【ポーランド世界遺産】天井も壁もシャンデリアも、100%塩の宮殿が美しい

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こんにちは、時空の旅人です。TABIZINEの時間を遡り、今までのヒット記事を巡る旅をしています。今回は2014年12月24日に紹介された、「美しすぎる塩の宮殿」をお伝えします。

天井、床、壁・・・すべてが塩の魅惑の世界へ。

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

(C) Xseon/Shutterstock.com

ポーランドには、100%塩で造られた地下宮殿のような場所があります。13世紀には「白い金」と呼ばれ巨大な富をもたらした岩塩。その岩塩を採掘するヴィエリチカ岩塩坑にある礼拝堂です。

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

(C) Evgeny Eremeev/Shutterstock.com

ヴィエリチカ岩塩坑は、クラクフの旧市街と一緒に世界遺産第1号(最初に登録された12件)に認定された遺産のひとつ。700年以上続く採掘は、規模は縮小されたものの今も続いています。

鉱夫の岩塩彫刻に目をみはる

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

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一番深いところは300 m以上、2000以上の空洞がある壮大な地下迷宮です。見学できるルートはそのうちのわずかですが、スリル満点の地底への旅を体験できます。

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【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

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3.5kmほどの見学ルートでは、当時の様子の再現や使われていたトロッコなども見学できます。冒険心をくすぐる、神秘的な地底湖も。

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

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そして必見なのが、芸術家ではなく鉱夫が自らの手で彫り上げたという岩塩彫刻の数々。塩でできているという事実もさることながら、その精度に驚きをかくせません。

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

古代遺跡を見るといつも感じるのですが、昔の人は今より手先が器用だったのでしょうか。それとも、現在のように分業化されていない世界でなら、人々はみな絵心や芸術的才能を発揮できるものなのでしょうか・・・。そんなことを感じます。

今でもミサが行われる礼拝堂

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界! 【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

採掘作業の安全を願って造られたという礼拝堂は、100%塩の世界。天井、床、壁、祭壇、そしてシャンデリアももちろん、塩。

【世界遺産】美しすぎる塩の宮殿。天井、床、壁すべてが塩の世界!

冷たく美しい、地下の塩の世界。この礼拝堂では、今でも日曜になるとミサが行われます。さらに驚くことに、ここの空気は塩分を含んで殺菌作用があり、健康によいのだとか。坑内にはぜんそくなど呼吸器疾患治療のための地下保養所もあり、療養のため世界中から多くの人々が訪れるそうですよ。

■ヴィエリチカ岩塩坑
住所:Danilowicza 10 Wieliczka
開館時間:11月~3月8:00~17:00、4月~10月7:30~19:30
休館日:1月1日、イースター初日、11月1日、12月24、25、31日
入場料金:大人45~64ズウォティ
※シーズン、年齢、ガイドの言語によって異なるため、HPで確認のこと。

[All Photo by Shutterstock.com]

執筆者:山口彩

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