリカ的なピザではなく、あくまでもイタリア推しということです。このように些細な部分に微妙にコダワルのが『焼肉はせ川』クオリティーなのです。

結果、こんな感じの『ピッツァフリッター』が降臨しました。

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見た目、超巨大な餃子ですが、中身はイタリーなはずです。つまり、かなりきっちり生地を閉じていなければ、揚げ油が中に入って大惨事になる予感です……。

しかし!

そこは流石の『焼肉はせ川』で御座います。絶妙な揚げ加減で仕上がっていて、油でギトギトなものにはなっていませんでした。

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ちなみに中身は普通にピッツァだろと思っていたら、ペンネ(マカロニ)とかも入っていて微妙にアレンジされています。

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さらにベーコンというかパンチェッタ的な何かも大量に入っていて、非常にボリュームのある一品で御座います。

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ピザ生地、トマトソース、ペンネ、ベーコンに溶けたチーズが絡んだら、美味しくないわけがありません。

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さらに!

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そこに付属のサルサ(ちょい辛)と溶かしたチェダーチーズをトッピングすると、途端にジャンク感が出て来ますね。コレはハマる一品かと存じます。

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ちなみに生地も手作りで非常に手間暇掛かっているメニューと思われ、焼肉屋さんなのにソコを頑張りますか感は否めませんが、食べる側としては嬉しい限りなので良しとしましょう。

海鮮系が半端ネェ!!『ちゃんぽん』

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この日は三名だったので、そろそろキツい感じで御座います。パーティーの様子を見て現状を把握した結果、ここはデザートなしでラーメンで締めることにします。

『ちゃんぽん』(700円)

この前は『皿うどん』というか堅焼きそば的な何かだったのですが、今度は『ちゃんぽん』で攻めて来ました。この手の限定ラーメンは一期一会、見つけ次第食べることにしています。

というわけで、『ちゃんぽん』をオーダーします。

相変わらずラーメン系のオーダーが入ると嬉しそうな店主に、筆者も一安心で御座います。っていうか、とりあえず

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「ラーメンを頼むとラーメンとラーメンが出て来る」

のも馴れてきたのですが、この日もラーメン&ラーメンでした(ラーメン&替え玉の時も有り)。

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こちらは鶏ベースの濃厚なラーメンで、細麺とネギに海苔のみと言うシンプルさですが、実に満足度の高いラーメンです。

かなり濃厚な鶏スープですが、アクセントに胡椒がふってあるので、意外とスルっと入りますね。

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そして、コチラが本命の『ちゃんぽん』で御座います。まあ、世の中には「こぼれの美学」とかありますが、この『焼肉はせ川』はこぼしません!

でも、こぼれそうだし丼が熱くて持てないので両手鍋で運ばれて来ますw

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写真で見るとこぼれてそうですが、超濃厚な豚骨ベースなので粘度が高く、ドロっとしたスープは表面張力のソレを上回ることが出来ます。

見た目、スプーンが大きいので大きさが分からないかもですが、奥の七輪とほぼ同じ直径の丼で提供されています。

あと麺はいつも3玉くらい入っているので、ラーメン系は見た目以上のボリュームがあるのです。

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そして盛り沢山の具材の数々……。

牡蛎が美味しい季節なので、今回も牡蛎は多めに入っていました。さらに多くの野菜とカマボコ的な何かが色鮮やかで御座います。

味の方はベースが豚骨スープですので、ほぼほぼ豚骨ラーメンですが、やはり牡蛎が入ると一味違いますね。他にも海老やらイカやら入っているので、非常に賑やかな味わいです。

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グラフィック的にゴチャゴチャしてる感は否めませんが、味の奥行きも見たまんまの奥行きがあると言っておきましょう。

これは今は無き『大石家』のチャンポンに匹敵する美味しさで御座います。

『焼肉はせ川』 総評

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美味しい肉を求めて訪れる反面、謎のサイドメニューの数々も密かに愉しみにしている筆者で御座います。

通常の店であれば、とっくの昔にネタも尽きているのですが、この『焼肉はせ川』は無限とも思えるメニューの広がりがあるので、今後もチョイチョイぶっ込んで行こうと思います。

『鉄火丼』のような真面目なメニューもあれば、店主の遊び心満載、下手すると駄洒落メニューとかが混在する『焼肉はせ川』は、下手な遊園地よりも楽しめると締めくくっておきましょう。

それでは、是非みなさんも予約してから『焼肉はせ川』に訪れてみて下さい。

『焼肉はせ川』(完全予約制)

住所:神奈川県相模原市南区相模台4-11-6

営業時間 17:00~22:00
定休日:水曜日

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