[PR]プロジェクターは“色の明るさ”をチェック 3LCD方式と1チップDLP方式で食べ物の写真がおいしそうに見えるのはどっち?
エプソンのプロジェクター『EB-W420』。他社の主な投写方式のプロジェクターと比べて「最大3倍カラーが明るい」「最大3倍色域が広い」というのが売りで、明るい部屋でもくっきり鮮明に映るのが特徴です。ガジェット通信は、『EB-W420』の色の明るさを体験するべくレビューを実施。他社の主要な方式の製品と比べて、よりおいしそうに食べ物の写真が映るのはどちらなのか検証してみました。
1チップDLP方式と3LCD方式
実はプロジェクターにはさまざまな投写方式があります。その一つは“1チップDLP方式”。ミラーのON/OFFで光の投写を切り替える“DLPチップ”という光半導体のチップ1つと、RGBの3色に色分けされた“カラーホイール”と呼ばれる部品を使用して、光が通過したカラーホイールの色を投写するという仕組み。白色のみを投写する場合はランプの光をそのまま投写するので明るく映る一方、カラーを投写する場合は、表示したい色のカラーホイールに光が当たるときだけDLPのミラーをONにするため、暗くなってしまいます。
『EB-W420』が採用している3LCD方式は、ランプから出た光をRGBの3色に分解して、それぞれの色に割り当てた液晶パネルを透過させることで形と動きを生成します。分解した光はプリズムで合成されて投写されるので、常時フルカラーで投写が可能。これにより、1チップDLP方式よりカラーを明るく投写することができ、「白色のみを投写する場合」と「カラーを投写する場合」で同じ明るさを実現しているのです。
※画像:エプソンプロジェクターのサイトより引用
食べ物の写真を並べて投写
実際に写真を投写してみて、3LCD方式の『EB-W420』と、1チップDLP方式の他社製品でどちらが色が明るく見えるかを検証してみます。写真左が『EB-W420』で投写したもの、写真右が他社製品で投写したもの。カタログのスペックは、『EB-W420』は3000ルーメン、他社製品は3200ルーメン。輝度はどちらも同等に設定し、同じ明るさで投写して比較してみます。
投写してみる写真は、これまでガジェット通信記事に掲載してきた食べ物の写真を使用。3LCD方式と1チップDLP方式で、どちらがおいしそうに見えるのでしょうか。
見るだけでヨダレが……おいしそうな写真の数々
これまでさまざまな食べ物を記事で紹介してきたガジェット通信。編集部スタッフよりすぐりの“おいしそうな写真”を集めて投写してみました。
・肉
破壊力ある食べ物写真といえば“肉”。読者の食欲を刺激してきた肉の写真をピックアップしてみます。
周二郎探検隊記者が撮影した松阪牛のすき焼き肉、srbn記者が撮影したサーロインステーキ、wosa記者が撮影した『がぶ丼』の写真をそれぞれ投写してみました。生肉の赤身とサシのコントラスト、レアに焼けたステーキの断面の赤、オージービーフのモモ肉をスライスした『がぶ丼』の花のような赤身、いずれも3LCD方式の方が赤色が引き立ち、おいしそうに見えます。
続いてハンバーガーの写真。wosa記者が撮影した『ビストロ風ハンバーグサンド』(KFC)、ジャイアントサイズの『オーク ドア バーガー』(オーク ドア)をピックアップして投写してみました。『ハンバーグサンド』はパティのソースの照りとレタスのみずみずしさ、『オーク ドア バーガー』はパティのほかにフライドオニオン、ベーコン、チーズ、レタス、トマトといったバラエティ豊かな具材のいろどりが食欲をそそるポイントなのですが、どちらも3LCD方式の方が圧倒的においしそう。
・ラーメン
続いてラーメンの写真を探してみました。ここでは、wosa記者が撮影した『マルちゃん正麺』(東洋水産)、『次世代棒ラーメン』(マルタイ)の写真をピックアップ。全体的な温かさ、澄んだスープのシズル感、具材のネギやホウレンソウの青、タマゴの黄身の明るさなど、3LCD方式の方がおいしそうに見えます。
・海鮮
肉系が続いたので、魚料理もチェックしてみましょう。wosa記者が撮影した刺身の盛り合わせと寿司の写真。マグロの赤身やエビの赤、白身の鮮やかさなど、食欲をそそるのは3LCD方式の方でした。
・スイーツ
今度はスイーツを見てみましょう。フヅキ記者が撮影した『丸ごとヤシの実のココナッツプリン』(HONG KONG SWEETS 果香)、wosa記者が撮影したデザートビュッフェ(ヒルトン東京)の写真をピックアップ。イチゴやスイカの赤、マンゴーの黄、イチゴのヘタやキウイの緑といたフルーツの鮮やかな色が楽しめるのは3LCD方式。
・その他
ほかにも、wosa記者が撮影したうどんやうな重の写真を投写してみました。ここで気づいたのですが、どちらの方式でも明るく白く映っている部分、うどんやご飯の色がコントラストよく映えて、かつ温かみを感じるのは3LCD方式ということが分かりました。
おいしそうに見えるのは3LCD方式
一番違いが分かりやすかった寿司の写真で、改めて比較してみます。3LCD方式はすべての色が明るく表示されるため、鮮やかで温かい色味に感じます。1チップDLP方式は暗く、特に赤がドス黒く映るため、鮮度が落ちたような印象に。明るく映せるはずの白も、全体に色が暗く映るため、あまりおいしそうに映えません。
プロジェクターの用途はさまざまで、食べ物の写真を映す機会はそんなに多くないかもしれません。それでも、写真や映画を映してみたい、せっかく作ったプレゼン資料を鮮やかに見せたい、というニーズは多いはず。プロジェクターを選ぶなら、店頭で3LCD方式の製品も映してから検討してみてはいかがでしょうか。
明るさ別プロジェクター選び|エプソン
http://www.epson.jp/products/bizprojector/select/
宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
ウェブサイト: http://mogera.jp/
TwitterID: shnskm
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