「コールセンターバイト」の仕事内容と満足度
電話を使ってお客様と企業をつなぐコールセンターバイト。みんなはどこに満足しているの?時間、時給、仕事内容について詳しく聞いてみました。
コールセンターバイトの仕事
コールセンターの仕事は、大きくわけて受信業務と発信業務があります。
■受信業務
インバウンドと呼ばれ、ヘッドフォンを付けて、お客様から商品やサービスなどの問い合わせや相談の電話に1対1で対応します。
■発信業務
アウトバウンドと呼ばれ、個人または企業宛に電話をして、新商品や新サービスの紹介をしたり、資料送付の手配などを行います。また、商品の満足度調査や市場調査などを行うこともあります。
どちらもマニュアルが用意されていて、受け答えや敬語の使い方などの研修を受けてから仕事をスタートすることが多く、コールセンターの仕事が初めてで、専門知識がなくてもチャレンジ可能です。仕事を始めてからも、困ったことがあればスタッフをまとめる役のスーパーバイザーやマネージャーに相談できるのも安心です。
総合評価:時給が高めで満足度が高い。時間の融通も★5つ
コールセンターバイトは、比較的時給が高めに設定されています。また、オフィス環境が整っているところが多く、「座って仕事ができるので疲れない」という声も。声の仕事なので、服装や髪形が比較的自由なところも人気の理由のひとつです。
1回の労働時間:3-5時間が47%。時間や勤務日に融通がきくことが多く働きやすい
3-5時間という回答が47%。勤務形態はシフト制のところがほとんどです。昼間、夕方からなどの勤務時間や、土日のみ、週3日以上など勤務日の融通がきくことが多いので、授業やサークルに忙しい学生や、かけもちバイトをしたい人にとっては働きやすい環境です。
※平日の労働時間を集計
時給は1000円-1100円がボリュームゾーンと比較的高時給!
時給は900-1000円と1000-1100円が合わせて約6割と、比較的高めです。上記では3-5時間勤務が多い結果となったものの、週5日や長時間の勤務も歓迎されるなど、シフトの融通もききやすいので、がっつり稼ぎたい人にとっては嬉しいバイトです。
※バイトの時給は地域や時期、時間帯によっても変わります。
仕事は「社会人としてのマナーが身に付く」という回答が56%!
コールセンターは、仕事に入る前に敬語や対応に関する研修をしっかり行うところが多く、「社会人としてのマナーが身に付く」という回答が56%という結果に。また、仕事を通じて丁寧な言葉遣いや電話での対応方法、コミュニケーション力など、社会人になってからも役に立つマナーやスキルが身に付くようです。
※複数回答可
コールセンターで働いてみた体験談
<ココがよかった>
・人と話すことが好きだったので、人とコミュニケーションをとれるこの仕事は楽しく取り組めました。
・時給が高い、髪型・服装などが自由、シフトはある程度融通が効く。この三点に満足。
・休みが取りやすい。シフトを誰かと変わってもらう必要がない。
・座り仕事であるため肉体的疲労がなく、アルバイト後の予定に影響しない。 ・知り合いができ、高時給で電話応対のマナーが身に付く。また、打たれ強くなった気がします。
<ココが大変>
・クレーム対応が難しく、慣れるまで時間がかかりました。
・一日中座りっぱなし、喋りっぱなしは辛かった。
・何件も電話をしなければいけないところと、電話をしても冷たい対応をされた時は仕事をしていてとても辛かった。 ・お客様は私を学生ではなく、社会人として話してくるので、大変と感じることがあった。
・ときには嫌な対応をされることもあるので、私は楽しめるタイプだったけれど、人との会話が苦である人には厳しいだろうと思う。
データ:データ:18歳~25歳までの学生時代にアルバイト経験者(2157人)を対象に調査(調査期間:2015年12/4~12/21)。
調査協力/株式会社クラウドワークス
文:荒川文乃
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