馬のヒレ肉を刺身で食べてみたら激ウマだった件 @『焼肉はせ川』小田急相模原
ちょいちょい前に流行った『台湾混ぜそば』ですが、みなさんは食べた事があるでしょうか?
恥ずかしながら筆者は、まだ食べた事がありません。
なんとなく美味しそうなイメージですが、筆者が行くラーメン専門店には、なかなかメニューに乗っていないんですよね。
と、言う訳で『台湾混ぜそば』童貞の筆者が、生まれて初めての『台湾混ぜそば』を食べに某焼肉店に行ってみました。
まずは焼肉をエンジョイすべし!
この日訪れた店は焼肉屋さんなので、まず最初は焼肉をエンジョイしましょう。
完全予約制(2名様以上)なので予約してから行くと、訪れる時間に合わせて七輪の炭を起こしてくれています。
なので七輪をガン無視して『台湾混ぜそば』だけを食べるのも非道な行いかと存じます。人として必ず焼肉は食べましょう。
しかし、あとから『台湾混ぜそば』を食べる予定なので、今回は焼肉は軽めにしてみました。
特選国産和牛『サーロイン』が檄ウマし!
最近、サーロインの美味しさに改めて目覚めた筆者は、まず『サーロイン』があったら必ずオーダーします。
サーロインは焼肉屋さんと言うよりは、どちらかと言うとステーキ屋さんや鉄板焼きの店の定番ですが、この店では比較的レギュラーメニューになっています。
サーロインの美味しさは、なんと言っても極上の脂が綺麗に刺している点ですね。カルビなんか目じゃありません。
どうですか~!
この超絶美味そうなサーロインの絵は~!
しかも、この極上サーロインはステーキばりの厚切りでカットされています。
なので中心部はほとんどレア!
焼き加減は中心が人肌くらいに温まった瞬間がベストです。食べた時に「冷たい」と思わないギリギリの温度を狙って焼くのが、焼肉奉行の勤めで御座います。
「最高の食材に対し、最高の焼き加減で答える…」
これが焼肉に対する筆者のリスペクトです。肉を七輪で炎上させる輩は、肉に対する愛が足りないと反省すべきでしょう。
網を馴らしたら『上牛タン』を味わえ!
焼肉は「牛タンから焼け!」と言われますが、その意味は
「タレではなく塩から焼いて網を汚さない」
って事であります。別に”牛タン”だけに限定した話ではないのです。
ただ世間一般では、カルビなども”タレ”で提供される事が多いので、分かりやすく牛タンと言っているだけなのです。
なので網が新品で油が馴染んでいない場合、まず最初は”脂の乗った塩味の焼肉”から焼くべきでしょう。
そして、網のコンディションが整ったら、憧れの『上牛タン』を焼きましょう。
どうですか~!
この厚みのある『上牛タン』は~!
焼きたてのコイツを食べる喜び……。プライスレスです。
二口目以降は、味の変化と脂のキレを重視して”レモン”を使うのもオススメですが、是非とも最初の一口はそのまま食べて欲しいですね。
幻の希少部位『ミノサンド』に出会えた~
壁に所狭しと貼られた多すぎるメニューの数々……。
まず初心者はこの”ランダムに貼られたメニュー”でヤラれてしまいます。
しかし、筆者レベルになると前回来た時の情報もインプットされているので、新しく追加されたメニューを素早く見抜く事が出来るのです。
『ミノサンド』(650円)
”イチゴサンド”や”タマゴサンド”と来て、次はこう来ましたか……これは筆者への挑戦状とお見受けした!
一体、どんなブツなのかは謎ですが、気になったらとりあえずオーダーで御座います。
結果、こんな感じの”ミノ”的な何かです。
若干、予想の斜め上を狙って照準したら、普通に真ん中だった件の是非……。
「おのれ孔明! 計ったな!!!」
まあ、焼肉の”ミノ”も嫌いじゃないし、むしろ好きなんで大歓迎なんですけどね。
しかし!
