紫式部が”非モテ腐女子”? 現代風「源氏物語」がミュージカルに
あの有名な紫式部がなんと”非モテ腐女子”に。その溢れんばかりの妄想力と文才を駆使して発行した同人誌『源氏物語』シリーズが宮廷で大ブレイク――そんな予想の斜め上を行くニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』の準備が着々と進んでいる。公演に先駆けて、制作発表記者会見が2011年9月6日ニコファーレで開かれた。
・ニコミュ『源氏物語』制作発表会の写真を見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np82135
ニコニコミュージカルとは、ニコニコ動画で生中継されるミュージカルで、これまでの作品には人気のボーカロイド曲を原作にしたストーリーや、ニコニコ動画で注目されているものが取り入れられてきた。今回のニコニコミュージカル第7弾『源氏物語』では、ニコニコ動画の”歌ってみた”等で活躍しているぽこたさんが光源氏を演じる。
今回の会見は、一風変わった形式だ。始まってすぐ、光源氏と、富田麻帆さん扮する14歳の紫の上のきわどい会話が繰り広げられた。観ているほうが恥ずかしくなってくるような寸劇は、実は”非モテ腐女子”・紫式部の妄想が生んだ、宮廷で超人気の同人誌という設定。
「きゃー急展開ね、急展開!」「この巻、売れまくりますよ~!」(紫式部の取り巻き)
「でもそうやって大衆に受け入れられちゃうのってさあ、同人作家としてある意味アウトじゃん?」(紫式部)
そんな紫式部たちの会話に、会見の中継を見ていたニコニコ生放送の視聴者からは「ちょwwwwwwwww」「壁サーww」等のコメントが集まり、どよめいた様子だった。
ぽこたさん、富田さんのほかにも、会見には、演出の湯澤幸一郎さん、脚本の喜安浩平さん、音楽の住友紀人さん、出演者の大河元気さん、Kimeruさん、高木俊さん、平田裕一郎さん、川隅美慎さん、冨士枝千夏さん、エグゼクティブプロデューサーの片岡義朗さん、ミュージカルを主催する株式会社ドワンゴの川上量生会長が登壇し、作品への意気込みを語った。
公演は11月16日(水)から11月23日(祝・水)、全労済ホールスペース・ゼロ(新宿)にて行われる予定。
◇関連サイト
・ニコミュ『源氏物語』制作発表会の写真を見る
http://news.nicovideo.jp/watch/np82135
・[ニコニコ生放送]ニコミュ『源氏物語』制作発表会の「寸劇」から視聴 – 会員登録が必要
http://live.nicovideo.jp/watch/lv62397799?po=news&ref=news#09:16
・ニコニコミュージカル第7弾 源氏物語 – 公式サイト、チケット情報
http://info.nicovideo.jp/nicomu/genji/
(文・境田明子、写真・飯田城弘)
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