『無限の住人』が三池崇史×木村拓哉で実写映画化! 「我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強」
沙村広明先生の伝説的コミック『無限の住人』が監督・三池崇史、主演・木村拓哉で映画化。週の始まり月曜日からビッグなニュースが飛び込んできました!
『無限の住人(むげんのじゅうにん)』は、1993年から2012年に「月刊アフタヌーン」(講談社刊)で連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により「時代劇」というジャンルを超え、一躍剣客アクションコミックとして話題を呼び、単行本(全30巻)の累計発行部数が約500万部のカリスマコミック。
舞台は江戸時代の日本ながら、奇抜な衣装を身にまとう登場人物や独創的な武器が多数登場する独特の世界観、また、一番の特徴である主人公・万次が不老不死の肉体を持つという点から、実写映画化の企画は何度となく持ち上がるが、全30巻の原作を映像化することは至難を極め、なかなか実現には至らなりませんでしたが、今回ようやく実現! 2017年の公開が予定されています。
三池崇史×木村拓哉の超豪華かつ異色タッグはどうなる?!
実写映画化に挑むのは、2013年に公開された『藁の楯 わらのたて』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、国内外で高く評価される、我らが三池崇史監督(55)。長年勢力的に活動を続け、現在、来年GW公開のアクション大作『テラフォーマーズ』を手掛ける一方で、本プロジェクトを始動させます。
主人公は、<百人斬り>の威名を持つ伝説の侍・万次。唯一の肉親である妹を眼前で殺され、自らも満身創痍で仇を討つ。そこに謎の老婆が現れ、「そう死に急ぐこともなかろう」と不老不死の肉体を与えられ、無限の命を生きることになります。実
写化実現の大きな理由のひとつには主人公の万次を演じる木村拓哉さんの存在が大きいそう。小岩井宏悦プロデューサーは「<死なない侍>という存在が数十年もトップの俳優として色あせない彼の存在感と重なり、アクションを具現化する身体能力、色気、この作品が持つ哲学を支えることができる人間力など、確かに彼しかいない」と、キャスティングの理由を明かしています。
木村さんにとっては、時代劇映画としては2006年に公開され興行収入41億円を記録した『武士の一分』(山田洋次監督)以来約10年ぶりの主演。原作について木村は「好きな世界観。万次を“死ねない”と考えるか、“不死身”ととるかは一線上にあると思う」と作品のテーマに触れ、今回演じる万次については「今の社会では想像できないものすごい<痛み>を背負っているキャラクターなので、思いきりと、バランスの取り方をうまくやらないと、観てくださる方に納得してもらえない」とコメント。
また、「自分の“個”はあるが、現場では監督の求める“素材のひとつ”。共演者、スタッフと集中して現場に臨みたい」と、初タッグとなる三池監督へ大きな信頼を寄せています。
三池監督は初タッグとなる木村さんについて「昭和と平成を串刺しにするスーパースター・木村拓哉を用心棒につけた我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強」と、原作になぞらえて木村への大きな期待をよせています。
気になる原作者・沙村先生のコメント!
原作者、沙村先生は今回の実写映画化について、
「原作は22年前に始まった自分の処女連載作品なので、いま読み返せば至らぬ点が山のようにありますが、映画がそれらをフォローし、かつ映画ならではの醍醐味を様々に付加していただければ幸いです。大好きな監督さんと日本最高峰の主演、才能ある様々なキャストとスタッフの力を借り、『無限の住人』に再び命が吹き込まれるのを心から楽しみにしています」
とコメント。三池監督の事を「大好きな監督さん」と表現し、実写映画化を楽しみにしているとのことです。それにしても『無限の住人』が処女連載作って……才能ハンパねーッ! これは楽しみに待ちましょう。
(C)沙村広明/講談社 (C)2017映画「無限の住人」製作委員会
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