馬淵氏「結果を恐れるものではない」 民主党代表選への出馬を正式表明

馬淵澄夫前国土交通相

  馬淵澄夫前国土交通相は2011年8月26日午後、都内で記者会見を開き、菅直人首相の後継を決める民主党代表選挙に出馬することを正式に表明した。

 馬淵氏は記者会見で「去る6月2日、菅総理の代議士会における発言を受けて、菅総理退陣後の代表選へ向けて強い意欲を示してまいりました。明日代表選告知となります。私、馬淵澄夫は本日、代表選出馬を皆さま方に明言させていただきます」と述べ、民主党代表選への立候補を正式に表明した。

 さらに馬淵氏は、

「当選3回という若さを、さまざまなところで指摘されるが、一方で強みであると思っている。それは、民主党という政党で立候補をし、そして議席を預からせていただいた議員だということ。過去のしがらみが一切ない、政治姿勢を貫くことができる」

と話し、「政治経験は少ないと言われるが、一方で社会の経験、企業の経営経験、組織の運営、今日まで培ってきたその力を持って、国のため政権運営を全力で取り組んでいきたい」と、出馬への意気込みを述べた。

 また、記者会見を中継していたニコニコ生放送の視聴者へ向けてのメッセージも飛び出した。馬淵氏は若い世代の視聴者に対し、

「政治が自分たちの預かり知らないところで動いているとお感じの方がたくさんいるとすれば、そうではないということを、私自身の姿を通して皆さんに実感していただきたい。永田町であり得ないと言われる挑戦を、私は仲間とともに突き進んでいる。結果を恐れるものではない。若い方々に、国のど真ん中を動かそうとするなかで、そういった挑戦があることを、ひとつの勇気として受け止めていただきたい」

と述べた。

 馬淵氏は奈良県奈良市出身の衆議院議員(現在3期目)。大学卒業後、上場企業の役員を経て政界へ進出。2003年に衆議院議員初当選。菅政権では国土交通大臣、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)、内閣総理大臣補佐官(東北地方太平洋沖地震及び原子力発電所事故対応担当)を歴任。

(三好尚紀)

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http://watch.live.nicovideo.jp/watch/lv61564389?po=news&ref=news#18:34

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