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鹿児島の離島で生まれた人気者。auショップで買える「とうふ屋さんの大豆バター」の秘密に迫る!

「au WALLET Market」のなかでも、日本の離島の”おいしい!”を集めたしまものマルシェ。島ならではのおいしい食材を販売して島の魅力を知ってもらい、離島地域を応援するというプロジェクトの一環だ。ここで爆発的な人気を誇っているのが「とうふ屋さんの大豆バター」だ。プロジェクトの発起人、KDDI総務・人事本部CSR・環境推進室長の鈴木裕子は、「しまものマルシェの産品製造現場と、ヒット商品の裏側を見ておきたい!」と鹿児島県・上甑島(かみこしきじま)へ向かうことに。そこで、取材陣も同行。日本の”離島”としまもの(離島産品)の魅力に迫ります!

鹿児島・上甑島『山下商店』の「とうふ屋さんの大豆バター」。「au WALLET Market」の「しまものマルシェ」で大人気の商品だ

“大人の背中を見せたくて”、島での豆腐屋さんの開業を決意

東京から鹿児島空港まで、飛行機で約2時間。そこからバスと船を乗り継ぐこと約2時間半。やっと到着した上甑島の港から見えるのは、広い海、広い空、遠くに続く山だけ。その日の天候はあいにくの曇りで風も強く、ゆっくり景色を堪能することは叶わなかったが、晴れていたら自然に笑顔が出てしまうくらい、のどかですがすがしい風景が待っていたに違いない。

鹿児島の離島で生まれた人気者。auショップで買える「とうふ屋さんの大豆バター」の秘密に迫る!
鹿児島の離島で生まれた人気者。auショップで買える「とうふ屋さんの大豆バター」の秘密に迫る!
上甑島は甑島列島の北部にあり、本土からはいちき串木野市の串木野新港から運航しているフェリーと、薩摩川内市の川内港から運航している高速船が主な交通手段となる

港では「とうふ屋さんの大豆バター」の生産者である山下商店の代表、山下賢太さんが迎えてくれた。

鹿児島・上甑島『山下商店』の代表、山下賢太さん。上甑島の出身で、店の隣が実家なのだそう

上甑島の出身である山下さんから、「お昼ご飯を食べたら、島内を案内しますね。ただし、いわゆる”観光スポット”案内ではありませんからね(笑)」と、なんとも楽しみな提案が。

きびなご丼。左にちらりと見える、焼ききびなごも美味 曲がりくねった細い路地。島のあちこちで見られる

ランチは、「きびなご丼」。甑島列島は、日本一のきびなご漁獲量を誇る。もろみと甘みを抑えた醤油に漬けたきびなごは、新鮮で肉厚でしっかり味も染みてて、旨すぎる! 今は、産卵に向けて脂がのってくる時期だそうだが、「初夏の子持ちきびなごもおすすめ」なのだそう。

そして、島内観光へ。美しい白浜の海水浴場、海風から家を守る玉石垣が並ぶ細い路地、長さ約4kmの砂州と海が織りなす「長目の浜」など島の風景に、山下さんのガイドが重なる。

「車の往来が面倒になるのに、路地が曲がりくねっているのは、強い海風から家や集落を守るため。実際、路地の奥に立つとあまり風を感じないでしょう? 長目の浜は国定公園に指定されていますが、保護するだけじゃなく、有効活用することも許されているので、実はさまざまな漁も行われています。しっかりしてるでしょ(笑)」

東シナ海に浮かぶ島の厳しくも豊かな自然や、それと上手につきあう人々の暮らしが浮かび上がってくるようだ。

山下さんは実家の隣にあった空き物件を改修し、「山下商店」を開店。売店&喫茶スペースと豆腐の工房が隣接している

一通り案内してもらい、大豆バター製造所へ向かう間、山下さんが豆腐屋を開業するにいたったエピソードを伺った。

「子供の頃は、隣近所の豆腐屋に豆腐を買いに行くのが僕の仕事でした。早朝から、冷たい水の中に手をつけて、腰を曲げて作業しているお婆ちゃんを見て、いつも”大変だなあ。こんなつらい仕事はしたくない”と思っていました(笑)。ですが、いざ島に戻ってくると豆腐屋がなくなっていて、島自体も過疎化が進んで活気がない。周りの人間や自分の子供にも”帰ってきたい”と思わせる、そして実際に帰ってこられるような仕組みを作っていかなくちゃいけないと考えたときに、当時のお婆ちゃんの背中が浮かんできたんです。豆腐が好きな人は多いし、毎日食べるものという日常感もいい。何より、自分が子供に見せたい”大人の背中”はお婆ちゃんの背中だったかも……などいろんな思いが重なって、豆腐屋さんをやろうと決意したんです」

いよいよ「大豆バター」の製作現場へ!

その豆腐屋から生まれた大豆バターの製作所へ、いよいよ到着。着いた場所は、山下商店から車で15分ほど離れた場所にある「上甑生活改善センター」。「ここは地元の共同加工所なんですが、あらゆる食品製造許可を持っています。おかげさまで、私たちもこの施設を通じてさまざまな商品開発に取り組むことができています」と山下さん。

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