『王族BAND』と『[Mint]』が合体! どうなる『ニコニコ大会議 in 台湾』
今月22日、『ニコニコ大会議2011 in 台湾』が行われる。 これは今まで行われた大会議の有終の美を飾る『ニコニコ動画』の一大イベントだ。 なんでも『ニコニコ動画』の台湾での人気は凄まじいものがあるらしく、日本円に換算して5800円のリアルチケットも”瞬殺”で売り切れてしまった。 更に今回は大会議でお馴染みの2大バンド『[Mint]』と『王族BAND』が合体し、『王族ミント』として臨むという。 果たしてどのようなものになるのか? 今回はそのバンドに所属し、大会議へ向けリハーサル中のティッシュ姫さん、紅い流星さんに奏者としての経歴や過去の大会議も振り返りつつ、その意気込みをお聞きした。
紅い流星さん
『[Mint]』リーダーで名前の由来ともなった紅いキーボードをこよなく愛するキーボーディスト。 バンドとして幅広いジャンルの音楽をこなし、様々な音源を使いこなす姿勢にボーカル陣からの信頼も厚い。 詳細は伏せるが、どうやら亀が好きな模様。
【ニコニコ動画】紅い流星の「こうやって弾け!!」 Vol.1 「スプリット/レイヤー」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm10956032
ティッシュ姫さん
『王族BAND』メンバー。 その美貌と太ももの美しさに目を奪われがちだが、それよりも何よりもベース奏者としての高い技量が評価されている。 その見た目から性別に関しては様々な論争も巻き起こって来たが、ファンの間では「性別は姫」ということで落ち着いているらしい。
【ニコニコ動画】俺の嫁がTEST&海賊王両氏のTRUTHセッションにベースで参加させてもらった
http://ext.nicovideo.jp/watch/sm1546106
-いつから楽器を始めたのでしょうか?
紅い流星(以下:紅)幼稚園のときくらいですね。 家にピアノがなくて小さなキーボードで中学生くらいまでなんとかやっていました。 高校では軽音部でギター・ベースをやって、またピアノやキーボードに戻りました。
ティッシュ姫(以下:テ)高校に入ってクラスで女の子から「バンドをやろう」と誘われて、軽音部的なところに入ったんですね。 ところが入ってみると男の子のバンドもあり、何故か親近感が沸いたのでソチラに参加をしました。 そこからオリジナルバンドをやっていたんですが、ふと「真剣度が足りないんじゃないか?」とバンド活動をやめてしまったんですね。 ただ、その一年後くらいに出来た仲間がアニヲタで(笑) 「アニソンバンドをやろう」と。 そこでニコニコ動画を知りましたね。
-紅い流星さんは、どのような経緯でニコニコ動画に?
紅:僕はアニメを見たかったんですね。 『こち亀』と『タートルズ』が見たくて……。 その傍らに「演奏してみた」(ユーザーが自身の演奏を動画投稿するジャンル。 他にも「歌ってみた」や「踊ってみた」などもある)もチラチラと見てはいたんですが。 その頃に赤いキーボードを凄く安く手に入れて。 弾いて遊んでいるうちに「ギターみたいな音色にしてファイナルファンタジーを弾いてみたら面白いんじゃないか?」と思って動画をアップしたのが始まりですね。
-今まで参加された大会議の印象はどうでしょう? また一番思い出深い大会議は?
テ:その前に有志のライブにいくつか出ていたんですよ。 『[Mint]』とも一緒にやったりしましたし。 そこを経てのライブだったので第一印象は「あ、お金かかっているな」と。 お客さんの反応は、一番最初が大きかった(JCBホール)こともあって凄かったですね。 思い出深いのは「それはRockか?(『ニコニコ大会議2010秋~それはロックか?~』)」です。 あのライブはフルバンドだったので。 バンドってきれいに聞こえる分、凄いリスクが高いんですよ。 場合によってはボーカルが潰されちゃうし、安全策ではカラオケの方が良いんで、良く思い切ったなと。
紅:そういう意味で『[Mint]』は、最強のインストバンドと最強のバックバンドを目指しているところはありますね。
-『[Mint]』はロック、ジャズなんかもやりますが、『王族BAND』はサウンドやイメージがロックな感じですよね。
テ:丁度その頃に、アルバム制作など色々あって心持ちにも変化が生まれて『”新生”王族BAND』という意識が芽生えたのも(それはロックか?が思い出深いとした理由でも)ありますね。
-紅い流星さんは如何ですか?
紅:大会議(凹)ですね。 曲数も多くて自分の鍵盤だけで原曲を再現するっていう挑戦をしたんですよ。 でも、それってあんまり伝わらない(笑) 原曲をやってみても当たり前と思われてしまうので。 ただ公演後に(会場にいた)小室みつ子さんや浅倉大介さんに評価して頂いたので報われたなぁと。
-そういった経験を踏まえて、今回ついに海外での公演となりますが意気込みは?
紅:僕はそもそも海外に行ったことがないので凄いワクワクしています。 台湾でライブした人の話を聴くと反応が物凄いようなのでそれも楽しみですね。
テ:昔、韓国でライブをしたことがあるんですが、ただそれは身内といった感じだったので、それと比べての規模の大きさは気になります。 大会議として初めての海外なので、現地にいる人にも楽しんでもらいたいし、日本でもネットチケットで見れるので……、そう考えるといつもと変わらないのかな(笑) 頑張ります。
紅:ネットチケットって便利ですよね。 最初の大会議かな? 『smiling』をやっている時に普通のライブと同じようにお客さんと一体化して楽しかったな、と思って。 ただそこから家に帰って、ネットでもう一度見たときに、弾幕を見て「ここでも一つになっていたんだな」と。 ライブ会場で見るのも凄いですけど、ネットチケットで見ても凄く良いもんだと思いました。
-今回は『王族ミント』として望む訳ですが、そこらへんはどう思っていますか?
紅:僕らは別に初めてやる訳ではないので……。 元々一緒に動画を作ったりもしているので、久しぶりに一緒にやれる楽しみっていうのはありますね。
テ:そうそう、このメンバーでやったこともあるしね。 その時やった曲も今回あるし楽しみですね。
-最後にお二人から自分の見所を教えて下さい。
紅:僕は今回キーボード1台で全ての曲を演奏します。 元々1台のキーボードで全部をこなすってスタイルが好きなので。 「1台でこんな色んな事ができるのか」というところを見て欲しいですね。
テ:台湾に向けて新パンツが公開されるかもしれないです(笑)
-最後になんという(笑) お二人とも有難うございました!
『ニコニコ大会議2011 in 台湾』は5月22日(土)に行われる。 どのような新サービスの発表や演奏があるのか。 またアツイと噂の現地台湾の反応も気になるところだ。 一般有料シートは1500ニコニコポイント、出演者が運営コメントをしてくれるスペシャルシートは2000ニコニコポイントとなっている。 是非ネットチケットで大会議を堪能してみて欲しい。 詳細はオフィシャルサイトから。
ニコニコ大会議オフィシャルサイト
http://www.nicovideo.jp/daikaigi/
インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。
ウェブサイト: http://com.nicovideo.jp/community/co7201
TwitterID: higeoyaji
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