焼いてる時間でサクっとググると『ミノサンド』は牛一頭から400グラムくらいしか取れない、超希少部位らしいDEATH!
マジか!
やられたと思ったけど、実はやったのか俺ら? そして実食…。
「これは神々が食べるミノですか?」
ミノの食感と牛脂の旨さが混然としたカオスな美味さは、まさに異次元の美味しさで御座います。
写真を見れば一目瞭然ですが、コリコリなミノの間に脂がサンドされている部位なのです。
「こんな美味しい部位があったのか…」
筆者もまだまだ修行が足りませんね。しかし、こんな珍しい部位も食べられる店ってヤバいっすね。
馬のヒレ肉を刺身で食べてみた
割と”馬刺し”はサッパリ系のメニューなので人気があります。筆者もほぼ毎回食べる勢いです。
そして!
なんとこの日は”馬のヒレ肉”の部位があるとの事で、これは肉マニア的に是非とも食べておきたいメニューですね。
このようにメニューが豊富な店なので、目的外のダークホース的なメニューが意外と美味しかったりするのです。
結果、とにかく馬のヒレ肉は旨いです。
『馬のにぎり寿司』のサシが入った馬刺しも素敵ですが、こちらのヒレは本当に”馬肉の美味しさ”が分かる一品ですね。
しかも馬刺し専門店が見たら腰を抜かす”800円”とか正気の沙汰とは思えません。
『台湾混ぜそば』(700円)を所望する!
焼肉のノルマを達成した筆者達は、本日のメインイベントである
『台湾混ぜそば』
をオーダーします。さして『台湾混ぜそば』に関する知識がない筆者ですが、読んで字の如く”混ぜそば”であろう事は予想出来ます。
一部の人にしか分かりませんが、この焼肉屋さんで初見のメニューを待つ間の緊張感… マジ、パネェっす。
『台湾混ぜそば』を食す!!
何が出るのか楽しみなドキドキ感と、どんなモンスターが現れるのかと言う恐怖感、この両方に挟まれるプレッシャーは、ある種の麻薬のような常習性があります。
そして筆者の前に現れた『台湾混ぜそば』は……ギリ許容範囲でした(胃袋的に)この店の麺類は基本
「丼の中に麺3玉、替え玉×2がデフォ」
なので、いつもハラハラします。ハラハラするくらいなら頼むなよって話ですが、それを上回る美味しさがあるので、食べないわけには参りません。
”混ぜられない混ぜそば”に悶絶
すでに写真が先行していうので出オチ感は否めませんが、コレをどうやって混ぜろと言うのでしょうか?
「混ぜられない混ぜそばの是非」
とりあえず一枚15円の取り皿を購入し、ある程度取り分けてから混ぜる作戦を決行しました。
とにかくビジュアル通りの”具がヤバイ感”もあるのですが、何気に丼の底にある”麺3玉”を混ぜるのが難しいですね。
っていうか、ここまで”混ぜにくい混ぜそば”とか、一体なんの罰ゲームだよって話ですよ、お客さん。ほとんど”一人SMプレイ”の領域です。
食べたらメッチャ美味しかった件
そして苦労しながら混ぜた結果、こんな感じで御座います。
食べてみると……おおっ! コイツはイケてる予感です。
まず具がメチャメチャ多いので、味の複雑さがそこら辺の”混ぜそば”を遙かに凌駕していますね。
さらにチョイ辛目な味付けと、隠し味の”魚粉”のパンチ力がイイ感じです。
麺は筆者も良く行く”相模原市古淵駅”の近くの市場にある『南京軒』の太麺との事。確かにあの太麺は美味しいです。
南京軒は筆者も麺を買っているので、なんとなく仕入れ先は知っていたんですけどね。
その中でも筆者が美味しいと思っている”太麺”を合わせてくる辺り、店主のナイスなセンスが垣間見えます。
付属のスープが鬼ウマな件
そして『台湾混ぜそば』に付属のスープも美味しいですね。
この濃厚さ……そこら辺のラーメン屋よりも美味しいスープである可能性は否めません。
コイツをチョイチョイ足して味変したり、ドバっといれて普通のラーメン風にするのも『台湾混ぜそば』の特徴です。
若干、麺が凄く多いのとスープが濃厚過ぎる為に、スープが全部持っていかれてしまい、必殺の”ライス投入”で締める事は出来ませんでしたが、お腹も一杯になったのでヨシとしましょう。
毎度思い知らされる、料理全般のクオリティの高さは流石ですね。本日も最高のラーメンを食べられて、筆者も満足で御座います。
厨房から聞こえる陽気な口笛に戦慄が走る!
