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スッキリ暮らす[1] 1年半かけて汚部屋を卒業、池田暁子さん

【画像1】どこに何があるのか把握できる快適なスッキリライフになりました(イラスト:池田暁子さん)「片づけで大切なことは、物を取り出しやすい位置に置くこと」

「不要だけれどまだ使える物というのはもったいないし、なかなか処分できなくて……」という場合はどうすればいいのでしょう。

「例えば、デザインが好きだけれど似合っていない服(全然着ないのでいつまでも新品同様で余計に捨てづらい)、勢いで買ったけれど使っていない雑貨、一時期好きだったけれど今は好みが変わった小物、昔はハマったけれど今はやっていない趣味の道具など、何となく処分できない物があると思います。でも、今すぐに無理矢理苦しい思いをして処分しなくてもいいんじゃないでしょうか。いずれそれらに対して愛着がないこと、使えたとしても必要じゃないことを自覚する日が来るので、そうしたら手放せばよいと思います」

池田さんの場合、「まだ使えるから」「後でゆっくり読もう」「いつか必要になるかも」「何かのときに必要になるかも」と思ってとっておいた大量の「まだ使える物たち」が、実は快適な暮らしを阻害している一番の要因だということに、ある日ふと気付いて、愕然としたそうです。
「使わない物で場所を塞いでしまって必要な物がすぐに取り出せない、かといって大量の物を最適な場所にしまうのは至難の業、どこに何があるか自分で把握できる量を超えている」と自覚し、心を鬼にしてそれらを処分しました。

必要な広さの部屋や収納があって物が取り出しやすく管理できるなら、無理矢理物を処分しなくてもよいのではないかと思っているそうですが、池田さんの家のように広さが限られている場合には、部屋に対して物が多いと暮らしづらくなるので、自分なりの物の適正な量を見極めて、物の量をコントロールすることが必要です。
「理想は収納スペースの2〜3割は何も置かず、ゆとりを持てる程度の量にすること。でも、現状は発展途上中です(笑)」(画像2を参照)。

こうして多くの物の処分を実行した池田さんですが、「物を減らすことや捨てることはとても大切ですが、片づけにおいて一番大切なことは必要な物を取り出しやすい定位置に置くこと。すべての物に置き場所を決めて、使ったら戻すこと、はみ出ることのないよう時折物を見直すことが重要」と話します。「ただ、それらは言うほど簡単なことではないので、慎重に考えましょう」

「実は置き場所を決めるのは結構難しいんです。置き方・しまい方が理にかなっていない、つまり使いやすい場所でないと、どこに置いたか覚えられないし、戻す場所が分からなくなってしまうこともあるからです。最適な置き場所は使う場所の近くで、同じ種類の物同士をひとところに集めてというのがポイント。また、使ったらすぐ戻すことも大切です。片づけの得意な方なら無意識のレベルで当たり前にやっていることかもしれませんが、私はそれが分かっていなくて、置き場所を決めても実は使い勝手が良くない場所だったりして、いろいろ苦労しました」

さらに、子どもの成長など家族状況の変化、年齢や趣味嗜好(しこう)、仕事や置かれた環境が変わるにつれて持ち物も変わるので、せっかく置き場所を決めても、何かが増えたり減ったりして、置き場所が現状に合わなくなるという点もあります。
「当然、物のリバウンドもあるでしょう。暮らしながら必要に応じて収納や物の要・不要を見直すことがスッキリライフを維持して楽しむコツだと思います」

イラストにある原則とは別に、スッキリライフ実現のために比較的実行しやすいコツも教えていただきました。
「外から持って入った物をその都度、すぐに片づけること。食品は冷蔵庫、日用品は専用の収納棚に入れ、不要な包装紙やDM類をすぐ処分する。旅行から帰ったら荷物をすぐに所定の位置に戻す。帰宅してくつろぐ前にそれを習慣化すれば、いつの間にか物が増えているという事態を回避するのにも役立ちますよ」

【画像2】捨てられない人は「使わないとわかった物は処分」を心に刻もう(イラスト:池田暁子さん)

【画像2】捨てられない人は「使わないとわかった物は処分」を心に刻もう(イラスト:池田暁子さん)

片づけのやり方が分からないために、「不便な散らかり地獄」に陥ってしまっていた池田さん。物を減らすためには必要な物を選ぶことが重要だと気づき、置き場所決めにあれこれ悩み、1年半の時間をかけてスッキリ化を阻む大きな壁を一つひとつ乗り越えてきました。
現在では、「三原則を守ることで、部屋が散らかるのを回避できています。部屋が片づいていると、仕事がはかどりますし、時間の効率もよくなりました」と微笑む池田さん。どこに何があるか把握できるスッキリ部屋暮らしをご夫婦二人暮らしで楽しんでいるそうです。

片づけはそうした気づきや悩みの連続。でも、一歩一歩進んで行けば理想の暮らしに近づいていく――そんな池田さんの汚部屋スッキリ化ストーリーに、片づけ実践中の皆さんも勇気づけられるのではないでしょうか。●取材協力
池田暁子さん
イラストレーター、漫画家。自身の汚部屋スッキリ化の変遷を記した『片づけられない女のための こんどこそ!片づける技術』『必要なモノがスグに!とり出せる整理術!』をはじめ、時間整理術、料理&キッチン整理術、ダイエット、貯蓄、投資などの仕組みや実践方法を、自身の体験をふまえ、分かりやすく可愛いイラストでまとめたエッセイ漫画が好評。http://ikekyo.com
元記事URL http://suumo.jp/journal/2016/02/05/105382/

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