ソニーのAndroidタブレット『Sony Tablet』が『Sシリーズ』『Pシリーズ』として発売へ 3Gモデルはドコモからも販売

ソニーのAndroidタブレット『Sony Tablet』が『Sシリーズ』『Pシリーズ』として発売へ 3Gモデルはドコモからも販売

ソニーは、コードネーム『S1』『S2』として発表していたAndroidタブレット2製品を『Sシリーズ』『Pシリーズ』として発売することを発表しました。『Sシリーズ』は9.4型のタブレット、『Pシリーズ』は5.5型ディスプレーを2面搭載した折りたたみ型タブレット。初代『プレイステーション』のタイトルを遊べる『PlayStation Suite』にも対応します。Wi-Fiモデルの『Sシリーズ』を9月17日に発売し、3G通信に対応した『Sシリーズ』と『Pシリーズ』を10月から11月の間で発売を予定。3G対応モデルはNTTドコモからも販売します。

Sシリーズ

『Sシリーズ』には、ストレージ16GBのWi-Fiモデルと32GBのWi-Fiモデル、16GBで3GとWi-Fiに対応するモデルの3モデルをラインアップ。Wi-Fiのみ対応の2モデルではOSにAndroid 3.1、3G対応モデルでは最新のタブレット用OSであるAndroid 3.2を搭載します。9.4型WXGA(1280×800)を搭載し、本体の片側に厚みを持たせる“偏重心デザイン”が特徴です。持ったときに軽く感じるだけでなく、テーブルなどに置いたときに画面が傾斜し、視認性がよくなるデザイン。別売りの専用クレードルに立てかけて使用したり、別売りのBluetoothキーボードと組み合わせてパソコンのように利用することもできます。『Sシリーズ』16GBモデルの市場推定価格は約4万5000円、32GBモデルは市場推定価格約5万3000円と発表されていますが、3G対応モデルの市場推定価格は発表されていません。

Pシリーズ

『Pシリーズ』は、ストレージ4GBで3GとWi-Fiに対応する1モデルのみ。5.5型VGA(1024×480)2画面を搭載し、1画面にメール、もう1画面にソフトウェアキーボードを表示するなど画面を使い分けたり、2画面を大きな1画面としてウェブページを表示するなどの利用が可能。折りたためば、ポケットにも入るコンパクトサイズを実現しています。『Pシリーズ』の市場推定価格は発表されていません。

2機種共通の特徴は、『サクサク・エクスペリエンス』の採用、ソニーが提供する各種ネットワークサービスへの対応、テレビなど外部機器との連携の3点。『サクサク・エクスペリエンス』は、ハードウェアとソフトウェアを一体として開発し、快適な画面操作を実現する技術。ブラウザでJavaScriptの実行よりテキストの表示を優先、ユーザーが欲しい情報をすぐに表示可能にする『クイックビュー』、独自技術の組み合わせでタッチパネルの応答性を高める『クイック・タッチ』、入力内容に応じてキー配列を自動変更したり予測変換、オートコンプリートの機能を追加したソフトウェアキーボードから構成されます。

ソニーのネットワークサービスで対応するのは、映画やテレビ番組をダウンロードできる『Video Unlimited』、初代『プレイステーション』タイトルをプレイできる『PlayStation Certified』、10月以降に開始する電子書籍ストア『Reader Store』、写真や動画を共有できる『Personal Space』の4サービス。これらからアクセスできるビデオ、ゲーム、音楽などのコンテンツは、アプリから立ち上げることなく「Favorites」と呼ばれるメニュー画面から直接アクセスできます。

液晶テレビ『ブラビア』などDLNA接続したテレビ上で、タブレット内のコンテンツをボタンひとつで再生できるほか、『Sシリーズ』ではタブレットをリモコン代わりにほかの機器を操作する機能も搭載します。

『ソニー・タブレット』は、9月1日から東京・銀座のソニーショールーム、ソニーストア名古屋、ソニーストア大阪で先行展示を開始しています。気になる方は一足早くチェックしてみては。

Sシリーズ主な仕様
型名:SGPT111JP/S、SGPT112JP/S、SGPT113JP/S
OS:Android 3.1(SGPT111JP/S、SGPT112JP/S)、Android 3.2(SGPT113JP/S)
ディスプレー:9.4型 WXGA(1280×800ドット)TFTカラー液晶
CPU:NVIDIA Tegra 2 モバイル プロセッサ 1GHz
ネットワーク:Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n準拠(SGPT111JP/S、SGPT112JP/S)、Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n準拠&3G(SGPT113JP/S)
ストレージ:16GB(SGPT111JP/S、SGPT113JP/S)、32GB(SGPT112JP/S)
主な入出力:Hi-Speed USB(USB2.0)Micro-ABコネクター(ホスト/クライアント対応)×1、ヘッドホン出力(ステレオ、ミニジャック)×1(モノラル、マイク入力と兼用)
Bluetooth:2.1+EDR
赤外線通信:赤外線リモコン機能搭載
カードスロット:SDメモリーカード×1
フロントカメラ:有効画素数30万画素
リアカメラ:有効画素数511万画素、“Exmor for mobile”CMOSセンサー搭載HDカメラ
センサ:3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサー
バッテリー駆動時間(Wi-Fiモデル):スタンバイ最長430時間、音楽連続再生最長31時間、ビデオ連続再生最長6.0時間、ウェブ閲覧:最長6.2時間
バッテリー駆動時間(3Gモデル):スタンバイ最長400時間、音楽連続再生最長31時間、ビデオ連続再生最長6.0時間、Wi-Fi ウェブ閲覧最長6.2時間、3Gウェブ閲覧最長4.5時間
サイズ:約W241.2×D174.3×H10.1mm(最厚部20.6mm)
重量:約598g

Pシリーズ主な仕様
型名:SGPT211JP/S
OS:Android 3.2
ディスプレー:5.5型ウルトラワイドVGA(1024×480)×2
CPU:NVIDIA Tegra 2 モバイル プロセッサ 1GHz
ネットワーク:Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n準拠&3G
ストレージ:4GB
主な入出力:Hi-Speed USB(USB2.0)Micro-Bコネクター×1、ヘッドホン出力(ステレオ、ミニジャック)×1(モノラル、マイク入力と兼用)
Bluetooth:2.1+EDR
赤外線通信:赤外線リモコン機能搭載
カードスロット:microSDカード×1(2GB×1付属)
フロントカメラ:有効画素数30万画素
リアカメラ:有効画素数511万画素、“Exmor for mobile”CMOSセンサー搭載HDカメラ
センサ:3軸加速度センサー、ジャイロ、デジタルコンパス、照度センサー
バッテリー駆動時間:スタンバイ120時間、音楽連続再生最長16.8時間、ビデオ連続再生最6.5時間、Wi-Fi ウェブ閲覧最長6.1時間、3G ウェブ閲覧:最長4.6時間
サイズ(開いたとき):約W180×D158×H14mm
サイズ(閉じたとき):約W180mm×D79×H26mm
重量:約372g

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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