サンプラザ前で「董卓討つべし」&中野区役所前でドラムン! 『Re:animation8』レポート [オタ女]
オタクカルチャーとクラブミュージックの双方を楽しめる超都市型音楽イベント『Re:animation』。2015年11月1日に開催された『Re:animation 8』では、サンプラザ中野前と中野区役所前の2ヶ所のフロアで27組のDJ・VJ・アーティストが出演。両フロアとも11時から19時までノンストップでジャンルレスの音楽が展開され、最終的に3400人を超える動員を記録しました。
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これまでの会場だった中野駅北口暫定広場が使えなくなったこともあり、区役所の敷地の中を「しーなん」FLOORとしてステージと大型スクリーンを設置。これまでより広めのキャパシティで、より踊りやすい環境に。それにしても、区役所を前にしてのDJプレイというのは不思議な光景ではあります。
一方、サンプラザ前の「PORUN&PEACH」フロア。こちらには、最後列に『unity-chan!』のVIPやぐらが設置され、周囲を見回せる絶好のロケーションになっていました。
(撮影・水津拓海 @rhythmsift )
ただ、サンプラザ前の方は「床が抜ける危険性がある」ということでジャンプ禁止。運営側が膝の屈伸や横の動きでノッていくことをアピールしていました。
クラウドファンディングサービス『CAMPFIRE』で募集された“推しのぼり”が今回も中野の青空にはためくことに。中にはオーガナイザーのちへさんの名前も。
出演者には、TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のEDテーマ「RIGHT LIGHT RISE」などで活躍中の分島花音さんや、『響け!ユーフォニアム』OP主題歌「DREAM SOLOSTER」のTRUEさんといったアニソン歌手に加えて、『千と千尋の神隠し』主題歌「いつも何度でも」で知られる木村弓さんが、和製ハウスとしてフューチャリングしたConuresさんと共にステージに登場。この時ばかりはフロアもそのしめやかな歌声に聞き入っていました。
『Re:animation』関連のイベントでは常連になりつつあるアニソンディスコ。今回もフリーザ様たちのキレが光っていました。
サマーソニックへの出演やテレビ朝日系『musicるTV』に出演して人気を集めているおもしろ三国志さんは『Re:animation』初登場。定番の「董卓討つべし」をフロア全体で唱和!
一方の区役所前では、女性DJのMegsisさんがソウルフルなナンバーを交えたドラムン・ベースで会場を一体化。スタッフも含めてダンシングな空間を作り上げていました。
今回もさまざまなコスプレイヤーが来場。個々人によるアレンジをミックスさせたスタイルの人が多かったのが印象的でした。
日が落ちた後も肌寒さを吹き飛ばすアクトが続きます。フロアではサイリウムを振る姿も。
(撮影・水津拓海 @rhythmsift )
19時に計8時間に及んだイベントはすべて終了。今回は救護者がゼロという、日中からアルコールが飲めるイベントとしては“快挙”と呼べる結果になり、街に溶け込んだクリーンなイベントというイメージをさらに強固ものとしたのではないでしょうか。
イベント後にステージに上がった田中大輔中野区長も「来年も中野を盛り上げてくれると期待している」と述べ、はからずも継続開催のお墨付きを得た形となった『Re:animation』。次回以降の関連イベントからも目が離せそうもありません。
Re:animation | リアニメーション
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乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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