自然遺産「小笠原諸島」の6つの魅力に迫る!1日100人しか入れない無人島も
最近、東京都の一部がなんと世界自然遺産に登録されました。え?東京都にそんなところが?と思いきや、それは東京、竹芝桟橋から船で丸1日以上かかる、絶海の孤島、小笠原のことです。

東京湾からおよそ1000km南へ行ったところにある小笠原は、太平洋のまっただ中にあり、綺麗な海と不思議な動植物たちがたくさん!死ぬまでに一度は行っておきたい世界遺産の1つです。
1. 絶対外せない 母島
小笠原諸島の一番の市街地は父島にあります。有人島なのは、父島と母島のみなので、小笠原に行った時には、是非とも母島まで足を伸ばしましょう。
特におすすめなのは冬。なぜなら、冬になるとザトウクジラが繁殖のために母島沖にやってきて、港のすぐ前で求愛行動をするのだとか。
このときばかりは、わざわざ船で海にでなくても、港からホエールウォッチングができるんだそうです。
2. 必ずやりたい ドルフィンスイム

小笠原といえば、絶海の孤島なのですから、外せないのが海。シュノーケルをつけてただ海に入るだけでも色とりどりの魚に出会えるのでおすすめですが、やはり外せないのが、ドルフィンスイムです。
これは小さな漁船サイズの船で沖まで連れて行ってもらい、イルカのいる場所で一緒に泳ごうというもの。
人懐っこいイルカなら、なんとすぐ近くまで寄っても一緒に泳いでくれるのだそうです。
海は透き通るように綺麗なので、深くても底までしっかりと見渡せます。イルカと泳いでいたら、海底にいるウミガメを見たなんてことも。
3.シュノーケルももちろん 兄島

海がきれいな小笠原。行った限りは一度はシュノーケルをつけてもぐりましょう。カラフルな熱帯魚たちが辺一面に泳いでいます。
それもそのはず、小笠原はなんと緯度にして沖縄とほぼ変わらないほど南なのです。
シュノーケルでおすすめなのは兄島。こちらは無人島ですが、旅行会社による兄島ツアーがよく行われています。人の住んでいない海は透き通るように綺麗です。
4. 地上の熱帯性の森を歩こう

Photo by commons.wikimedia.org
海はもちろん綺麗な小笠原ですが、陸上もやはり欠かせません。生物学的には、むしろ陸上の方が小笠原固有の生き物がいて貴重なぐらいなのです。
特に鳥類やカタツムリの仲間には、絶滅危惧種になっているような希少な固有種がいっぱいです。特に重要な生き物の生息地として指定されている場所はガイドが必ず必要で立ち入り許可をもらう必要があります。
5. カルスト地形が作り出す幻想的な島

Photo by pixta.jp
もう1つ行っておかなければならない場所が無人島である南島です。ここはカルスト地形によって作られた美しい入り江があり、一見の価値ありです。
また、無人島のため多くの海鳥が繁殖しているので、シーズンにはその愛らしいひな鳥の姿を見ることができます。
また、浜辺に行くと、白い貝殻がたくさん落ちていますが、これらは全て、カタヒラマイマイの化石(採取は禁止です)。
他では体験できない空間なので、小笠原に行った際には絶対行っておきたいスポットです。
6. 戦争の傷跡 砲台跡

小笠原はもちろん自然豊かな場所ですが、人の悲しい歴史も刻んでいます。太平洋にぽつんとうかぶ小笠原は第二次世界大戦中には貴重な要塞の1つでした。
砲台跡などが、父島のジャングルの中に残っています。
まとめ
東京都でありながら、行く手段は船しかなく、それも丸一日以上かかる、という小笠原。しかし、このアクセスの悪さをカバーする以上に素晴らしい自然が待ち受けているのが小笠原です。
行ってしまえば、船が帰るまで帰れないので、小笠原に行くには、最低5日以上予定を開ける必要がありますが、死ぬまでに一度は行ってみたい場所の1つですね。
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