セレーナ・ゴメス ゴシップや闘病を乗り越え、米ビルボード・アルバム・チャート堂々のNo.1デビュー
ゴシップや闘病を乗り越え、セレーナ・ゴメスの2ndアルバム『リバイバル』が首位デビューを果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
2013年にリリースしたデビュー作『スターズ・ダンス』に続いて、2作連続のNo.1デビューを果たした、セレーナ・ゴメス。今年は、ジャスティン・ビーバーとの復縁云々といったゴシップ報道や、先日公表した自己免疫炎症性疾患の闘病など、プライベートな面でもメディアを騒がせていたが、同時にシングル「グッド・フォー・ユー」が大ヒットし、アーティストとしての成長もアプローチし、本作へのセールスにつなげた。初動枚数は11万枚を突破し、前作を上回るセールスを獲得。オーストラリアで3位、ノルウェー、ニュージーランドでは2位をマークし、すでに主要6か国でTOP10入りを果たしている。
続いて、2位にデビューしたのは、ラッパー、ゲームの3年ぶりの新作『ザ・ドキュメンタリー2』。デビュー10周年を迎えるにあたり、2005年にリリースしたデビュー作『ザ・ドキュメンタリー』の続編というコンセプトで制作され、首位をマークしたデビュー盤から6作全アルバムがTOP10入り、5作目のTOP3入りという快挙を成し遂げた。50セントとタッグを組んだ「ハウ・ウィ・ドゥ」(2004年)や、「ヘイト・イット・オア・ラブ・イット」(2005年)など、デビュー当初はシングル・チャートでもヒットを連発していたが、ここ最近はランクインさえ逃していたにもかかわらず、アルバムのセールスは10万枚近くを保守していることに驚かされる。固定ファンが確立されているという結果だろう。
先週首位デビューを果たした、ジャネット・ジャクソンの『アンブレイカブル』は8位に後退、ザ・ウィークエンド(3位)やフェッティー・ワップ(4位)、ドレイク(5位)、テイラー・スウィフト(6位)など、シングルチャートで上位にランクインしているアーティストのアルバムは、依然として強い。TOP10以下をみても、エド・シーランやショーン・メンデス、メーガン・トレイナー等が名を連ねている。上記のメンバーは、来年初頭に開催される【第58回グラミー賞】の主要メンバーになると同時に、来月で集計期間が終了する、2015年間チャートの上位ランクインが期待される。
10位には、カントリー・シンガーのジャナ・クレイマーが初登場。12月で32歳になる米ミシガン出身のシンガーで、目を見張る美しいビジュアルを活かし、女優業もこなしている。本作、『サーティーワン』は、自身の年齢をタイトルにした3年半ぶり、2枚目のスタジオ・アルバムで、初のTOP10入り、カントリー・チャートでは、TOP3入りを果たした。アルバムは、エアロスミスのフロントマン、スティーヴン・タイラーとのデュエットソングや、スタンダードなカントリー・ソングから、ロック、フォーク調のナンバーもあり、色濃い内容に仕上がっている。
Text: 本家 一成
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