りっくんランドの戦闘糧食

突然ですが、僕はどういうわけか子どもの頃から携行食や行動食というものに対していささか尋常ではない執着があるようです。
昔のRPG的なものに登場する干し肉やアニメ映画でもラピュタパンには妙にときめいたし、ドラゴンボールを読んでは仙豆に思いをはせていたものです。現実でも時折無性にコンビーフが食べたくなったりします。
そんな僕なので、先日陸上自衛隊広報センター『りっくんランド』に行ったときも戦闘糧食にはとにかく興味津々でした。

『りっくんランド』の売店はまるでそんな僕の心を見透かしていたかのように(おそらく本物と同じ)戦闘糧食からお土産用のお菓子まで多種多様な食料品を取り扱っていました。案外僕と同じように戦闘糧食に興味がある人が多くいるのかもしれませんね。
あと、それらの商品のパッケージを見るに、どうやらサバイバル用品、災害用備蓄食料品としての需要も見込んでいるように思いました。
まず目を引くのは、多分定番であろう“ミリメシシリーズ”。どれも650円でカレーやハンバーグをはじめ種類もいろいろ。“サバイバル食品”と銘打たれている通り1年の保存が可能でした。

そして一部では有名(?)な『SDFヌードル』もここで購入することができます。
中身はほぼ日清カップヌードルに準ずるものらしいと言われていますが、しょうゆとシーフードがありました。
そして『SDFソース焼きそば』。これも日清製らしいです。こちらは迷彩柄のパッケージとなっていますが、実用上の理由ではない……でしょう、きっと。

そして何といっても目玉はこれ。そうです。萌え絵ミリメシ『あつあつ防災弁当』です。
箱のサイズなどはさっきの650円の“ミリメシシリーズ”に近いのですが、こちらの萌え仕様は各980円です。一瞬「まさか自衛隊までもが萌え絵で付加価値商法か 」と考えてしまいましたが、よく見てみるとこちらのミリメシは保存期間なんと3年の実戦仕様となっています。
なぜ本気スペックの方を萌えパッケージにしたのか真意はわかりませんが、もしかすると「二次元女子は劣化しない」「二次元は俺を裏切らない」という意味から、いざという時の信頼感を演出するメッセージとしての萌え絵なのかもしれません。

やはりミリメシはその特性上、食品としては保存期間が長いものが多いのでお土産にも適しているように思います。話のネタにもなりますし。
もちろん本来の用途として災害用備蓄に備えておくのにもこれ以上ない一品です。機会があれば実食レポートもしたいですね。

陸上自衛隊広報センター
http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/prcenter/

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ワタナベダイスケ(officedai)」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?
フリーランスの専門学校講師。専門分野はIT(特にネットワーク/情報セキュリティ全般)と広告、DTPなど。モバイル機器(Mac、Androidスマホ等)を抱えて関東甲信越で活動するノマドワーカー。細々とグラフィックデザインの仕事もしていたりします。

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