地下アイドル仮面女子のスーパーアリーナ公演に1万5千人が集まった理由

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 2015年11月23日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ(以下たまアリ)にて、地下アイドル・仮面女子がワンマンライブを開催した。当日は生憎の空模様だったが、雨にも負けず仮面女子ファンはこぞってたまアリに集結。1万5千人のオーディエンスが集まった。彼女たちがこれだけの観客を集められた理由は何なのか?

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 そもそも「地下アイドルとは何ぞや?」という方も少なくないと思う。地下アイドルとはライブハウスを中心に活動するアイドルたちのこと。そんな中、『最強地下アイドル』を名乗るのがこの仮面女子だ。ジェイソンマスクを被って素顔を隠しながら歌う彼女たちは、『仮面女子劇場P.A.R.M.S.』という秋葉原にある常設ステージで1年365日ライブを敢行。これまでインディーズでリリースしてきたCDのうち、2015年1月1日発売の『元気種☆』はオリコン1位を獲得するほどの実力派だ。そんな彼女たちが幾多の試練を乗り越え、ついに憧れのたまアリでライブを開催できることになったわけだ。

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 ライブがはじまるや否や、謎のジェイソンマスクがバルーン・モニターに映し出され、各ユニットを紹介していく。するとユニット全員がステージに登場し、オープニング曲の『元気種☆』を全力で歌い上げる。それに呼応するかのように、観客全員に配布された『リップルライト』という自動点灯式バンドライトが会場を七色に染めた。その後も会場はヒートアップ。『大冒険☆』『夏だね☆』『全開☆ヒーロー』など全20曲に観客は熱狂。ファンにとってはもちろんのこと、メンバーとってもこの上なく幸せな時間だったに違いない。

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 リーダーの桜のどかさんは最後のMC中にこんなことを語っていた。
「私たちは地下アイドルとして目の前のライブに全力で臨んできました。『どうせ地下アイドルなんて』と言われていた私たちが夢を叶えつつあります。そんな私たちが出来たんですから、夢に向かってがんばっている人がいたら、もっと自分に自信を持ってください。叶わない夢なんてないんです!」
 努力をすれば必ず報われるとは限らないかもしれない。しかし、諦めさえしなければ夢は叶うという事実を仮面女子は見せつけてくれた。そんな彼女たちの勇姿を見て、多くの観客は自分の夢や希望を再認識したのではないか? 改めて、自分の夢や希望に向かって最後まで全力でぶつかってみようと思ったのではないか? 仮面女子が1万5千人の観客をたまアリに集めることが出来たのは、彼女たちの『魂』に共感出来る何かがあるからだと思う。

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(執筆者: バラン野島) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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