すでに焼肉を堪能し激ウマな馬刺しも食べて、もはや満腹かつ大満足な筆者達は、厨房から聞こえる口笛に戦慄を覚えます…。
「今日も始まったか…」
料理好きの店主が繰り出すスペシャルな料理を、イイ感じにガッツリ綺麗に食べると、店主のモチベーションも高まります。
サービス満点の店主が、更にパワーアップして繰り出すサービスほど恐ろしいモノはありません…。
陽気な口笛も、我々には地獄へ続く道への”DEATHマーチ”でしかありません。あえて言おう!
「厨房から口笛が聞こえたら覚悟しろ!!!!!」
『台湾混ぜそば』に台湾の麺が追加だと?
すでに何度も経験しているので、もはや玉砕覚悟の筆者達は『自家製ジンジャーエール』を飲んで、少しでも胃腸の調子を回復させます。
他に出来る事は何もありません。
そして写真の料理が現れました!
なんでも台湾の乾麺だそうで、このピロピロな感じの麺が面白いですね。
死に直面している筆者達には、ピロピロ感すら1㎜たりとも面白くないのですが、コイツと差し違えてでも完食するのが”ハセリスト”の運命と言っておきましょう。
台湾の麺が美味しくて感動!
すでに丼のタレやスープは空になったのですが、最初に提供された味変アイテム”魚粉”と”タレ”により、味付けの方は問題ありません。
しかも!
またまたスープがサービスされる奇蹟に、全俺が色々な意味で泣いた感じです。今度はかなり濃厚な”豚骨”で来ましたね。
ちょっと置くと表面に膜が張るくらいの濃度で、トロットロで御座います。胃袋的にはキッついのですが、このスープは有り難いですね。
まずは麺をタレと魚粉で混ぜて食べてみます。店主は乾麺だからあまり美味しくないと言っていましたが、コイツはなかなかイケる麺ですね。
幅広なだけでなく、両端はさらに圧延をかけてピロピロってるので、スープやタレとの絡みは抜群です。
気になる”台湾の麺”の味ですが、感じとしてはラーメンの麺と言うよりは”ワンタンの皮”みたいなツルツル感があって、誠に美味しゅう御座います。
ちょっと飽きて来たら”超濃厚豚骨スープ”を加えて、ラーメン風に頂きます。スープを入れると最初の『台湾混ぜそば』の辛さが蘇りました。
さらに魚粉を追加し、味に変化を加えて美味しくフィニッシュで御座います。
『台湾混ぜそば』 総評
前菜の焼肉、とくに『ミノサンド』にも感動しましたが、極上の馬刺し(ヒレ肉)も最高でしたね。
そしてメインの『台湾混ぜそば』にも満足です。チョイ辛目な味付けのタレと、炒めた挽肉にキャベツは麺と相性が良く、非常に美味しい”混ぜそば”をエンジョイ出来ます。
さらに付属のスープ、今回はチャレンジ出来ませんでしたが”御飯”を追加したりすると、更に色々な味が楽しめるのでボリュームがあっても飽きる事がありません。
是非、みなさんも電話で予約してから『焼肉はせ川』に訪れて、店主自慢の焼肉や『台湾混ぜそば』を食べてみて下さい。
『焼肉はせ川』(完全予約制)
住所:神奈川県相模原市南区相模台4-11-6
営業時間 17:00~22:00
定休日:水曜日
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(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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