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スペインの治安は?注意すべき場所と安全な旅行のポイント7つ

Photo credit: Keita「サンティアゴデコンポステーラヘの道」

Photo credit: Keita「サンティアゴデコンポステーラヘの道

こんにちは。TRiPORTライターのkiemiです。
バルセロナのガウディ建築、マドリードの美術館、アンダルシアのイスラム建築、スペインって本当に見所が多くてワクワクしますよね。一度行ったことのある筆者も、ぜひまた訪れたい国の一つです。
今回は、みなさんのスペイン旅行がもっと安全で快適になるように、出発前に知っておきたいスペインの治安と、気をつけるべきポイントをご紹介します。

スペインの治安

一昔前は、ヨーロッパの中でも治安が不安視される国でしたが、近年は警察や自治体などの取り組みにより改善されてきています。しかし、観光客を狙った軽犯罪は未だ少なくありません。
どのようなことに気をつけたらよいのか、どんな場面にどんな危険があるのか、また注意するべき場所はどこなのか、まとめてみました。

参考

2012年における事件別邦人被害件数(スペイン全土)
発生件数

スリ
197

置き引き
189

偽警官
17

車上狙い・パンク盗
19

ひったくり
7

首絞め強盗
2

その他
64


494

出典:外務省海外安全ホームページ 在留邦人向け安全の手引き 在スペイン日本国大使館より

気をつけるべき7つのポイント

Photo credit: Jean Vaella「Barcelona!」

Photo credit: Jean Vaella「Barcelona!

1. スリ

旅行者がスペインで受ける被害で最も多いのがスリ。ポケットの中のもの、カバンに入れていたものが気がついた時にはなくなっています。注意を引く人間と盗む人間とに分かれた集団で行われることが多く、あっという間にとられた物がどこにいったか分からなくなってします。
また、子供や女性、お年寄りなど一見スリとは思えない人にも注意が必要です。観光地とその周辺の路地、地下鉄駅などの公共交通機関では特に気をつけましょう。

<スリの種類>
ケチャップスリ

被害者をわざと汚した上で、親切を装い指摘したり拭き取ってあげるなどして注意を引いている間に、別の者が盗む。
目隠しスリ

地図などを広げて、手元を見られないように盗む。
物売りスリ

路上で物売りとして近付き、注意を引いている間に盗む。
切り裂きスリ

電車内などで、リュックや肩にかけられたバッグを後方から切り裂き、中の貴重品を抜く。

2. 置き引き

スリと並んで多い被害が置き引きです。日本では、荷物を置いたまま席を離れる人も多いですが、日本国外では「盗んでください」と自ら言っているようなもの。絶対にやめましょう。
また、犯罪者はあなたにちょっとした隙が生まれる瞬間を狙っているので、自分のすぐそばに置いていても注意が必要です。足元や隣の椅子に置くこと、椅子の背もたれにひっかけること、テーブルの上に置くのはやめて、常に自分の前や膝の上や置くようにしてください。

3. 声をかけてくる人はまず疑うこと

前述のスリや置き引きでは、被害者の注意を引くために話しかけてくる場合が多いです。実際に筆者も、バルセロナで二度被害に遭いかけています(未遂で終わりました)。
一度目は宿を探していた時。1人に道を尋ねられているところに、もう1人がニセ警官として登場し、パスポートと財布の提示を求められました。
二度目は知人と広場で話していた時のこと。1人に「タバコ持ってる?」と話しかけられている間に、後方から近づいてきた仲間にカメラを盗まれそうになりました。
このことからも分かるように、街中で見ず知らずの人に話しかけられたら、まずは疑ってみることが必要です。これで、被害を未然に防げます。

4. 貴重品の管理とバッグの持ち方

大量の現金を持ち歩いたり、金目の物を身につけるのはやめましょう。パスポートも現物はホテルのセーフティボックスに預けるか、体に直に触れる場所にしまい、人前では出さないようにします。
バッグは肩からかけられるものを前にして持つとよいです。ひったくられやすいハンドバッグや、後方が見えずスリ被害に遭いやすいリュックサックは使わない方が無難です。

5. 物乞い

観光客の多い場所では、物乞いに声をかけられることがあります。相手をせずに、すみやかにその場を離れるのがよいでしょう。

6. テロ事件

世界的にテロへの警戒が強まっていますが、スペインでも過去にテロ事件がありました。被害に遭わないようにするのは難しいですが、人の多く集まる場所はテロの標的にされやすいことを常に意識し、不審な人物や物に近づかないようにしましょう。
イスラム過激派テロ組織

2004年、朝の通勤時間帯を狙ったマドリード同時多発列車爆発テロ事件は、計10回の爆発により191名の犠牲者と2000名以上の負傷者が出る過去最悪の事件となりました。アル・カイーダと関係があったテロ組織の人物たちが逮捕されています。
バスク祖国と自由(ETA)

スペインとフランスにまたがるバスク地方の分離独立を目指す過激派組織です。過去にマドリードやバルセロナ、地中海沿岸地域でテロ事件を起こしていますが、2010年にETAの幹部より武装闘争の停止発表がありました。しかし、組織が消滅したわけではなく、政府は恒久的な武装解除を要求しています。

7. 好奇心のままに探検するのはほどほどに

海外に行くと、見たことがない景色や心ひかれる路地を見つけて、つい探検したくなりますよね。気の赴くままに歩いているうちに、地元の人も近寄らない場所に足を踏み入れてしまうこともあるのが、旅行者の怖いところ。旅慣れている人こそ注意が必要です。
また、スペイン旅行の醍醐味バル巡りも、帰り道にはくれぐれも気をつけてくださいね。

地域別にみる治安情報

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