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「あと1発の事故は絶対に起こしてはいけない」 孫正義×堀義人 対談全文書き起こし(8)

: 僕も、僕なりの考えを申し上げると、今日の議論を通して、僕はもともと自然エネルギーに関しては賛成だと申し上げていて、孫さんが企業家としてやってらっしゃるということを確認できて、非常にうれしく思っています。孫さんが影響力がないとおっしゃっていますが、おそらくいま日本の経済人で最も影響力があるのは孫さんじゃないかと思っているくらいなので、孫さんと議論することによって、原発に対する危険性というのは、まだ孫さんと僕の間の・・・確かに事故があったことは認めますし、それ以降の苦しみ、悲しみ、人命を考えて、福島のみなさんの苦しみに共感したうえで、次代の子供たちのためにどういったエネルギー政策を考えるべきかということに関しては、私が申し上げたいことを申し上げることができたと思っています。

 一方で、科学的根拠にのっとった議論が重要だと思っていますし、今の僕の発言の中でもしかしたら誤解があった場合には、それは全部チェックして、訂正を載せます。一方では孫さんに関して、僕が「政商」と言ったことは撤回して謝ります。

: ありがとう。いや、うれしいよ。それだけで今日は来た甲斐があった

会場:(笑いと拍手が起こる)。

: そのうえで、ぜひとも原発の従事者はすべてが目先に利益にとらわれているわけではなくて、夢をもちながら社会に対して貢献しているんだという人たちが多くいるということと、将来のために何が必要かということを、こういうオープンな場で議論できたことをみなさんに感謝するとともに、孫さんに感謝を申し上げたいと思っています。

 そんな中で、みんなでまた、多くの場で、さまざまな場で、今回は企業家対企業家だったわけですが、今度は政治家対政治家、学者対学者という、さまざまな論点があって、多くの人たちが聞いて、それに対してどう思うかということを考えながら、そのうえで、今回の不幸な事故を乗り越えていく。今まで日本がさまざまな罹災を乗り越えてきたわけで、それを乗り越える底力が僕らにはあると思うし、孫さんのようなリーダーとともに、僕らが乗り越えていかなければいけない。

 方法論では違いがあったとしても、それを、みんなでオープンな意見をしていきながら、おそらく僕のところに、あるいは孫さんのところに非難がいくかもしれませんが、みんなで、こういう議論はいいんだということで、自分の意見をどんどん言い合っていくということが、僕は良いことだと思います。

: 良かった。

会場: (2人が握手)。

孫・堀: ありがとうございました。

会場:(大きな拍手が起こる)

(了)

(亀松太郎、土井大輔、丹羽一臣、西川真帆)

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