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日本初上陸! オーストリア発の王家御用達ベーカリー「マーチエキュート神田万世橋」

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学生時代からはや10年以上御茶ノ水に通い続け、おいしいと評判のお店をグルメサイト片手に食べ歩くことをライフワークとしているワタクシ。「蕎麦」の某名店をはじめ、沢山の老舗がひしめくこの界隈。そんな中、400年以上という「超弩級」の歴史を誇る老舗ベーカリーが、2015年9月5日(土)に東京・神田にある「マーチエキュート神田万世橋」に海外初出店するとの情報をキャッチ! 新しいお店と老舗の看板に弱いワタクシは早速現場に潜入することに……。

 

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外観の様子

 

そもそも「ホーフベッカライ エーデッガー・タックス」ってどんなお店?

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街自体が世界遺産にもなっているオーストリアの古都グラーツで、最古のベーカリーと呼ばれている「エーデッガー・タックス」。公式な記録では1569年創業ですが、実は14世紀には営業していたとも言われており、その気の遠くなるような長い歴史は驚きです! 「ホーフ(王の)・ベッカライ(ベーカリー)」の名の通り、1888年には「オーストリア-ハンガリー帝国御用達」の称号を授与されています。店名と一緒に描かれているのはハプスブルク家の象徴「双頭の鷲」。このエンブレムを掲げることができるのは、王家御用達のお店だけなのです。

 

そんな老舗ベーカリーの海外初出店のパートナー・野澤シェフとは?

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王家御用達という栄誉に誇りを持ちながらも、それに甘んじることを良しとせず、海外進出の夢を抱いていた9代目のロベルト・エーデッガー氏。2012年に初めて日本を訪れた際、ウィーン菓子店「Neues(ノイエス)」の野澤孝彦シェフと出逢います。オーストリアやドイツの名店で修業を重ねた野澤氏と「オーストリアの食文化を一過性のトレンドではなく文化として広めたい」という情熱で繋がったふたり。業務提携を結び、本来は門外不出であるレシピをエーデッガー氏から直々に伝授された野澤氏の手により、グラーツ本店の味がそのまま日本で再現されています。

 

本店と同じ伝統レシピで作られる「ハンドカイザー」は必食!

一般的には「カイザーゼンメル」と呼ばれるドイツ語圏の「食パン」的な存在なのですが、こちらではひとつひとつ手で成形するため「ハンドカイザー」と呼ばれています。ほかのお店がスタンプで型押しするらせん模様を、手仕事にする事で立体感のある王冠型の美しい見た目だけでなく、焼き上がり時の生地のきめ細かさが生まれるのです。実際に食べてみると外はパリッとした歯ごたえを感じ、中は小麦の香りを感じるモチモチ食感です。

 

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「ハンドカイザー」(200円)

 

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「ハンドカイザー ごま」(220円)

 

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「ハンドカイザー ザルツ」(220円)

 

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「ハンドカイザー けし」(220円)

 

本店では食べられないメニューもそろう

「ハンドカイザー」をはじめレシピの大半は、王家御用達の称号を授かった時から今も変わらず受け継がれているとの「エーデッガー・タックス」。当時の王家の食卓に並んでいたパンと同じものを食べられるなんて感慨深いですが、初の海外進出となるマーチエキュート神田万世橋店の魅力は、忠実に再現された伝統の味だけではありません! 栄誉ある伝統を守りながら、それに甘んじることなく、「海外で展開するからには本店と違う味も提供したい」というエーデッガー氏の意向から数々の「日本限定」メニューがラインナップされています。

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